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現在でも品薄モデル多数!原付二種の魅力とは?

利便性の高さと乗りやすさが両立?原付二種の魅力とは

 バイク人気が高まっている昨今、特に排気量51〜125ccの原付二種が注目を集めています。中には、あまりの人気の高さから納車まで半年以上かかったり、次回以降の入荷時期が未定なものまであります。昨今大きな人気と注目を集める原付二種ですが、その魅力はどこにあるのでしょうか。

現在でも品薄モデル多数!原付二種の魅力とは?

他の自動車と同様に法定速度が60km/hとなっている点も魅力

他の自動車と同様に法定速度が60km/hとなっている点も魅力

 まずひとつ目の魅力としては、二段階右折が不要な点が挙げられます。排気量50cc以下の原付一種(以下、原付)の場合、交通量が多い片側3車線以上の交差点を右折するときは二度の信号指示に従って右折する”二段階右折”が必要です。

【画像】人気過ぎて品薄! 人気過ぎな原付二種の魅力を見る(10枚)

 しかし原付二種の場合は二段階右折が適用されないため、普通車と同様に右折レーンへ侵入してスムーズに右折することができます。なお、もし原付二種で二段階右折した場合は「交差点右左折法違反」が適用され、違反点数1点に加え4000円の反則金が科せられます。

 また、他の自動車と同様に法定速度が60km/hとなっている点も魅力のひとつです。特に125ccモデルはエンジンにゆとりがあるため、最高速度30km/hと指定されている原付一種では上りにくかった坂道も走行しやすくなります。自動車専用道路や高速道路の走行はできないものの、通勤通学や街乗りのみでの利用を検討している人には大きな影響はないでしょう。

現在でも品薄モデル多数!原付二種の魅力とは?

原付二種モデルは、二人乗り(以下、タンデム走行)が可能

原付二種モデルは、二人乗り(以下、タンデム走行)が可能

 3つ目の魅力としては、二人乗り(以下、タンデム走行)が可能な点が挙げられます。原付一種ではタンデム走行が禁止されていますが、原付二種は免許を交付されてから1年以上が経過していれば、一般道でタンデム走行することができるようになります。

 現在ラインナップしている原付二種モデルのほとんどがタンデム走行に適した使用に設計されているので、ゆくゆくは友人や恋人を乗せてタンデム走行したい…と考える人はどのモデルに乗るか、じっくり検討してみるのも良いでしょう。

 4つ目の魅力は、ラインナップの豊富さです。2023年5月現在で国内4メーカーがラインナップしている原付二種の数は、20車種を超えています。アウトドアツーリングに適したホンダ「クロスカブ110」やスポーツ走行が楽しめるスズキ「GSX-S125」など、用途別にさまざまなモデルがラインナップされています。

 また、黒や白・グレーといったシンプルなカラーだけでなく、ブラウンやイエロー、グリーンなどカラーバリエーションが豊富なモデルも多いので選ぶ楽しさがあるバイクでもあります。

現在でも品薄モデル多数!原付二種の魅力とは?

年間2400円の軽自動車税がかかる原付二種

年間2400円の軽自動車税がかかる原付二種

 5つ目の魅力は、年間にかかる税金の少なさです。一般的にバイクにかかる税金は「軽自動車税」と「重量税」の2種類がありますが、排気量125cc以下の原付二種には重量税はかかりません。そのため、年間2400円の軽自動車税がかかるだけで非常に経済的といえます。

 なお、軽自動車税の金額は住んでいる市区町村によって異なる場合があるので、確認しておくと安心です。

 そして6つ目の魅力として、ファミリーバイク特約に加入できる点が挙げられます。ファミリーバイク特約とは自動車保険に付帯できる特約で、ファミリーバイク特約に加入すると、125cc以下のバイクを運転中に事故を起こして他人を死傷させたり他人の所有物を破損させた場合に保険金が支払われます。

 ファミリーバイク特約には年齢や台数の制限がなく家族の分まで補償できるため、任意保険よりも保険料を抑えられる傾向にあります。また、バイク事故により保険金を受け取った場合も等級に影響がないので、翌年の保険料が高くなってしまうのでは?といった心配をする必要がありません。

※ ※ ※

このように原付二種はさまざまなメリットがあるバイクです。走行できない道路などもありますが、通勤や通学・街乗りなどで利用する機会が多い人にとってはあまり大きなデメリットとはいえないでしょう。これまでにも多くの原付二種が発売されてきたので、現行ラインナップだけでなく、中古市場ですでに生産終了したモデルを探してみるのも良いかもしれません。

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