カクカク&ステンレスのボディが存在感スゴい! 米国のEVメーカーとして知られるテスラは2024年4月19日、コクーンシティさいたま新都心(さいたま市大宮区)に新たなショールームをオープンしたと同時に、同社のピックアップモデル「サイバートラック」の実車を展示しました。 サイバートラックとは、2019年に試作モデルが初公開されたテスラ初のEVピックアップトラックです。 テスラのEVトラック「サイバートラック」 テスラのEVトラック「サイバートラック」 北米仕様のボディサイズは、全長5682mm×全幅2413mm×全高1790mmと、日本で販売されているピックアップのトヨタ「ハイラックス」(全長5340mm)や三菱「トライトン」(全長5360mm)よりもさらに大きく、迫力満点のボディを有しています。 【画像】「えっ…!」これが斬新すぎる「カクカク車」です! 画像を見る(30枚以上) サイバートラックの大きな特徴となるのが外観で、ほぼ直線で構成された“カクカク”したデザインを採用。 ボディには「ウルトラハードステンレススチールエクソスケルトン」と呼ばれる、銃弾を貫通できないほど強靭な素材が使用されているほか、ガラスは「アーマーガラス」が採用され、112km/hで飛ぶ野球ボールやクラス4の雹(ひょう)の衝撃にも耐えられるなど、安全性を最優先した構造となっています。 サイバートラックは優れたパフォーマンスも特徴のひとつ。0-100km/h加速は、ビーストモードでわずか2.7秒を達成。ステアバイワイアやリアステアリングを採用し、まるでスポーツカーのようなハンドリングを実現しました。 さらに、433mmのクリアランスを可能とする電子制御式アダプティブエアサスペンションを備え、20インチのオールテレインタイヤの装着とともにどんな悪路でも突き進むことができるといいます。 けん引力は約4990kg、電動で開閉するカバーを備えた荷室は最大3423.5リットルの収納力をそれぞれ確保しながら、110V/220Vの外部給電機能を備えるなど、高い実用性も魅力となっています。 1回の充電で最大547kmの走行可能。「テスラスーパーチャージャー」を使うと15分で最大235km相当分を充電することができます。 ※ ※ ※ コクーンシティさいたま新都心に新設されたテスラの店舗では、SUVの「モデルX」「モデルY」、セダンの「モデルS」「モデル3」といったテスラのオールラインナップが展示されており、たくさんの来場客が実際に乗り込むなど、盛況となっていました。 なお、サイバートラックに乗り込むことはできませんが、ショッピングモールに突如現れた巨大トラックに興味を持つ人も多く、注目を集めていました。 サイバートラックの特別展示は2024年4月25日まで行われる予定です。
2024年5月9日〜11日開催 大型トラック「スーパーグレート」新型モデル 三菱ふそうトラック・バスは4月23日、「ジャパントラックショー2024」(パシフィコ横浜:5月9日〜11日開催)の出展概要を発表。実車展示として、大型トラック「スーパーグレート」新型モデルの「ジャパントラックショー2024」特別仕様車や電気小型トラック「eCanter」新型モデルのキャリアカーを、同会場で初公開する。 実車展示される、新型「スーパーグレート」は、メーカー純正用品を装着して特別塗装を施した「ジャパントラックショー2024」特別仕様車。新型「eCanter」では、キャリアカー仕様を初公開して、ゴミ収集車やダンプ、キャリアカーなどの架装のバリエーションを拡大していることを紹介する。 電気小型トラック「eCanter」新型モデル:キャリアカー 「ジャパントラックショー2024」において、三菱ふそうは「We connect new Road~三菱ふそうは新たな道を繋ぎ続ける」をテーマに、EVトラックの導入を通じたカーボンニュートラル輸送へのスムーズな移行の方法や、2024年問題をはじめとした物流業界における課題に向けたソリューションを提示する。 三菱ふそうブースでは、EVトラックの充電インフラや用途に応じた最適な購入方法および運用、EV関連サービスのオンラインプラットフォームを運営する新会社「イブニオン(EVENION Inc.)」といったEVトラックの導入を取り巻く最新情報を紹介。 また、物流の配送計画・管理システム「ワイズ・システムズ」や、テレマティクスサービス「トラックコネクト」などの物流業界における課題解決に対応するデジタルサービスも紹介し、デジタルソリューションを通じた2024年問題を含む物流業界の課題解決についても提案する。 電気小型トラック「eCanter」新型モデル:ゴミ収集車
近未来の新型「GT」に「現実味ある!」と反響集まる 2024年4月16日、ホンダは新たに中国市場へ投入する新型EV(電気自動車)モデルとして「Ye(イエ)シリーズ」を発表しました。 なかでも世界初公開されたコンセプトモデルの新型「Ye GT CONCEPT」に対して反響の声が集まっているようです。 めちゃカッコイイ! ホンダ新型「ye GT CONCEPT」 めちゃカッコイイ! ホンダ新型「ye GT CONCEPT」 ホンダ四輪製品の電動化が進む中国において、現在展開している「e:N(イーエヌ)」シリーズに続く新たなEVが、新型Yeシリーズです。 【画像】めちゃカッコいい! ホンダ「新型スポーティセダン」を画像で見る(30枚以上) 電動化への変化が速い中国において、挑戦と進化を絶えず追い求め、変革を加速させるという決意を込めて、2024年1月にも公表された「0シリーズ」と同様、車両には次世代EV向けとなる新たな「Hマーク」が適用されます。 車名の“Ye(イエ)”は「明るく光り輝く」という意味の中国語に由来し、クルマを運転するすべての人が、操る楽しさを通じて心の内に秘めた想いを解放し、それぞれの個性を明るく輝かせてほしい、という想いが込められているといいます。 次世代EVとしての価値をより高めることを追求し、ホンダのクルマづくりの理念である「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想」に基づく人を中心としたパッケージングに加え、中国で新開発したEV専用プラットフォームの適用と、長年培った電動化技術の融合により、「操る喜び」がさらに突き詰められました。 ...
