AI技術搭載パターの新モデルが登場! キャロウェイゴルフは、オデッセイブランドより「Ai-ONE TRI-BEAMパター」シリーズを2024年4月下旬から順次、全国のキャロウェイゴルフ取扱店とオデッセイパター オンラインストアにて発売すると発表しました。 「Ai-ONE TRI-BEAMパター」幅広ブレードの「DOUBLE WIDE」(左)「2-BALL」のセンターシャフトタイプである「2-BALL CS」(右) 発売されるのはオデッセイで主力となっているオフセンターも芯のようにしてしまう「AIインサート」とフェース面がブレにくい「ラケットホーゼル」という2つのテクノロジーを搭載した、「Ai-ONE TRI-BEAMパター」と「Ai-ONE MILLED TRI-BEAMパター」の2モデル。ラインアップは「Ai-ONE TRI-BEAMパター」が8種類、「Ai-ONE MILLED TRI-BEAMパター」が5種類です。 同社によると、ミスヒットに対する強さと思いどおりのボールスピードと方向性を安定して実現でき、カップインの確率や3パットを打たない確率がこれまで以上に高まるといいます。 【写真】あなたが好きなヘッド形状はある? オデッセイから登場した新パターの全画像を見る(49枚) 両モデルとも、すべてスチールでつくられた、新しい「STROKE LAB ...
やはり、好調です!! 2023年11月16日に姿を見せる先行公開。そして12月21日の正式発表から約3カ月、2024年3月22日についに発売開始となったホンダWR-V。発売前からの予約受注数がこのたびホンダから公表されたが、「早くもファンの心をつかんでいる!」ような人気ぶり。加えて「新たな策」がある予感!? 文・写真:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ ■期待値の高さがクッキリと。早くもファンを獲得したWR-V 好調発進のWR-V。手前がZ+グレードで、奥がZグレード。最上級のZ+でも248万9300円という価格なのじゃよ! 「受注台数は約9000台でして、受注好調でございます。先行受注は2023年12月11日より開始しています」……と話してくれたのはホンダ広報部。おぉ~。いい数字じゃないですか~! WR-Vはインドで製造される新規モデル。それの日本導入となると、とかく「先代モデルから続く安心・安定感」を求める傾向もある日本人には、やや馴染めないかもしれない。 それを差し引いても、受注台数約9000台はいい数字だと思う。WR-Vに対する期待値の高さの現れであり、早くもファンを獲得した! と言っていいと思うワケです。 ホンダSUVで売れ筋といえばヴェゼル。それとほぼ同サイズの全長4325×全幅1790×全高1650mmというコンパクトモデルで、ヴェゼルと違い、カクカクした四角さを注入したデザイン。ガラスエリアが小さく、逞しさあふれるスタイルだ。 さらにヴェゼルとの差別化はパワートレーン。販売のほとんどがe:HEVというヴェゼルに対し、WR-Vは1.5L、直4ガソリンのみで、FFのみ。だから、価格設定が低め。これもヴェゼルとの大きな差別化なんです! ■コスパの高さには驚くが、「真の実力」を発揮するのはこれから!! これが一番人気! 中間グレードのZ。234万9600円には見えない佇まい。筆者個人的にこのホワイトボディが大好き! 価格は209万8800円。……N-BOXの価格じゃないっスよ。WR-Vの価格です!! 全部で3グレードあり、X=209万8800円、Z=234万9600円、Z+=248万9300円という価格帯。一番高いものでも250万円切り。驚きですよ! 2023年2月の記事でも紹介したが、受注台数のなかで一番人気グレードは上の写真。中間グレードのZ(234万9600円)。実に55%と半分以上を占めている。 フロント&サイドのアンダーガーニッシュ、LEDフォグライト、17インチアルミホイール(切削タイプ)などが標準装備。それでいて室内質感も悪くない。このコスパの高さはハンパなしで、55%という数値も納得! ……さて。インドからやってきた注目ルーキー、WR-V。受注台数約9000台という数字をまず得たわけだが、まだまだこんなもんじゃない! と、自称「WR-V大好き人間」の筆者は思う。 ...
日産の高級車ブランド「インフィニティ」から 日産の高級車ブランド・インフィニティは2024年3月20日、SUVの新型「QX80」を米国で発表しました。 【ここまでド迫力顔!!】新型QX80、画像で見る! インフィニティの新型QX80(画像:日産)。 QX80は日産がつくるSUVのなかで最大、最高級に位置付けられる3列シートモデル。レクサスの「LX」やレンジローバーなどに対抗する高級SUVです。 今回は、前面の巨大なダブルアーチグリル、細長いヘッドライト類、車体に埋め込まれたフラッシュドアハンドルなどでエクステリアも一新。キーを持ってクルマに近づくと、フラッシュドアハンドルが自動的に出現し、フロントのエンブレムやヘッドライトのLEDによって乗員を迎え入れる光の演出があるそうです。 ダッシュボード上には14.3インチのディスプレイが2個搭載され、これらに車体前方側面の様子を映し出す「フロントワイドビュー」は世界初の技術だそう。フード部分が透過して前方を確認できる「インビジブル フード ビュー」や、フロントカメラの映像を写真やビデオとして記録し、SNSなどにシェアできる「ジャーニー ダイアリー」機能などがあるといいます。 また、車内の天井に組み込まれた赤外線センサーが乗員の体温を検知し、エアコンの温度と風量を調節して2列目に快適な空気を送る「バイオメトリック クーリング」も、セグメント初のテクノロジーとして強調されています。 パワートレインは最高出力は450ps、最大トルクは516lb-ftをたたき出す3.5Lツインターボエンジンに、9速ATの組み合わせ。これを支えるのが、走行シーンに合わせて車高調整ができる電子式エアサスペンションと、ダイナミックデジタルサスペンションです。 前者は、乗員の乗降時は更に車高を下げて乗り降りや荷物の載せ降ろしを容易にしたり、オフロード走行時には通常より車高を2.4インチ上げて走行性を確保したりすることができるそう。そうした車両の動きに合わせ、ダイナミックデジタルサスペンションが電子制御でダンパーの減衰力を自動調整を行うということです。 さらに、様々な運転支援技術に加え、インフィニティとして初となる「プロパイロット アシスト 2.1」を搭載。高速道路ではハンズオフドライブを可能だといいます。 QX80は2024年夏以降、米国で発売の予定。価格は8万2450ドル(発表日レートで約1240万円)です。
