Toprak Razgatlioglu, Pata Yamaha WorldSBK
ヤマハからWSBKに参戦中のトプラク・ラズガットリオグルは、今季限りでの同陣営離脱と、来季からBMWへの移籍が発表。噂されていたMotoGP参戦は実現しなかった。
2022年は防衛に失敗しランキング2位となっており、今シーズンも第4ラウンドまでを終えた現時点でランキングは2番手となっている。
ラズガットリオグルは2024年以降に向けて、MotoGP転向の可能性がこれまでに噂されてきた。特に今年限りでヤマハMotoGPで苦戦中のフランコ・モルビデリが契約満了となるため、その後任として起用されるのではないかという考えがあったのだ。
なおラズガットリオグルは昨年、今年と2回MotoGPマシンのテストを実施。それだけに可能性が十分にあると見られていた。
ラズガットリオグルは離脱の発表に寄せたコメントの中で、MotoGPマシンではスーパーバイクのマシンと同じようなつながりを感じることができなかったと語っている。
「ヤマハ・ファミリーが示してくれた愛と敬意に心から感謝している。契約したとき、世界選手権のタイトルを獲得することが僕の夢であり、ヤマハとともにそれを達成することができた」
「来シーズンは新しいチャレンジが必要だと考えており、MotoGPのチャンスもあったが、MotoGPマシンについてはスーパーバイクのマシンと同じようなつながりを感じることができなかった。もしスーパーバイクに留まるなら、新たな目標が必要だ。ヤマハというブランド、そしてその人々ととても良好な関係を築いてきたので離れることは残念だけど、どんなスポーツでも変化はつきもので、プロフェッショナルにとっては普通のことだと考えている」
そしてラズガットリオグルを迎え入れることとなったBMWは、BMW Motorrad代表のマルクス・シュラムが次のようにコメントした。
「トプラク・ラズガットリオグル、ようこそBMW Motorradモータースポーツファミリーへ」
「来シーズンから彼を我々WSBKファクトリーチームに迎えられることを嬉しく思う。トプラクがBMW Motorradへ加わる選択をしてくれたことを誇りに思っている。これは我々のプロジェクトにとって前向きな一歩であり、WSBKにおけるBMWの強いコミットメントでもある」
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