いまや軽自動車だって60や55といった低偏平タイヤを履いている。スーパーカーは35とか30とかが当たり前だ。ところがこうした偏平タイヤ、ひと昔前までは車検に通らなかった。昭和のクルマは偏平率82%から始まり、先人たちの努力で薄っぺらいタイヤになったのよ! 文/ベストカーWeb編集部、写真/日産、ポルシェ、Adobestock ■偏平率82%って自転車じゃないんだよ! KPGC10スカイラインGT-R(いわゆるハコスカ)だろうとクラウンだろうと、この厚ぼったいタイヤを履いていた 最初に「タイヤの偏平率ってなによ」って解説をすると、タイヤの地面に接する部分(トレッド面)の幅と、側面(サイドウォール)の厚みの比率のことだ。たとえばタイヤの厚みが110mm、接地面の幅が225mmならば110÷225≒0.49で偏平率は50%ということになる。 この偏平率だが、昭和まで遡ると82%が標準だった。接地面100に対して厚さが82あるわけだから、見た目が「厚ぼったく」なるのは想像がつくはず。しかしKPGC10スカイラインGT-R(いわゆるハコスカ)だろうとクラウンだろうと、この厚ぼったいタイヤを履いていたのだ。 当時はタイヤの構造自体が、「バイアス」といって旧式のものだった。これに対してラジアルという構造が生まれ、日本では1967年にヨコハマタイヤが初のラジアルタイヤ「GTスペシャル」を発売するのだが、これと歩調を合わせるように、乗用車の高性能化が始まる。 これによってタイヤに求められる要件もどんどん高まっていくのだが、高性能車の本場でもあるヨーロッパでは、タイヤを低偏平にすることで応えていった。 タイヤを低偏平化(=薄く)することで剛性が高まり、遠心力がかかってもタイヤが変形(横に潰れる)しにくくなる。同時にタイヤの幅を広くすれば接地面積も拡大し、これまたコーナーでの踏ん張り力アップに貢献するというわけだ。 ■黒船はポルシェ930ターボの履くピレリP7だった! ポルシェ930ターボ。リアに225/50R16というピレリP7を履いていた そんな現実を我々日本人がまざまざと見せつけられたのが、スーパーカーブームだった。 当時のフェラーリ512BBやカウンタックLP400は偏平率70とはいえぶっといタイヤを装着、ポルシェ930ターボに至っては、ピレリという聞いたこともない会社(笑)の「P7」というド迫力のタイヤを履いていた。 そのサイズはフロント205/55R16、リアが225/50R16! 当時の感覚からしたら「ホイールがそのまま走ってる!」ってくらいペッタンコ。こいつに当時のクルマ好きはしびれまくった。クルマの絵を描くときは、必ずタイヤをP7の綾織りのトレッドパターンまで真似したものだ。 いっぽう日本車はどうだったかというと、1972年にカローラが始めて70タイヤを装着して以降、ビタ一文も偏平率の緩和は許されなかった。当時は暴走族の全盛時代で、「高性能タイヤなんか認めたらまたあいつらが調子付く」と思われたのかもしれない。 結局このお国のルールを破ったのは、「低偏平タイヤ(=輸入タイヤ)を認めないのは非関税障壁だ」という海外からの圧力だった。日本にありがちな展開である(泣)。 70よりも薄い偏平タイヤが認められたのは1984年のこと。さらに88年に50タイヤが認められ、日本にもようやく低偏平タイヤの時代が訪れた。ちなみに日本で初めて50タイヤを装着したのは、三菱スタリオンのGSR-VRだった。 いまやドレスアップの常とう手段であるインチアップだが、これも低偏平タイヤがあってことできること。35とか30とかいう低偏平タイヤを見たら、82や70で悪戦苦闘してきた昭和のオッサンたちを思い出してほしい! 【画像ギャラリー】扁平率高すぎでしょ! 純粋に走りを求めたかつての名車達に感動……是非写真で!(4枚)
ライダーの6割が拒否?! そんな『電動バイク』にクセ強エンジン大好きなバイク乗りが乗って感じたこと5選! 画像(6枚) 自工会が2023年に調査したところによると、ライダーの6割は電動バイクを“欲しくない”と回答したという。様々なSNSのコメントなどを見ても、否定的な反応は同様の割合かもっと強い印象がある。実際にエンジン大好きなライダーが電動バイクに乗ったらどう感じるのだろうか? ●文:ヤングマシン編集部(ヨ) エンジンみたいな気持ちよさはないでしょう? って、確かに違う乗り物だけど…… 2023年にはホンダが同社初のパーソナル向け電動バイク「EM1 e:」を発売し、2024年にはカワサキが国産初のスポーツタイプ電動モーターサイクル「ニンジャe-1」「Z e-1」を発売した。 これらにともないメディアの人間も電動バイクに試乗する機会が増えてきたわけだが、エンジン付きの乗り物が大好きで、縦置きクランク90度V型2気筒というクセ強エンジンを搭載するモトグッツィV7(2013年型)を所有する筆者のようなおっさんにとっては、素直に受け入れていいもんなのか戸惑いを禁じえない部分もある。 バイクは、いわばエンジンを懐に抱えて走るような乗り物で、クルマなどに比べるとエンジンの重量や出力、振動による影響がよりダイレクトに感じられる。その根幹にあたるエンジンの代わりにモーターとバッテリーを搭載する電動バイク(EV)とはどういう乗り物なのか。 EVはバッテリーの生産などでCO2を排出する側面があり、トータルで見ればカーボンニュートラルに近づいているのか疑問視する意見もある。また、エンジンも低燃費の追求などでより低コストかつ高効率になりつつあり、近い将来に全てが完全なEVに置き換わるとは思えないが、そうした話はさておき、シンプルに乗り物としてどうかというところにフォーカスしたいと思う。 ここ数年でいくつかのEVモデル試乗を経て感じてきたことは、以下のようなものだった。 1)静か! 当たり前だがエンジンには吸気音/排気音/メカノイズがあって、モーターにはわずかなメカノイズくらいしかない。 メインスイッチをONにし、スターターボタンを押してもメーターの表示が“READY”とか“GO!”とかに変わるだけ。そこからスロットルをひねれば、これまた静かに走り出す。音といえばモーターまわりの小さな『キュィーーン』というギヤ鳴りだかインバーター音? だかがある程度だ。 じゃあこれがつまらないかというと、意外とそうでもない。エンジンの音がなくなったぶん、走ると風の音やロードノイズ、車体の振動音などがクリアに聞こえ、周囲の交通の音にも敏感になる。こちらが音を発しないことで歩行者などに気づかれにくくなったとしても、ライダー側は周囲を観察するためのリソースが増す感じだ。 街乗りの速度域では風切り音も小さく、静けさを感じやすい。深夜の住宅地でも全く気にならない。 ...