N-BOXからヴェルファイアに乗り替えるときの注意点は まず軽自動車であるN-BOXから、大型ミニバンのヴェルファイアに乗り替えた際に、どのような点が変わってくるのか、というところから確認します。 大きく変わってくるのが維持費の面です。詳しくは後記しますが、車のサイズが大きくなればそれに伴って多くの費用が増えます。 また、車が大きくなることの弊害として、取り回しが悪くなるという欠点があります。現行型のN-BOXとヴェルファイアの最小回転半径(ハンドルを全開に切った状態でどれくらいの円を描くか。小さいほど小回りが効く)を比較してみると、N-BOXは4.5m(カスタム)に対しヴェルファイアは5.9mと大きくなります。ボディサイズも大きく異なりますから、車のサイズ感や取り回しに慣れるまで運転しにくく感じる人もいるかもしれません。 N-BOXとヴェルファイアの維持費比較 それでは実際にこれら2車種の維持費がどれくらい変わっていくのかをシミュレーションしてみましょう。N-BOXはカスタム、ヴェルファイアはハイブリッドのZ Premierグレードで比較します。 税金面 年1回納める自動車税は、軽自動車であるN-BOXは1万800円、ヴェルファイアは4万3500円と約4倍となります。これに加えて車検ごとに納税する自動車重量税は、N-BOXは6600円、ヴェルファイアは4万9200円と約7倍となります。 税金についてはエコカー減税を考慮していませんので実際とは異なる場合がありますが、基本的にヴェルファイアのほうが税負担は重くなるということになります。 燃費面 車に乗れば乗るほど、かかってくるのがガソリン代です。下記で燃費の比較をしてみます。年間1万km、レギュラーガソリン1リットル164円でシミュレーションした結果です。 __N-BOX(燃費21.5km/l):1万km÷21.5km×164円=7万6279円 ヴェルファイア(燃費17.7km/l):1万km÷17.7km×164円=9万2655円__ N-BOXはガソリンエンジンであり、ヴェルファイアはハイブリッドなので燃費にそれほど差はありませんが、約1万6000円の差が生じています。これがガソリンエンジンだった場合、燃費はN-BOXの約半分、しかもハイオク仕様のため、1年間でかかる燃料代は2倍以上となります。 保険料 任意保険料も車種が変わると変わってきます。損保ジャパンの簡易シミュレーションで計算した結果、以下の通りとなりました。 __N-BOX:7万9080円 ヴェルファイア:13万2720円 ※シミュレーション条件:40歳、ゴールド免許、日常レジャー使用、10等級、車両保険あり__ ...
ひと工夫が盛り込まれた「カーアクセサリー」の注目作を厳選して紹介している当コーナー。今回は、「車載用Android端末」の注目作を紹介する。これが何なのか、何ができるのかを解説しながら、お薦めの新作をピックアップする。 さて、ここで紹介する「車載用Android端末」とは何なのかというと……。 これはつまり、Apple CarPlayとandroidautoに対応した車載メインユニット(以下、「CarPlay対応機」)にて使える機器のことを指す。 ところで「CarPlay対応機」では、スマホを接続するとスマホアプリの表示を車載機のモニターに映し出せて、アプリの機能のほぼすべてを車載機のモニターにて操作できるようになるのだが、1つ弱点も持っている。それは「ナビアプリ以外の動画系アプリには対応していないこと」だ。 とはいえ「CarPlay対応機」にHDMI端子が備わっていれば、不満は出にくい。スマホのミラーリングを行えるので、動画系アプリはミラーリングにて楽しめる。しかしトヨタ車純正ディスプレイオーディオではHDMI端子も映像の外部入力端子も非装備なので、ミラーリングを行うのは困難だ。 でも「車載用Android端末」を使えば、話が変わる。「車載用Android端末」に動画系アプリをインストールしそれを「CarPlay対応機」にUSB接続すると、動画系アプリもナビアプリやミュージックアプリと同様に車載機にて楽しめるようになる。つまりこれら「車載用Android端末」は、「CarPlay対応機」に備わっている“動画系アプリを使えなくするリミッター”を解除できる、というわけなのだ。なのでいわゆる「テレビキャンセラー」も不要だ。 では、その注目作を4つ紹介しよう。1つ目は、「スマート」の『T-box』(税抜価格:5万4780円)だ。こちらはデザインがスタイリッシュで機能も豊富だ。GPS&グロナスを内蔵し、SD&SIMカードスロットも装備するのでSDカードに収録した動画データ等の再生も可能で、当機自体で通信も行える。 そしてその最新モデル、『T-box with HDMI』(税抜価格:6万280円)が4月上旬に発売される。当機はHDMI出力端子も備えるので、これにて映し出せる映像をリアモニター等へと出力できる。 また、「フィールド」も人気モデルをリリースしている。1つは、スタンダード機の『VISIT・ELA-V12』(税込価格:6万6000円)で、もう1つはHDMI入出力端子を備えた『VISIT・ELA-H3』(税込価格:9万9000円)だ。 なお『VISIT』も両機ともにSIMカードスロットを装備する。そしてメモリーと内蔵ストレージのスペックが高い(8GB/128GB)。パワフルな「車載用Android端末」をお望みならばこちらが狙い目だ。 今回は以上だ。次回以降も気の利いた「カーアクセサリー」を厳選して紹介していく。お楽しみに。
ABB FIAフォーミュラE世界選手権「Tokyo E-Prix」(3月30日~31日に開催)に挑戦する唯一の国内メーカーである日産自動車がスペシャルイベント「NISSAN FORMULA E ROPPONGI CIRCUIT」を開催した。会場には白石麻衣さんが登場し、声援を電力に変換して日産チームに届ける「VOICE CHARGE」に挑戦。日産の勝利を後押しした。 「NISSAN FORMULA E ROPPONGI CIRCUIT」の様子 日産が3月21日に開催した「NISSAN FORMULA E ROPPONGI CIRCUIT」には東京都都知事の小池百合子さんと女優の白石麻衣さんが登場した フォーミュラEのマシンが六本木に登場! イベントの舞台となった六本木ヒルズアリーナ(東京都港区)には、全長110mのオーバル型特設サーキット「NISSAN ...
2024年3月18日、メルセデス・ベンツ日本は最新世代の2ドアクーペ「CLE」を発表して発売を開始した。 メルセデス・ベンツ伝統のクーペらしいプロポーション メルセデス・ベンツの2ドアクーペ伝統のプロポーションが流麗な、CLEクーペ。 CLEクーペは、メルセデス・ベンツがこれまで築き上げてきたクーペの伝統や歴史を受け継ぐモデルだ。革新的なコンセプトとテクノロジーを採用しながら、クーペならではの美しく伸びやかなデザインや専用の快適装備や、スポーティな走行性能を備えた最新世代の2ドアクーペだ。 ドイツ本国やヨーロッパでは、Cクラス クーペとEクラス クーペの後継として2023年7月にワールドプレミアされ、同年11月から販売されており、日本導入も時間の問題とされていたが、いよいよ日本デビューを迎えた。 そのプロポーションは、メルセデス・ベンツの2ドアクーペ伝統のロングホイールベース、ショートオーバーハング、ロングボンネットを採用。最新メルセデス デザインの基本思想である「センシュアル ピュリティ」によって磨き上げられ、ダイナミックかつエモーショナルなスタイリングを形成している。外寸は、全長4850×全幅1860×全高1420mm。 フロントまわりでは、立体的なスターパターンを採用したワイドなAシェイプのグリル、わずかに逆スラントしたシャークノーズ、スリムなフルLEDヘッドランプ、空力性能に優れたエプロン、そしてボンネットのパワードームなどが力強い印象を与える。 サイドビューでは、ヘッドランプ/リアコンビランプからそれぞれ伸びる前後のライン、ドアパネル下部を後方に向かって僅かに上昇しながら貫くライン、これら3本のラインが伸びやかなサイドの優美な曲面に絶妙なエッジを加えて面の美しさを強調している。 リアは、力強く張り出したフェンダーと先進的なデザインのエプロン、左右をダークレッドのトリムでシームレスに繋いだ2ピースデザインのスリムなリアコンビランプが、上質で存在感のあるリアエンドを形成している。トランクリッド後端にはボディ同色のスポイラーリップも備わる。 専用デザインのスポーツシートも標準装備 フロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用(本革はオプション)。 インテリアは、プレミアムクーペのスポーティさを引き立てるドライバーオリエンテッドなコクピットデザインを採用。人間工学に基づいて配置された12.3インチと11.9インチの2つの高解像度ディスプレイがコックピットを先進的かつ機能的に引き締める。しかも後者はドライバー側に6度傾けられている。 フロントシートには、専用開発のスポーティなデザインを採用し、ドライビングマインドを刺激する。シート素材は標準でレザーARTICO(ブラック)、オプションのレザーエクスクルーシブパッケージは4色の本革内装を用意。本革内装を選択した場合は、マルチコントロールシートバックパッケージやシートヒーター機能付きベンチレーター(いずれも運転席・助手席)も装備される。 リアシートは左右独立式(乗車定員は4名)で、シートバックは40:20:40の分割可倒式。また2ドアクーペながら、フラットなトランクフロア形状と出っ張りの少ないトリム形状により、使い勝手に優れたトランクルームの容量は420Lを確保している。さらに、自動開閉トランクリッドやフットトランクオープナーも標準装備する。 日本仕様はAMGラインを採用。パワートレーンは2Lターボ+ISG 2つの高解像度ディスプレイがコクピットを先進的かつ機能的に引き締めるコクピット。 ...
このクルマがなかったらと思うとゾッとする、というメーカーの救世主をピックアップ。ヒットの要因を自動車評論家 片岡英明氏が検証。(本稿は「ベストカー」2013年2月10日号に掲載した記事の再録版となります) TEXT/片岡英明 ■ホンダの苦境を救った初代オデッセイ ホンダ 初代オデッセイ。かつてベストカーの社用車としても活躍した初代オデッセイは使い勝手、走り、デザインとも大好評! 1990年代、バブルが弾け、RV戦略で後れを取ったホンダは苦境に陥った。 このピンチを救ったのが、1994年10月にデビューを飾ったオデッセイだ。3列シートのミニバンだが、プライドの高いホンダは乗用車感覚のクリエイティブムーバー(生活創造車)と呼んでいた。 その理由は商用車ベースではなくホンダを代表する乗用車、アコードのメカニズムを使ったからだ。 デザインがいいだけでなく走りの実力も高かったから、オデッセイは爆発的に売れた。 3ナンバー乗用車のトップに躍り出て、ミニバンのベンチマークとなっている。クルマの出来とともに、映画の「アダムスファミリー」を使ったCMも販売を後押しした。 このオデッセイはミニバンブームの火付け役でもある。 ボクも発売前に予約し、乗っていました。最初のナビ装着車です。売れると思っていたけど、あれほどヒットするとは!! ■経営難に苦しむマツダの苦境を救った初代デミオ マツダ 初代デミオ。現行デミオと比べるとチープだった初代だが、コンセプトの勝利! マツダはバブルの絶頂期に積極的に海外に進出し、販売系列も5チャネルに拡大した。 また、ときめきのデザインやミラーサイクルエンジンなど、新しいことにも意欲的に挑戦している。 W12エンジン搭載車までも開発し(アマティ)、発売直前にまでこぎつけた。だが、急激な拡大戦略は失敗に終わり、多大な借金だけが残っている。 最小限の予算で開発したコンパクトワゴンのデミオを送り込んだのは1996年8月だ。 ...