新世代VIPカーとしてすでにおなじみのトヨタ アルファード/ヴェルファイア。このアル/ヴェルと共通のプラットフォームを使うのがレクサス LMだ。アル/ヴェルとLMはいわば兄弟。なのに価格差は約3倍!! いったいどこがどう違う!? ※本稿は2024年4月のものです 文/渡辺陽一郎、写真/TOYOTA、ベストカー編集部 ほか 初出:『ベストカー』2024年5月10日号 ■アル/ヴェルとLMを乗り比べ LMのパワーユニットは直4、2.4Lターボハイブリッドで、後輪にはeAxleを搭載する電動4WD。動力性能に不満はないが…… レクサス LMでは、運転席の後ろ側に、後席のプライバシーを守るパーティションが装着される。 この上側には調光機能を備えた昇降ガラスが備わり、ルームミラーによる後方視界は確保されるが、ヴェルファイアに比べて圧迫感が強い。前席は後方へあまりリクライニングできず、大柄なドライバーはスライド量も不足するだろう。 その代わりの後席の快適性は、当然ながらレクサス LMの圧勝だ。2人掛けのシートは各部の調節も電動式で、リラクゼーション機能も備わる。複雑な機能を採用しながら、座面の前側も柔らかく座り心地がいい。 ヴェルファイアZプレミアの2.4Lターボは最高出力が279ps。レクサス LMはこのエンジンをベースにしたハイブリッドを搭載してシステム最高出力は371psだ。車両重量は約2.5トンだが動力性能に余裕がある。 カーブを曲がる時の挙動はヴェルファイアが軽快だが、レクサス LMもショックアブソーバーの減衰力を電子制御するAVSなどが備わり、ボディの傾き方が穏やかに進んで安定性に不満はない。乗り心地は少し硬いが、ヴェルファイアに比べると大幅に快適でノイズも小さい。 LMの価格は2000万円だからヴェルファイアZプレミア4WDの約3倍だ。機能と価格のバランスを考えると、ヴェルファイアやアルファードが買い得で、レクサス LMは音や乗り心地をさらに洗練させて欲しい。快適性を追求するならV型6気筒3.5Lハイブリッドが相応しい。 ...
2024年4月21日(現地時間)、WEC(世界耐久選手権)第2戦イモラ6時間の決勝がイタリアのイモラ・サーキットで行われ、6番手からスタートしたトヨタGR010ハイブリッド 7号車が逆転で優勝を飾った。2位は開幕戦で優勝した6号車ポルシェ 963、3位には5号車ポルシェ 963が入った。トヨタGR010ハイブリッド 8号車は5位に入賞している。 残り2時間で降り始めた雨が戦略のポイントになった 7号車トヨタGR010ハイブリッドが、降雨のためコンディションが大きく変わる難しいレースを巧みな戦略で走り抜き、ハイパーカーの激戦を制した。 フェラーリとの首位争いを制し、最後はポルシェの追撃を振り切って今季初勝利をあげたトヨタGR010ハイブリッド 7号車。 6番手からスタートした7号車のトヨタは、すぐに5位へとポジションアップ。コース上での追い抜きが難しいイモラでは、優れた戦略とピット作業が重要となるが、2時間を過ぎたところで、7号車は3位でコンウェからデ・フリースへとドライバー交代。フルコースイエローからの再スタートのタイミングで2位へと浮上し、その後、首位のフェラーリ51号車がピットインしたことで首位に立った。 3時間半が経過したところで再びバーチャル・セーフティカーが出されると、7号車トヨタは小林へドライバーチェンジ。その直後、雨が降り始めて路面コンディションが一気にウェットへと変化したが、迷わず再びウェットタイヤへと交換。この素早い判断が功を奏し、2位以下との差を広げることに成功した。 レースが残り1時間となったところで、7号車トヨタはまたも上位陣ではいち早く最後のピットストップを行い、スリックタイヤへと交換。その少し後にライバル勢も続いたが、トップのまま終盤を迎えることになった。 8号車も貴重なポイントを獲得。まだまだ激戦は続く しかし、7号車トヨタは最後のピットインがライバル勢よりもやや早めのタイミングだったため燃費とタイヤに厳しく、最終盤に2番手のポルシェ6号車から猛烈な追い上げを受けたが、なんとかこれをしのぎ切り、トップでチェッカーでチェッカーを受けた。2位のポルシェ6号車との差はわずか7.081秒だった。 優勝したトヨタGR010ハイブリッド 7号車のチームクルーとドライバー。ハイパーカーの争いはさらに激化していく。 レース後、小林可夢偉は「とてもタフなレースで、本当に驚くべき勝利でした。我々のGR010 ハイブリッドはこの週末最速ではありませんでしたが、チームが素晴らしい仕事をしてくれました。ウェットタイヤへ交換した判断は的確で、後続との差を広げることができ、その後もウェットタイヤで良いペースを維持できたのが大きかった。最後のスティントは本当に大変でした。最高の仕事をしてくれた皆に感謝しています」と語っている。 なお、もう1台の8号車トヨタは、8番手スタートから粘り強く走行を重ね、5位でフィニッシュし貴重なポイント獲得を果たした。 トヨタは今季初となった勝利と5位入賞により、WECのマニュファクチャラーズ選手権ではポルシェとの差を9ポイントに縮め、7号車はドライバーズ選手権でトップと16ポイント差の2位に浮上した。 ...