年々厳しくなる車外騒音規制。スポーツカーといえば、爆音マフラーというのは過去の話だ。そんなアフターメーカーに厳しい時代にもかかわらず、新製品を次々と世に送り出しているのが、技術力の高さに定評のある老舗マフラーブランドの「フジツボ」だ。 今回は、そんなフジツボが2022年に送り出した意欲作「A-RM+c」に、スバルS4(VBH)用が新たに追加されたので紹介したい! 文/ベストカーWeb編集部 写真/森山良雄 【画像ギャラリー】老舗フジツボが送り出すA-RM+cは、ハンドメイドならではの美しさ!(8枚) ■排気効率を重視しながらも、快適性も損なわない器用なスポーツパフォーマンスモデル 現在WRX STIの設定がないスバルにおいて、スポーツモデルの最上位となるのがWRX S4(VBH)だ。 トランスミッションはCVTながら、「スバルパフォーマンストランスミッション」と名付けられたそれは、S、S♯モード選択時に「スポーツ変速制御」を用いる8段ステップ変速制御になり、変速レスポンスは鋭いし、変速スピードも速くなる。そう、やる気にさせてくれるのだ。 マフラーはサウンドはもちろん、見た目も重要。マフラー出口は4本出しでカーボンが巻かれている。S4のブラックのバンパーとの相性は抜群だ そうなると、マフラーを交換してエキゾーストサウンドを楽しみたくなるものだが、S4というクルマの性格上、ファミリーユースで使うオーナーも多い。家族と車内で会話すらままならないような爆音マフラーでは困る。 そこで、排気効率やエキゾーストサウンドを向上させたいけれど、快適性は損ないたくない、というオーナーにもお薦めしたいのが、この「A-RM+c」だ。 構造はカーボンWテール左右出しモデルで、本体はすべてステンレス(SUS304)製。高い耐久性を持たせつつ、カーボンで高級感とレーシーさも演出している。 センターパイプからの交換となる「A-RM+c」。純正マフラーよりも口径が大きくなったパイプとストレート構造で排気効率を向上。センターのチャンバー手前にはレゾネーターを設けており、減速時のアクセルオフで発生する音も抑えている 出力としては、シャシーダイナモでの実測値で、純正から3ps(2kW)/0.5kgm(5Nm)の向上。3500~5000rpmのトルクが向上しており、スポーツ走行だけでなく、街乗りや登坂でよりストレスのない加速を提供してくれる。実際カメラマンなどを含めたスタッフ4人が乗った状態で試乗したが、排気効率を重視しているマフラーながらトルク感は下から充分に感じられた。 車外で聞くとジェントルながら低音をしっかりしたサウンドなのだが、車内ではこもり音も一切なく、後席との会話も大きな声を出さなくても可能。トンネルの中では思わず窓を開けて、サウンドを楽しんでしまうだろう……と思わせる出来栄えだった。 車外には適度な低音のエキゾーストサウンドが響くが、車内はいたって快適。こもり音も一切なく、後席でも普通に会話ができる ■開発車両のオーナーはSTIの元広報マン! そんなVBH用の「A-RM+c」を装着した車両のオーナーズボイスもお届けしたい。 ...
開設が相次ぐ「RVパーク」はじめてのランキング発表(画像は「RVパーク リラクピング メタセコイア店」日本RV協会提供) 今年も変わらず人気のキャンピングカー。一般社団法人日本RV協会(以下、RV協会)によると、2023年の販売額は1054.5億円、保有台数は155,000台と、いずれも過去最高を記録した。 年々増加するキャンピングカーに伴い、そのインフラともいえる「RVパーク」の開設も増加の一途だ。2021年は223施設、2022年は311施設、そして2023年は414施設となった。今年もそのペースは衰えず、3月中旬までに424施設の開設がすでに決定している。 丸みを帯びた斬新なデザインで注目を集めた、ダイレクトカーズの「BEACH」(ジャパンキャンピングカーショー2024) ポップアップルーフ日本一の実績を誇るホワイトハウスは革新的な技術を発表。工期短縮と軽量化、電動で開閉ができる「SKI DECK」(ジャパンキャンピングカーショー2024) ■「ジャパンキャンピングカーショー2024」にて行われた、第1回「RVパークアワード」授賞式 そんななか、2月上旬に開催された「ジャパンキャンピングカーショー2024」のメインステージでは、第1回「RVパークアワード」の授賞式が行われた。 「RVパーク」とは、RV協会が規定する認定条件を満たした車中泊施設だ。温泉や道の駅、キャンプ場、遊園地など開設場所はさまざま。運営についても自治体や民間の事業者、名物オーナーの経営などバラエティーに富んでいる。ロケーションやサービスの趣向を凝らした施設が多く、それぞれセールスポイントが違っていて面白い。 記念すべき第1回のアワードの発表は3部門で、それぞれ1位から3位までが表彰された。2023年の1年間で「あなたが最も素敵だと思うRVパークは?」をテーマに一般ユーザーとメディア、インフルエンサーの投票で決定した。 第1回「RVパークアワード」授賞式。「モノを売ればインフラが必要。将来的に1000か所が目標」と熱く語ったのはプレゼンターの日本RV協会副会長・高橋宣行氏(右)司会はアナウンサーの辻よしなり氏 ■各ジャンルから高い評価を得た「RVパーク」9施設 授賞式は終始和やかなムードのなか執り行われた。第1回「RVパークアワード」受賞施設は以下のとおり。 ■一般ユーザー部門 ●第1位: RVパーク城崎温泉いなばや(兵庫県豊岡市) もともと少人数泊の宿が多い温泉街なので、パーク外に出れば他の旅行客と変わらず外湯めぐりが楽しめる。オーナーの人柄とサービス、併設の地酒屋が好評。 ●第2位: ...