日産が誇る最上級ミニバン「エルグランド VIP」とは 国産高級ミニバンと言えばトヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」が代名詞とされますが、元祖と言えば日産「エルグランド」があげられます。 とくにエルグランドには、エグゼクティブ向けの特別仕様車「VIP」を設定していますが、どのような特徴があるのでしょうか。 日産「エルグランド」の「VIP」とは 日産「エルグランド」の「VIP」とは VIP仕様は、その名の通りエグゼクティブな人を乗せるために作られた特別仕様車です。 【画像】「えっ…!」 これが「エルグランド超豪華仕様」です! 画像で見る(30枚以上) そのため、上質を極めた「最上の移動空間」をコンセプトに後席でいかに快適に過ごせるかという部分が特徴です。 具体的に通常のエルグランドは、3列シートの7人乗り/8人乗りが設定されていますが、VIPでは3列シートの7人乗りに加えて2列シートの4人乗りを設定しています。 とくに4人乗り仕様では、運転席・助手席に加えて後席にオットマン付きのキャプテン本革シートを2座用意。 このキャプテンシートには、読書灯などが備わり移動しながら本や書類に目を通すことが可能です。 また床には専用のふかふかしたフロアカーペットを配置。さらには後席用100V電源やハンガーフック、アシストストラップなど専用装備が備わっています。 この4人乗り仕様には前席と後席を隔てる「キャビネット」がオプションで用意されています。 キャビネットには、時計やアッパーボックス収納、大型収納、LEDダウンライト、マガジンラックが備わっています。 価格は「VIP 3列仕様車」が636万7900円から666万8200円。 ...
アルピナ『B3リムジン/ツーリング』の改良新型プロトタイプを初スクープだ。 アルピナはBMWのチューニングメーカーとして1965年に創設。BMWのモデルをベースとしながらも独自の哲学でハイパフォーマンスとラグジュアリーを両立させたモデルの生産・販売を手掛けてきた。2022年3月には、BMWが正式にグループの傘下に収め、多様なモデルラインナップ展開をおこなっている。 7代目となる現行BMW『3シリーズ』(G20)は、2018年に登場。2022年にはLCI(ライフサイクル インパルス=フェイスリフト)が行われたばかりだが、早くも2度目の大幅改良に着手、それにともないアルピナバージョンもリフレッシュされる。 市街地で捉えたセダン(アルピナは“リムジン”と呼ぶ)、ニュルブルクリンクで捉えたツーリングとも軽いカモフラージュが施されている。特徴的なピンストライプもなく、一見普通の3シリーズのようだが、アイコンのひとつでもある20本スポークのクラシックホイールがアルピナであることを主張する。 フロントバンパーは、角張ったエアインテークとスプリッターが際立つ。またリアエンドもバンパー及びディフューザーがリフレッシュされるようだ。またトランクスポイラーの基部にあたる部分にもラッピングが施されており、ここにも何らかの変更が加えられる可能性がある。 現行型のパワートレインは、3.0リットル直列6気筒に2基のALPINA専用モノスクロールターボチャージャーを搭載。これにより最高出力495ps、最大トルク730Nmを発揮する。これはオリジナルの3シリーズより30ps、30Nm向上した数値となっているが、LCIモデルでもキャリオーバーされる可能性が高い。また「D3 S」では最高出力355ps、最大トルク730Nmを発揮する3.0リットルターボディーゼルエンジンを搭載する。 アルピナ B3(およびD3 S)改良新型のデビューは、2025年初頭から中頃と予想される。
ホンダの「コスパ最強SUV」が爆売れ!誰が買ってる? ホンダは2024年4月22日、発売から1ヶ月が経過した新型コンパクトSUV「WR-V」の累計受注台数を発表しました。 4月22日時点でのWR-Vの受注台数は約1万3000台にも上り、月販販売計画3000台の同車にとって4倍以上となる好調な立ち上がりを見せています。 ホンダの「コスパ最強SUV」が凄い! ホンダの「コスパ最強SUV」が凄い! WR-Vは、2024年3月22日に発売した、20代から30代の若年層をターゲットに設定するコンパクトSUV。 【画像】「えっ…209万円!」 これがホンダ新型「コスパ最強SUV」です(40枚) 車両価格(消費税込)が209万8800円からスタートし、最上級モデルでも248万9300円と手が届きやすい価格に設定。ホンダらしい意欲的なエントリーSUVとして投入されました。 外装デザインは、お買い得な価格からは想像できない力強さが溢れる造形で、SUVらしい角張ったスタイリングや水平基調のインテリアなど、視認性の高さとボディの大きさを認識しやすくドライバーに優しい設計も魅力です。 そんな新型WR-Vのボディサイズは、全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mmで、ホイールベースは2650mm。 最低地上高はクラストップレベルの195mmで、未舗装路や段差を乗り越える際にもストレスを感じにくいタフな構造です。 数値的にはコンパクトなボディながら、後席までゆとりある車内スペースを確保しており、頭上空間や足元空間は余裕のあるもの。 またドアライニングやシート形状を工夫することで、乗り降りについてもより容易にできるように設計されています。 リアのラゲッジスペースは458リットルを確保し、これもクラストップレベル。壁面をフラットに近い形状にしたほか、床下収納を設けることで大容量かつ使いやすい荷室を実現しました。 搭載するパワーユニットには、最大出力118馬力・最大トルク14.5kgf・mを発揮する1.5リッターガソリンエンジン。 これにCVTと組み合わせることで、静粛性と高出力を両立し、リニアな加速フィーリングが味わえるといいます。 また、フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたホンダ独自の先進安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ ...
少し前までは「高級車=セダン」だった。しかし最近では高級に対する価値観の違いからか、セダンより走りは劣るけど室内空間が超快適なレクサスLMなど、セダン以外の高級車も登場してきた!! 今回は形が異なる高級車4台をチェックしていこう。 ※本稿は2024年4月のものです 文/渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部、撮影/奥隅圭之、モデル/ゆづ 初出:『ベストカー』2024年5月10日号 ■1500万~2000万円級はあたり前!! 現代の高級車とは? 2023年9月に公開された“新型”センチュリーはセダン型から脱却した車体形状を採用。セダン型も併売される 高級車の主力は長年にわたりセダンだったが、この背景には明確な理由がある。高級車では上質な内外装、快適な乗り心地と座り心地、優れた静粛性が大切で、その達成にはセダンが適しているからだ。 セダンは天井が低く重心も下がるから、前後左右に振られにくい。後席とトランクスペースの間には骨格や隔壁が配置され、ボディ剛性も確保しやすい。後輪はトランクスペースの部分に位置するため、タイヤが路上を転がる時に発する騒音も居住空間に入りにくい。 この高級セダンの魅力が最もわかりやすい日本車はセンチュリーセダンで、駐車場から路上に降りる時の段差も柔軟に受け止める。走行音は小さく、車外の喧噪もほとんど聞こえない。 その点でミニバンのレクサス LMやSUVのアリアは、センチュリーセダンに比べて乗り心地や静粛性で少し見劣りする。 LMは直列4気筒2.4Lターボハイブリッドを搭載するから、登坂路などでアクセルペダルを深く踏んだ時など、4気筒特有の少し粗いノイズが響く。タイヤが路上を転がる音も若干耳障りだ。乗り心地も時速40km以下では、19インチタイヤの硬さを意識する。 たしかにミニバンとしての快適性は極上で、ベースとなったアルファード&ヴェルファイアとの違いも明らかだが、ほぼ同価格のセンチュリーセダンには上質感ではかなわない。 アリアはEVだからエンジン音は聞こえないが、タイヤが路上を転がる音と乗り心地はセンチュリーセダンに劣る。以上のように高級車の分野ではセダンに確固たる優位性があり、時代遅れのカテゴリーではない。 ■セダンとは味わいが違う高級ミニバン レクサス LMから下車し民衆に手を振るアカザ―王子の図。パーティションで仕切られた後席空間は、まさにプライベートスペース そこを踏まえた上でレクサス LMとアリアを見ると、セダンの高級車とは違う価値として車内の広さがある。 特にレクサスLMは、今のところ2列シートの4人乗りだから、後席が抜群に広い。48インチの大型ディスプレイが備わり、足を伸ばして乗車できる。自動運転が実用化されると、このような移動を1人で楽しめるのかもしれない。 ...
車両価格は約439万円から 米国トヨタは2024年4月18日、米国市場にて新型「CAMRY(カムリ)」を発売しました。 米国で発売されたトヨタ新型「カムリ」。全グレードがハイブリッドになった 【画像】一番売れてるセダン! 米国で発売されたトヨタ新型「カムリ」を写真でチェック(40枚) カムリの歴史は44年前の1980年にまで遡ります。最初のモデルは「セリカ カムリ」。つまり、2ドアクーペである「セリカ」の派生車、4ドアモデルとしての誕生でした。 その後3代目(1986年)、4代目(1990年)、5代目(1994年)、6代目(1996年)、7代目(2001年)、8代目(2006年)、9代目(2011年)、10代目(2017年)とモデルチェンジ。 2000年代ごろには世界100か国以上で販売されるグローバルモデルとなり、アメリカでもベストセラーカーの地位を獲得。近年になってもアメリカで年間30万台ほど売れているほどの高い人気を保持、22年連続で米国のベストセラーセダンとなっています。 また中国やアセアン諸国でも、上級セダンとしての確かな存在感を放っています。 今回北米市場で発売された新型カムリは、2023年11月にフルモデルチェンジされ世界初公開された、11代目(北米市場では9代目)となります。 新型カムリは、カリフォルニア州ニューポートビーチにあるCALTとミシガン州アナーバーのスタジオによって設計されました。 フロントには、新型「プリウス」や新型「クラウン」シリーズなどと同様、特徴的な「コ」の字のハンマーヘッド型ヘッドライトを採用、全グレードにスリムなLEDヘッドライト、デイタイムランニングライト、テールライトが装備されます。 ルーフラインは流麗で、ボディは彫りの深いスポーティなデザインとなっているのが特徴です。 インテリアはモダンかつオープンなコンセプトとなり、インパネ中央には7インチ、または12.3インチディスプレイオーディオを配置します。ダッシュボードは水平基調となっており、上級グレードではレザートリム付インテリアやアルミニウム製ペダル、パドルシフト付ステアリングが標準装備されます。 全グレードがハイブリッドに カムリ初搭載の電気式AWDも選択可能 パワートレインには、2.5リッター直列4気筒エンジン+モーターを組み合わせたハイブリッドを全グレードで採用。 ハイブリッドシステムTHSは最新の第5世代となり、トータル出力は前輪駆動(FF)が225馬力、4輪駆動(AWD)は232馬力の最高出力を発揮します。 米国で発売されたトヨタ新型「カムリ」 AWDシステムは、カムリハイブリッドで初採用となる、トヨタの電子式オンデマンド全輪駆動 ...
(写真=CAR and DRIVER) この記事は2024年4月14日に「CAR and DRIVER」で公開された「レンジローバー スポーツの2025年モデルの日本における予約受注がスタート」を一部編集し、転載したものです。 ラグジュアリー・パフォーマンスSUVのレンジローバー スポーツの2025年モデルが日本での受注を開始。PHEVモデルの車両価格の引き下げや新オプションのステルスパックの導入、エボニーパーフォレイテッド Ultrafabricsシートの新設定などを実施して訴求力をアップ ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2024年4月5日、ラグジュアリー・パフォーマンスSUVのレンジローバー スポーツの2025年モデルの予約受注を開始した。 車種展開は以下の通り。 ■3リットル直列6気筒INGENIUMディーゼルターボエンジン(MHEV)搭載車 S D300:1221万円 ダイナミックSE D300:1260万円 ダイナミックHSE D300:1367万円 ...