トヨタが実際に動く「ミライドン」を作ったということで、クルマもポケモンも大好きな学生ライターが見に行ってきました! トヨタ技術会と株式会社ポケモンのコラボレーションということなのですが、どんなポケモンに仕上がっているのでしょうか? トヨタ技術会と株式会社ポケモンのコラボ企画「トヨタミライドンプロジェクト」から生まれた「TOYOTA Engineering Society MIRAIDON」。東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区)で3月14日に公開されたので見に行ってきました ミライドンってどんなポケモン? 「ミライドン」は2022年発売のテレビゲーム『ポケットモンスター バイオレット』に登場する伝説のポケモンです。従来の伝説のポケモンとは違い、最初から主人公と一緒に旅をする相棒的な立ち位置で人気になりました。特徴は変身できることで、4足歩行の「リミテッドモード」とバイクのような「ドライブモード」の2つの姿になることができます。移動というテーマでトヨタとつながりのあるポケモンだと言えますね。 トヨタとポケモンがタッグを組んだ理由は? トヨタ技術会は1964年創立の歴史ある団体で、トヨタ社員の有志が集まり、技術発展や社会貢献を目的とした活動を行っています。 トヨタ技術会では、「どのようなモビリティを作っていくべきか」という企画を練っていく中で、「創造と憧れを掛け合わせることで未来モビリティを作る」ということに軸を置くこととしたそうです。 今回は子供をメインターゲットとしました。トヨタ技術会は2023年、愛知県の豊田市在住の小学生に「未来のモビリティとはどのようなものか」に関するアンケートを実施。絵で回答を募集したところ、800枚超の回答の中でも「ミライドン」の絵に注目が集まったそうです。 トヨタ技術会の実施したアンケートでは「ミライドン」の絵に注目が集まったそうです これがトヨタ技術会の企画の軸ともぴったり合い、株式会社ポケモンと協力し、リアルなポケモンを製作する企画が具体化したそうです。株式会社ポケモンも「夢のある企画で、悩むことなく動くことができた」としています。 動くミライドンの性能は? 今回のミライドンは全長約3.5m、高さ約2m。目はLEDで光る仕様になっていました。他にも、身体の各パーツがキレイに光っていたのが印象的でした。 ミライドンの目はLEDで青く光っています! トヨタ技術会によると、ミライドンのパーツは3Dプリンターで作ったそうです。細かい作業となるため、実際の製作には難しさもあったといいます。 側面のパーツも光っています! ...
F1オーストラリアGPの決勝レースで7位入賞を果たしたRBの角田裕毅。もちろん、本来なら上位で入賞するはずのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とメルセデスの2台がフィニッシュできなかったこと、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソがペナルティを受けたこと……これらの恩恵を受けた形であるのは間違いないが、上位に何かあった時にそのチャンスを掴むのが大事。今回の角田は、その役目を十二分に果たした格好だと言えよう。 その角田はどんなレースを展開したのか? そのレースペースから振り返ってみよう。 角田はスタートでアストンマーティンのランス・ストロールに先行され、8番グリッドからひとつポジションを落としてしまった。 F1オーストラリアGPの決勝レースペース分析(入賞争い) 写真: Motorsport.com / Japan 今回予選では、アストンマーティンを上回る順位を獲得してみせた角田。しかし本来のパフォーマンスはアストンマーティンの方がRBよりも上であるのは間違いない。しかし角田は第一スティントで、ストロールに必死に食らいついていった(赤丸の部分)。 そんな中ストロールは、8周を走り切ったところでピットイン。これは当初の予定よりもかなり早いタイミングであった。 ストロールはレース後、「デグラデーションが大きくて、タイヤをマネジメントするのは簡単じゃなかった」と語っているが、実際のレースペースを見てみると、特にペースが落ちているようには思えない。 角田はこのストロールの1周後、9周を走ったところでピットインしている。これはストロールに反応したというよりも、後方にいたアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を警戒した行動だったように見える。 そもそも先行しているマシンの後にピットに入ったところで、アンダーカットして順位を奪うという戦略は成り立たない。しかしアルボンは今回、最高速も伸びており、前に立たれると厄介な相手だった。実際、レース中のスピードトラップの最高速は、角田が310.9km/hだったのに対し、アルボンは322.4km/h……この差はあまりにも大きい。角田としては、特に前に出したくなかった相手だったため、早めながら反応してピットストップを終えておかなければならなかった。 角田のレースペースをみると、それが垣間見えるように思える。第一スティント、角田はピットストップするまで、実はペースがほとんど落ちていない(赤丸の中の最後の部分)。そしてピットストップを終え、ハードタイヤに履き替えた後の角田のペース(青丸の部分)は、タイヤ交換をする前とほとんど変わっていないのだ。タイヤを交換したメリットはほぼゼロである。 その一方で、アルボンの前ではコースに戻れた……つまりあくまでアルボンをカバーするだけのために、このタイミングで1回目のピットストップを行なったということだろう。前述の通りアルボンに先行されていれば、おそらく角田の入賞はなかった。それを考えればれば、チームは正しい仕事をしたと言えるだろう。 第2スティントと第3スティントで角田は、タイヤのデグラデーションに苦しむことになった(2箇所の黄色の丸の部分)。特に、レース終盤のペースの落ち方の方が大きく、第2スティント終盤は、デグラデーションこそあれど、なんとか持ち堪えている。 この2回目のストップは、直後にいたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)がピットストップしたことに反応してのものだろう。しかもヒュルケンベルグがコースに復帰したその真後ろには、やはりアルボンがいた。開幕2戦でハースに苦しめられた角田陣営としては、やはり警戒すべき相手だったのだ。 ただ角田はヒュルケンベルグの2秒前でコースに復帰すると、その後はその間隔を基本的にキープ。前述の通り角田はレース終盤にデグラデーションに見舞われたが、ヒュルケンベルグの方が先にペースを落としており、角田を攻撃するだけの力は残っていなかった。 ハースとしては、角田を攻略することが今回のレースの目標だと考えていた。レース後、同チームの小松礼雄代表は次のように語った。 「角田にやられましたね」 ...