2024年3月25日、日産は自社の価値と競争力を向上させる新たな経営計画「The Arc」において、今後の日本市場における計画について発表した。主な内容は、乗用車ラインアップの80%を刷新して5車種の新型車を投入、電動車のモデルミックスを70%へ向上(乗用車)、そして、2026年度に年間60万台の販売を目指す(2023年は51万台)の3つだった。 2023年の国内日産の総販売台数はおよそ51万台。The Arcで掲げた目標である年間60万台を実現するには、あと3年で9万台増やす必要がある。ではあと9万台増やすにはどういった新型車を投入するべきなのか。筆者が考える新型車5モデルは、以下のとおりだ。 文:吉川賢一 写真:NISSAN ノートとセレナ、サクラの活躍に支えられている日産 冒頭で触れたように、2023年の国内日産の総販売台数はおよそ51万台。もっとも売れたのはノート/ノートオーラの約10.2万台、2番手がセレナの約7.5万台、3番手がルークスの約7.0万台、4番手がデイズの約3.8万台、5番手がサクラの約3.7万台だ。絶好調なノート/ノートオーラとセレナ、そしてサクラの大活躍に支えられている一方で、日産車で話題に上がりやすいGT-RやフェアレディZは、販売台数における貢献度はごくわずか。軽商用車のほうがはるかに貢献している。 9万台増やすには、リーフとキックス、エルグランドのフルモデルチェンジのほか、新型車が2つ必要 まず、絶対に必要なのは新型リーフだ。現行リーフは2017年の登場とすでに8年目を迎え、BEVでありながら先進性が全く感じられない状況。特にインテリアが軽のサクラと比べても質が低く、400万円台のBEVとはとても思えない。日産BEVのイメージリーダーであり、グローバルで販売されるリーフは、早々のテコ入れが必要だ。新型リーフは、2021年に公開されたコンセプトカー「チルアウト」のようなクロスオーバーSUVになるというが、サイズ感については、現行リーフよりも小型化し、アリアと差別化したサイズのコンパクトSUVになると予測している。 2021年に公開されたコンセプトカー「チルアウト」。次期型リーフはこのチルアウトからインスピレーションを得るという そしてやり方によっては大幅な販売台数増が期待できるのが、先日北米で発表された新型キックスだ。現在のキックスの販売台数は、ライバルであるホンダ「ヴェゼル」の月販7,000台超に対して、その5分の1となる1500台程度。キックスは、質感に伴わない車両価格の高さが弱み。また廉価グレードとなるガソリンモデルがないのも弱みだ。新型キックスのデザインは評判がいい。ガソリンモデルが用意されれば、かなり台数が稼げるのではないだろうか。 エクステリアデザインを大きく変えてきた北米向け新型キックス。フロントバンパーのデザインが特徴的だ ぜひ、新型エルグランドにも挑戦を!! そしてぜひ、新型エルグランドで、ラージミニバン市場にも殴り込みをかけてほしい。新型エルグランドといえば、ジャパンモビリティショー2023に出展された「ハイパーツアラー」が記憶に新しいが、日産関係者によると、ハイパーツアラーのデザインやインテリアの造形はあくまでデザインスタディで、特定のクルマの将来デザインではないそう。ただ、ハイパーツアラーのアルファード/ヴェルファイアを狙い撃ちしたかのようなスタイルは大いに期待ができる。現在エルグランドは月販150台程という悲惨な状況だが、ハイパーツアラーのスタイルで登場できれば、大いに台数アップが見込めるだろう。 そして、現在日産ラインアップにない、トヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」のようなコンパクトミニバンの投入は、日産のシェア拡大には欠かせないと思う。デザインは、人気モデルである「セレナ」をぎゅっと縮めたようなデザインがいいだろう。日産のコンパクトミニバンといえば「キューブ」が思いだされるが、キューブは最終モデルまでリアドアをヒンジタイプだった。ただ、このカテゴリでは両側スライドドアが必須。ノート並の高い質感の内装を与えつつ、小排気量の安いガソリン車を設定すれば、ヒットは手堅いのではないだろうか。 そしてもうひとつ、人気上昇中の軽SUVにも挑戦してほしい。かつての日産のクロカンSUV「サファリ」を小さくしたような、その名も「サファリミニ」なんていいかもしれない。軽カテゴリでは、軽スーパーハイトワゴンと軽ハイトワゴンの次に、軽SUVが売れている。eKスペースのスキンチェンジでつくり出された三菱「デリカミニ」も、売り上げは倍以上に伸びたという。既存のデイズやルークスとは異なる、新しい意匠で登場すれば、こちらも人気モデルとなることができるはずだ。 2024年3月25日に日産が発表した経営計画「The Arc」において登場した、25車種のシルエット映像。次期リーフや新型キックスのほか、新型エルグランドや軽サイズの新小型車を示唆するモデルも確認できる 「出せば売れるジャンル」に挑戦すらしていない日産 ...
Photo by Hiroya Yamagami ひと目でスイフトと分かるルックスも 新たな“デザイン手法”にもトライ 国内外にライバルひしめくコンパクトクラスにあって、独自の存在感を放つスズキのスイフトがフルチェンジした。新型は2004年に誕生した、軽自動車の拡大版という開発手法から脱却したモデルから数えると4代目となる。今回刷新されたのはベーシックな標準仕様のみ。ハイパフォーマンス版のスイフトスポーツは、いまのところ従来モデルが継続販売されている。 骨格構造をキャリーオーバーしたこともあり、3850×1695×1500mm(FF)のボディサイズは従来型とほぼ同様。新型も“5ナンバー”の枠内に収まり、2450mmのホイールベースも旧型と同一である。 ルックスは、ピラーをブラックアウト化した“フローティングルーフ”のモチーフを踏襲したこともあり、ひと目で「スイフトだ」とわかる雰囲気を備える。ボンネットは前端部分のスラント量を抑えてサイド見切りを重視した新形状。フロントグリルも丸みを帯びた造形に変更するなど新たな“デザイン手法”にもトライ。フルモデルチェンジを行ったことは遠目にも明確だ。 マイルドハイブリッド仕様のWLTCモード燃費は24.5~25.4km/L(FF)と優秀。新型のプラットフォームは従来モデルのリファイン版。構造用接着剤の効果的な使用により剛性をアップ。ボディカラーはモノトーン9色/2トーン4種の計13タイプ。写真のクールイエローメタリック×ガンメタは5万5000円高 インパネはセンター部をドライバー側に傾けたスポーティ形状。カラーリングはドアトリム部を含めて2トーン仕上げ。シボの工夫で高い質感を実現。MZの全方位モニター付きメモリーナビは13万3100円 シートの座り心地は良好。前席はサポート性に優れた形状。室内長1905mm 荷室は必要十分サイズ インテリアの雰囲気は大きく変化した。造形とカラーリングの工夫でダッシュボードとドアトリムの連続性が強調され、ディスプレイは従来のセンターパネル内からダッシュアッパー部へと位置を変更。最上級グレードは電動パーキングブレーキが標準装備になり、センターコンソールからブレーキレバーが姿を消している。新型スイフトのメカニズム面で最大のトピックは、エンジンが従来と同じ1.2Lという排気量ながら新開発ユニットへと載せ替えられたことだ。エンジンスペックは82ps/5700rpm、108Nm/4500rpm。 新エンジンは従来の4気筒から3気筒へと変更しただけでなく、バルブ挟み角と吸気ポート形状の最適化によって燃焼室内に強く速いタンブル流を生成させる4バルブDOHC機構を採用。吸気側の可変バルブタイミング機構や電動式ウオーターポンプの導入で高効率を達成している。 また、中上級グレードは、最高2.3kW(3.1ps)の出力を発するモーターを用いたマイルドハイブリッドシステムと組み合わせることで優れた燃費性能を実現した。 ベーシック・モデルながらも「それを好むユーザーも少なからず存在する」と判断され、5速MT仕様が設定される新型スイフトだが、今回テストドライブしたのは新エンジンに合わせて大幅にリファインしたCVTと組み合わせたFFモデルだ。 軽量設計が力強さをアシスト。 走りはしっかりとした印象。足回りはやや硬め シート位置とチルト/テレスコピック機構付きのステアリングを調整してドライビングポジションを決めると、その段階で気づくのが各操作系の扱いやすさ。とくに、トグルスイッチとプッシュスイッチを組み合わせた空調コントロールは操作しやすい。走る前から好感が持てる。 ...
ダイハツ現行生産車種の「基準適合性の確認が完了」出荷停止の指示を解除 2024年4月19日にダイハツ「ムーヴ キャンバス」「ロッキー(HEV)」とそのOEM車となるトヨタ「ライズ(HEV)」に関して、道路運送車両法の基準に適合していることが確認されたことが国土交通省より発表されました。 これにより、ダイハツは「今後準備ができ次第、順次生産・出荷を再開していく」と発表してます。 ダイハツ「ロッキー(HEV)」とトヨタ「ライズ(HEV)」がついに再開へ ダイハツ「ロッキー(HEV)」とトヨタ「ライズ(HEV)」がついに再開へ ロッキー・ライズのHEVについては、2023年5月19日にポール側面衝突試験(UN-R135)に関する認証手続きに不正があることを発表し、同日から出荷・販売を停止していました。 【画像】カッコいい! これが「トヨタ最小SUV」です(29枚) 同月5月には自主的に安全性能を確認するための社内試験を実施。これは電柱などを模したポールに、時速32kmで車両側面を衝突させることで「乗員の衝撃(傷害値)が法定基準を満たしていること」、「ドアの外れや開放が無いこと」、「衝突後の燃料漏れの量が一定値以下であること」という項目を確認。 結果は法規に定められた安全性に関する基準を満たすことが分かっています。 その際、「今回の試験は、社内試験であり、認証当局にご確認頂いたものではありません。出荷・販売の再開に向けては、認証当局立会いでの試験や、ダイハツ・ロッキーHEV、トヨタ・ライズHEVに関するその他の認証項目の確認など、必要な手続きを、当局とご相談しながら進めてまいります」とコメントしていました。 それから約半年後の2023年12月20日には、認証申請における不正行為に関して第三者委員会による調査報告書を発表。 調査の結果、2023年4月のドアトリム不正・5月のポール側面衝突試験不正に加えて、新たに25の試験項目において、174個の不正行為があったことが判明。 不正行為が確認されたモデルは、生産終了車種を含めて64車種・3エンジン(生産・開発中および生産終了車種の合計)。 この中には、ダイハツに加えてトヨタ、マツダ、スバルへOEM車も含まれていました。 さらに2024年に入ってからは1月16日に国土交通省から是正命令を、1月19日には消費者庁からの指導書を受けます。 その後は、国土交通省による立会試験などの結果により、道路運送車両法の基準に適合していることが確認された車種から出荷停止の指示を解除する発表が行われました。 なおこれまでに判明した不正の中で特に悪質であると判断されたダイハツ「グランマックス」トヨタ「タウンエース」マツダ「ボンゴ」の3車種のトラックタイプについて国土交通省より型式指定の取消の行政処分を受けています。 ...
2024年4月22日、ホンダは同年3月22日に発売した新型SUV「WR-V」の累計受注台数が月間販売計画の4倍以上となる約1万3000台に達したと発表した。 グレードはZ、ボディカラーはホワイトが一番人気 ホンダ WR-V Z(ボディカラーは、プラチナホワイト パール)。 日本市場におけるホンダのSUVブラザーズとしては末弟にあたるWR-V。2024年3月22日に発売開始され、それから約1カ月後となる4月22日時点で、累計受注台数は約1万3000台に達した。これは月間販売計画の3000台の4倍以上となる好調な立ち上がりとなった。 では、受注状況をもう少し詳しく見ていこう。購入層は、軽自動車やコンパクトカー、SUV、ミニバンなどからの乗り換えを中心に、幅広い年代の顧客から支持されているという。 WR-V Zのインパネまわり。本革巻きステアリングホイール&セレクトレバーや7インチ デジタルグラフィックメーターも標準装備。 WR-Vに対して、ユーザーは以下のようなポイントを評価している。 ●見晴らしが良く、車両前方の距離感のつかみやすい運転視界 ●クラストップレベル(2024年4月現在のコンパクトSUVクラスにおいて、ホンダ調べ)となる荷室空間を実現したパッケージ ●安心と信頼を感じられるような力強さを表現したエクステリア デザイン ●209万8800円(税込・Xグレード)からの購入しやすい価格設 グレード構成比では、中間グレードのZが一番人気(55%)で、ついでトップグレードのZ+(30%)、エントリーグレードのX(15%)の順となっている。 また、人気のボディカラーは、一番人気がプラチナホワイト パール(35%)、次いでクリスタルブラック ...