【HI-METAL R スコープドッグ ターボカスタム】 3月22日16時~予約受付開始予定 10月 発送予定 価格:25,300円 対象年齢:15歳~ 「装甲騎兵ボトムズ」OVA作品に登場する「スコープドッグ ターボカスタム」を立体化した可動フィギュアが登場!3月22日16時より予約受付開始 BANDAI SPIRITSは、アクションフィギュア「HI-METAL R スコープドッグ ターボカスタム」を発売する。価格は25,300円。3月22日16時より「プレミアムバンダイ」内魂ウェブ商店にて予約受付が開始される。商品の発送は10月の予定。なお、準備数に達した場合、早期に受付終了となる場合がある。 本商品は、ロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」のOVA「ザ・ラストレッドショルダー」に登場するギルガメス軍制式M級カスタムATを立体化した可動フィギュア。武装を満載し、ローラーダッシュギミックを搭載した脚部が特徴的な機体が「HI-METAL R」ならではの関節可動と、多彩な武器で再現されている。特に武装の換装により「キリコ」、「グレコルー」、「ムーザ」、「バイマン」の4機体を再現可能となっている。 【登場作品】 「装甲騎兵ボトムズ ...
2024年の放送が予定されているTVアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』第2クールより、第2弾ビジュアル&最新映像が公開された。 第2弾ビジュアルは、第1弾ビジュアルの2Bに続き、今回は9SとA2がキャラクターデザイン・総作画監督である中井準描き下ろしにて描かれている。 さらにアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』第2クールの第1弾PVとなる「Promotion File 010」が公開。ノイズがかかる映像の中、機械生命体と戦う2Bと9Sの姿等が描かれている。 ●アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』 Promotion File 010 また、3月27日(水)の『NieR:Automata Ver1.1a』 Blu-ray Disc BOX/DVD BOXの発売を記念し、3月29日(金)には特別番組「『NieR:Automata Ver1.1a』 Blu-ray ...
インフィニティ QX80 新型 日産自動車の海外向け高級車ブランドのインフィニティは3月20日、最上位SUV『QX80』の新型をニューヨークモーターショー2024で初公開した。 新型のデザインについては、2023年夏、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで発表されたコンセプトカー、『QXモノグラフ』がベースになっている。新型QX80は、インフィニティの進化したデザイン言語「アーティストリー・イン・モーション」を体現し、形と機能のバランスを取りながら感情を呼び起こすデザインを目指している。 新型QX80の心臓部は、VR35DDT型3.5リットルV6ツインターボエンジンで、450hpのパワーと515lb-ftのトルクを発揮する。これは現行モデルに比べて50hpと102lb-ftの増加だ。また、9速オートマチックトランスミッションは40%広いギア比範囲を持ち、加速時の反応性と高速クルージング時の効率性を両立させている。高速道路での走行時には、アクティブグリルシャッターが閉じて空気抵抗を減らし、燃費を向上させる。新しいパワートレインは、加速性能の向上と旧型V8よりも優れた燃費を実現する。 また、静かな車内と洗練された乗り心地を提供するために、細部にわたる配慮がなされている。新型QX80は、車体のねじれ剛性を高めることで、大幅に静かな車内を実現しているという。 さらに、新たに利用可能になった電子制御エアサスペンションとダイナミックデジタルサスペンション技術は、走行状況に応じて新型QX80を適応させる。エアサスペンションは車両が駐車された際に自動的に低くなり、乗車や荷物の積み下ろしを容易にする。一方、ダイナミックデジタルサスペンションは車両の動きを常に評価し、ボディの動きを抑えることで、ドライバーの自信を高め、長距離の移動でも乗員の快適性を確保する。 新型QX80は、インフィニティのおもてなしの精神に基づき、全ての乗員に最上級の快適さを提供する。新型QX80には、前席と2列目にマッサージ機能が搭載されており、カラータッチスクリーンで直感的に操作できる。 新型QX80の新機能には、バイオメトリッククーリングも含まれる。これは、2列目の乗員に自動的にエアコンを向けるもので、快適な温度に達する時間を半減させることができる。ヘッドライナーに組み込まれた赤外線センサーが、乗員が暑いことを検知すると、前席の乗員が何もしなくても、2列目に冷気を送る温度と風量を瞬時に調節する。
いまから20年ほど前である2003年1月に、2シーターの超小型車として誕生したスズキの「ツイン」。販売当時は大いに話題に上がったものの、わずか3年弱(2005年12月)で販売終了となってしまった。 ツインがわずか3年弱で撤退せざるを得なかったのには、日本でツインのような超小型モビリティやシティコミューターが根付きにくいということが背景にあるように思う。当時としては実に画期的だったツインについて振り返りながら、日本で真のシティコミューターが根付かない理由について考えてみよう。 文:吉川賢一 写真:SUZUKI、ベストカー編集部 市販軽自動車初となるハイブリッドシステム搭載の2シーター軽 ツインは、2シーター(運転席・助手席の2座席)の軽乗用車だ。2735mmという全長は国産の軽四輪車として最短で、2008年に登場したトヨタiQ(全長2985mm)よりも短く、スマートの初代フォーツー(1998年~2007年、全長2500mm)や、2代目フォーツー(2007~2014年、全長2690mm)よりも若干長かった。また、最小回転半径も3.6mと相当に小さかった。 タイヤはボディの四隅に配置されており、地面に踏ん張ったようなスタイリング。これは、デザインのカッコ良さのほか、横転を防止するという目的もあった。また、2名の乗員のほか最低限の荷物が積めるよう、パッケージングも考慮されていた。バックウインドウがハッチタイプだったのは、ボディ剛性確保のために開口部を極力少なくしたかったことのほか、軽量化やコストダウンという目的もあったそうだ。 ボディラインやライトにはすべて丸を多用したデザインを採用。前後バンパーはコストダウンのため樹脂色だったが、見た目の安心感向上のため、バンパーがあえて大きく見えるようにデザインしたという。 驚くべきは、600ccのガソリン車に加えてハイブリッドモデルもあったことだ。市販軽四輪車初のハイブリッドシステム搭載車であり、エンジンとトランスミッションの間に薄型モーターを配置したシステムは、加速時にモーターでアシストするタイプだった。燃費は10・15モード燃費で34km/Lを達成。また、アイドリングストップシステムも採用していた。 2003年に登場したスズキツイン。ベースとなったのは、1999年開催の東京モーターショーにて初公開されたコンセプトモデルの「Pu3コミュータ」バックウインドウがハッチタイプだったのは、ボディ剛性確保のために開口部を極力少なくしたかったことのほか、軽量化やコストダウンという目的もあった 「いつかは使うから」を重要視する日本人の心には、2人乗りモビリティは刺さらなかった 当時の価格は、ガソリン車の5速MTが49万円(ただしエアコンやパワステは無)、3速ATが84万円、ハイブリッド(3速AT)は129~139万円。のちにガソリン5速MTにエアコン・パワステ付仕様(65万円)も追加されたが、総生産台数は3年間で1万台程度。1世代、しかもわずか3年弱で終売となるということは、スズキの思惑通りにはいかなかった、ということなのだろう。 ただ、欧州の都市部では、このツインのような超小型モビリティが活躍している。路上駐車が当たり前の欧州では、ちょっとした隙間にクルマをねじ込むために小さいサイズのクルマは便利、という考え方があるが、日本は路上駐車に厳しいために基本的にはちゃんと駐車場にクルマを止める。そのため、日本では小さいクルマがほしくても、一般的な4ドア軽の小ささで十分であり、ツインほど小さくする必要がない。 また、ツインは3速ATのガソリン車で84万円と、普通の4ドア軽に比べればたしかに安いが、あと少し出せば、ワゴンRやムーヴといった売れ筋の軽に手が届いてしまう。加えて、日本人特有の、(必要ないのに)後席を重視する心配性な面も大きく影響しているのではないだろうか。「たまに(後席を)使うから」 「いざというとき人が乗せられないと困るから」など、万が一の事態を心配して、無用に大きなクルマを手に入れる傾向が日本人にはあるように思う。ツインが受け入れられなかったのには、このような理由があるのだろう。 日本では小さいクルマがほしくても、一般的な4ドア軽の小ささで十分であり、ツインほど小さくする必要がないツインが受け入れられなかったことには、日本人は、使わなくても後席を欲しがる傾向があることも影響していると考えられる 登場が20年早かった!! ただ、20年前といまとでは、この手のシティコミューターの期待値は変化している。たとえば、政府主導で検討が進められているスマートシティの構想の中では、ツインよりももっと小さなシティコミューターが描かれており、コンパクトで取りまわしがよく、環境面でも経済性でも優れるシティコミューターは今後、続々と登場してくるはずだ。 普及のカギは税制面でメリットがどれだけ受けられるかだと思う。入手、維持、売却のカーライフの中で、減税・免税されるようになれば、シティコミューターは一気に普及が進むはず。ツインは、登場が20年早かった。 【画像ギャラリー】登場が20年早かった!! スズキ「ツイン」を写真でプレイバック!!(9枚)
秘密の力解放! 車両制御コンピュータの暗号を解き放つECUチューニングの真相~カスタムHOW TO~ 現代のクルマと切っても切れないのがECUチューン。エンジンを制御するコンピュータの内部データを書き換えることで、意図的に封印されているパワーを開放したりできる。 アクセルペダル操作に合わせたスロットルバルブの開き方を変えたり、ターボ車ならブースト圧を変えることで、より強い力でエンジンに空気を押し込むことができる。 ◆パワーアップは確実に出来る! 裏に潜むECUチューニングの暗部とは このECUチューンは現代のチューニングでは必須のもので、ECU書き換えができなければマフラー交換さえもできない車種もある。ECUでデータを最適化しないとエンジンチェックランプが点灯してしまったりするのだ。 だが、このECUチューンは自動車メーカー的にはNG。ECU内部にアクセスしてデータを書き換えるもので、いわばハッキングのようなもの。そこで問題になるのがプロテクトである。エンジン制御コンピュータの内部データは自動車メーカー的には触ってほしくない。そこでさまざまなプロテクトを掛けてあるわけだが、それをチューニングのプロたちはかい潜って書き換えているのである。 現代のクルマではそのプロテクトも厳しくなっていて、簡単にECUチューンができない車種も増えているのだ。そこで問題となるのがそのECUチューンができない車種。とくに最新車種ではECUチューンができない場合も多い。そこで今、注目されているのが圧力センサー割り込みコンピュータだ。 たとえば、ノーマルでブースト圧が1.0kg/cm2に設定されているクルマがあるとする。そこで圧力センサーでブースト圧が1.0kg/cm2のとき、この機械を通すことでクルマのECUには0.8kg/cm2という信号に変化させる。するとクルマ側はまだ0.8kg/cm2と認識しているのでもっとブースト圧を上げて1.0kg/cm2にしようとする。すると実際のブースト圧は1.2kg/cm2程度まで上がるというもの。 メインECUのデータは書き換えずに、圧力センサーからの信号をアレンジすることで簡易的にブーストアップがされるのだ。タービン交換のような大幅な変更はできないが、軽くブースト圧を上げるくらいならば十分に可能。データとしても純正データのままなのでトラブルが起きることもほとんどない。それでいてターボ車なら20~30psのアップが可能。コスト的には10万円以下なのでそのパフォーマンスにも優れるのだ。そして、最大の魅力はECUチューンが確立されていない車種にも対応できることだ。 もともとこういったパーツは90年代から発売されていた。その後メインECU書き換えチューンが主になり、すっかり過去の存在になっていたが、ECUチューンが難解な車種が増え、再び注目されているのだ。車種によってはメインECU書き換えとほとんど結果が変わらないこともあり、圧力センサー割り込みコンピュータチューンが主流になっている車種もあるのだ。 ◆手軽にパワーアップ出来るからこそ メンテナンスも考えないと最悪の事態が!? 気をつけたいのは手軽なチューンではあるが、ブースト圧が高まっているので、エンジン側の状態はしっかりと健康を維持しておきたい。純正プラグを新品にする。熱価はプロショップのアドバイスに従って選んでもらいたいが、無闇に熱価を上げるのもデメリットがあるので慎重に。 エアクリーナーフィルターなども新品に。汚れていると思った以上に排気抵抗になることもある。また、エアクリーナーボックスごと交換している場合などは、圧力センサー割り込みコンピュータ側が対応しているか要確認。 吸気側のレイアウトが変わると大幅にセッティングが変わることがあり、それがエンジンに致命的なダメージを与える可能性もある。その組み合わせによっても可否があるので、こっちを付けたほうが良かろうとか、パワーが出そう、などの推測ではなく、しっかりとパーツ選びをプロデュースしておきたい。 そういった基本さえ押さえておけばローリスク・ハイリターンで楽しめるのがこのチューニングのポイント。簡易的なブーストアップと侮るなかれ、きちんとした効果でもっと走りが楽しくなることは間違いない。