大人なら「自動車免許」を持つべきですか? 埼玉在住で、車がなくてもぎりぎり暮らしていけています。親からは「いざというときのために」と言われるのですが、時間もお金もかかると思うと悩んでしまいます… 大人なら自動車免許を持っていて当然? 大人なら免許を持っておいたほうがいいのではないかと悩んでいる人のために、まず普通自動車免許の取得に必要な費用や時間の相場を解説していきます。埼玉県のうらわ自動車教習所によると、教習費用および取得時間は図表1の通りです。 図表1 うらわ自動車教習所 入所資格より筆者作成 次に免許合宿で取得する場合を見てみましょう。費用及び時間は図表2の通りとなっています。 図表2 水原自動車学校 「合宿コース普通車AT/MT」「合宿コースQ&A」より筆者作成 図表1・2を見てわかる通り、免許取得には20万円~30万円ほどかかり、金銭的な負担が大きくなっています。MTとATでは若干ではありますが、ATのほうが安く取得できることもわかるでしょう。 また免許取得にかかる時間については、ATはおよそ2850時間、MTは3000時間となっています。教習所の場合は最短1ヶ月、長くても2~3ヶ月で取得することが一般的である一方、免許合宿ではATは最短2週間、MTは最短16日間で卒業検定を受けることが可能です。 社会人の場合は2週間も仕事を休むのが難しい可能性が高いため、教習所で取得する人が多いかもしれません。その場合は、会社の後に教習所に行かねばならず、うまく時間をやりくりする必要があります。免許を取得しようと決めたら、仕事と折り合いをつけながら通うことになるでしょう。 自動車免許を取得するメリット 免許を取得する利点について見ていきましょう。考えられるメリットは以下のようなものが挙げられます。 __・趣味などの活動範囲が広がる ・親の介護の際に便利 ・身分証明書として活用できる ・交通安全に関する知識を得られる__ ...
グリップを極めるならこれ! タイヤ選びのポイント解説~カスタムHOW TO~ チューニングパーツの中でもっとも進化が著しいのがタイヤ。しかもスポーツタイヤはどんどん新しいモデルが出てきている。 自分はサーキットには行かないという人でも、スポーティなタイヤを履くと操作に対する応答性が良く、ハンドリングが楽しくなるメリットは大きい。どんな用途でどんなタイヤを選べばいいのか。 ◆タイヤ選びは超重要! 乗り心地やグリップ力は注目要素 タイヤ選びは思った以上に乗り味に影響する。路面を唯一捕まえているのがタイヤだけにその影響力は大きいのだ。スポーツタイヤとはある程度グリップが高いものを指す。 ミニバンや街乗りしかしないファミリーカーには不要かもしれないが、ある程度スポーティなクルマだったり、自分はサーキット走行はしないがワインディングでの気持ち良い走りを楽しみたい人にはスポーツタイヤをオススメしたい。しかし、そのカテゴリーごとに特徴があり、間違えるとグリップは高いが硬くて乗り心地が悪く、普段乗りが不快になりかねない。そこで使い方に合致したタイヤを選ぶようにしたい。 1:スポーツラジアル POTENZA RE-71RSやADVAN NEOVA AD09などが主なタイヤ。サーキットで高いグリップ力を発揮しつつ、普段乗りもできるタイヤだ。サーキット走行でも1回あたり30分走行としたら、車種にもよるが86/BRZあたりと想定すると10回くらいは十分に楽しめる。 普段乗りでもスポーツタイヤとしてはそれなりに静かでそれなりに乗り心地も確保されている。普段乗りで使うならここまでがギリギリといった具合。サーキットにまったく行かないなら正直不要なグリップ力。しかし、ワインディングの応答性の良さやグリップ力の懐の深さは普段乗りでも楽しめる。 2:レーシングラジアル カテゴリー名は諸派あるが、スポーツラジアルよりももっとスポーツ性が高いタイヤ。POTENZA RE-12D、ADVAN A052などを指す。上記のサーキットでの耐久性だと5~10回程度。 グリップ力は公道を普通に走行できるタイヤとしては最強レベル。溝も浅く、ゴムも柔らかいので摩耗は早め。サーキットで無理にタイヤをこじって走るとあっという間に無くなってしまうので、クーリングを入れつつ楽しみたい。 ...
2024年4月18日(木)、トヨタ 新型ランドクルーザー250の発売が開始されました。従来のランドクルーザーシリーズのDNAを受け継ぎながら、原点回帰をテーマに開発された同車は、悪路走破性と快適性を高次元で両立した本格オフロードSUVです。当記事では、新型ランドクルーザー250とはどんなクルマなのかをご紹介。外観や内装、パワートレイン、グレード、価格、おすすめグレード、燃費など、気になるポイントをカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが解説します。 トヨタ 新型ランドクルーザー250 ZX(アバンギャルドブロンズメタリック) 新型ランドクルーザー250とは? 新型ランドクルーザー250 ランドクルーザーは悪路向けの本格SUV SUVは人気のカテゴリーですが、その多くは乗用車と共通のプラットフォームを使うシティ派です。 トヨタ ハリアーやカローラクロスなど主要なSUVを見てみると、厚みのあるフロントマスクや大径タイヤの装着によって外観の存在感は強いですが、あくまでシティ派なので悪路走破性は高くありません。ワゴンに近い位置付けです。 トヨタ ハリアー ところがランドクルーザーシリーズは違います。悪路走破性を高めた本格的なSUVです。 耐久性の高いラダーフレームに、ボディ、エンジン、悪路に対応したサスペンションなどの足まわりを装備しています。 駆動方式は、後輪駆動をベースにした4WDのみで、悪路で駆動力を高める副変速機も採用されています。 新型ランドクルーザー250гЃ®гѓ©гѓЂгѓјгѓ•гѓ¬гѓјгѓ 既存SUVと差別化され、新型ランドクルーザー250は悪路指向強め ランドクルーザーはシリーズ化され、現在3車種が販売されています。 最上級のランドクルーザー300、1984年にデビューし悪路性能を徹底的に高めて2023年に再版されたランドクルーザー70です。 ...