日本国内で買えるFFラージセダンの貴重の選択肢 ホンダの「アコード」といえば、ある世代以上の人は“使いやすいサイズのセダン”をイメージすることでしょう。 また、その少し下の世代は、オシャレなワゴンとして1990年代にヒットした「アコードワゴン」を思い浮かべるかもしれません。なかには、「アコードエアロデッキ」や「アコードクーペ」をイメージするマニアックな人もいるかもしれませんね。 【画像】「えっ!…」カッコいいセダンの走りはスポーツカー顔負け! ホンダ新型「アコード」を写真で見る(30枚) ハイブリッドのラージセダンらしい快適な高速性能と、スポーツカー顔負けの軽快なフットワークを兼備したホンダ新型「アコード」 そんな多彩な顔を持つ「アコード」ですが、“令和の「アコード」”はそれらとは立ち位置が全く異なります。 まず挙げられるのがサイズの違い。かつての「アコード」は手頃なサイズのセダンでしたが、今では全長5mに迫るラージセダンに成長しています。 最大のマーケットとなっている北米では、“ゆったり乗れるベーシックセダン”として2023年に年間約20万台を販売する大人気モデルに。一方、中国やタイといったアジア諸国では“先進装備や快適装備を搭載したホンダのフラッグシップセダン”の新種として好評を博しています。 グローバルモデルとしてホンダの屋台骨を支える「アコード」はボディこそ世界共通ですが、その中身であるパワートレインや装備の充実度、そしてユーザー層の違いからくるキャラクターは、仕向け地によってふたつに大別されているといってもいいでしょう。 日本仕様のポジショニングは後者。北米仕様のようにボディサイズこそ大きいものの装備を控えめにしたリーズナブルなセダン、ではなく、上級装備と先進技術を惜しみなく搭載したホンダのフラッグセダンという位置づけです。 ちなみに、日本において「アコード」のポジショニングが変化した背景には、ホンダのラインナップで最上級セダンとして君臨していた「レジェンド」の発売中止という事実も大きく影響しているのでしょう。 さて、そんな「アコード」がフルモデルチェンジを受けて新型へと進化しました。 車体の成り立ちは、プラットフォームや車体の基本骨格を先代のブラッシュアップ版とする一方、デザインは大きく刷新。リアウインドウを大きく寝かせたクーペライクなフォルムが特徴です。 同様に、パワーユニットも新しくなりました。日本仕様は従来モデルと同様、“e:HEV(イーエイチイーブイ)”と呼ばれるハイブリッドのみの設定ですが、その中身が刷新されています。 エンジンは2リッターの自然吸気という形式こそ従来と同じですが、新たに直噴化して効率をアップ。そこへ新開発のモーター内蔵電気式CVTを組み合わせ、燃費とドライバビリティを高めています。 実車に触れて実感したのはリアシートの快適性。とにかく後席乗員のために割かれているスペースが広いのです。 リアシートに座る人のヒザと前席背もたれ背面との間隔は、その大きさに誰もが驚くはず。ラージサイズかつエンジン横置きレイアウトのFFセダンというパッケージングの真骨頂を感じさせてくれます。 同クラスのライバルであるトヨタ「カムリ」が日本仕様の販売を止め、「マツダ6」も2024年4月中旬に日本仕様の生産を終了することになった今、リアシートの乗員もゆったりとくつろぎながら移動できる適度なサイズのセダンといえば、新型「アコード」以外に有力な選択肢はありません。 というよりも、気づけば日本国内で買えるFFラージセダンは、プレミアムブランドであるレクサスの「ES」を除くと、新型「アコード」だけという状況になりました。 ...
レースベースモデルならではの性能と見た目がお気に入り ZXR750R【みんなのバイク】 オーナーのプロフィール お名前:kabasaki 年齢:40代 バイク歴:20年以上〜 年間走行距離:3000km未満 車両:カワサキ ZXR750R 排気量:400cc〜749cc(ミドルクラス) バイクの主な使い方:ツーリング ※本記事は投稿内容そのままを掲載しております。ご了承ください。 車両を購入した理由 10年前に消費税増税と免許証の更新があり、増税前に教習所を申し込んで、免許の更新に合わせて大型自動二輪免許を取得。 ZZR400に乗っていた頃憧れだったZZR1100を中古車サイトで探していた際、ZZRの隣に掲載されていたZXRを見て、「ZXRも良いな~」程度の気持ちで、買う気はありませんでした。近くのお店に在庫があると知って、冷やかし半分で見に行ったものの、一目惚れしてしまいました。 丸味を帯びたデザインとフルカウルで大きく見えるけど、跨ってみると意外とコンパクト。 アルミフレームは剛性抜群で軽量。でもハンドル切れ角が浅く、取り回しやUターンは苦手 愛車の良い点 デザインがカッコいい。曲線が多く、一見丸っこく見えて実はシャープな車体。 当時のレース技術が盛り込まれているので、そのままの状態でレースに出れる程の性能。 純正でFCRのキャブが採用されてる。 ...
CB1300 SUPER FOUR SP/SUPER BOL D’OR SPに高級感漂う新カラー登場 本田技研工業株式会社は、CBシリーズのフラッグシップモデル「CB1300 SUPER FOUR SP」、「CB1300 SUPER BOL D’OR SP」のカラーリング設定を一部変更し発売すると発表した。 両モデルとも、白を基調に赤・ゴールド・ネイビーのグラフィックを施したタンク、テールカウルと、鮮やかな赤いフレームを採用し、高級感を演出。継続色の「パールホークスアイブルー」とあわせて、それぞれ全2色のカラーバリエーションとなった。発売は5月23日(木)、価格はCB1300 SUPER FOUR SPが1,936,000円、CB1300 SUPER ...