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ホンダスポーツ待望論。俺たちのHONDAは爆誕するのか?

巷じゃ「ホンダがアストンマーティンと組んでF1に復帰!」なんてニュースがメディアを賑わせています。その評価は個々の受け止め次第かと思いますが、個人的にはワクワクしますね。ワークス再始動(実働隊はHRCらしい)の経緯や議論は置いといて、やはりファンの願いはフェラーリのように継続すること。

ホンダスポーツ待望論。俺たちのhondaは爆誕するのか?

いざ参戦となれば勝った負けたのハナシになると思いますが、フェラーリの勝敗はいまや阪神タイガース状態というか、虎ファンが居酒屋で野球中継見ながらワイワイガヤガヤ一杯やるのと同じ。その手に握られるのがシャンパンか焼酎かって程度の違いしかありません。もはやなくてはならない生活の一部なのであります。

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それにしても解せなかったのがYouTubeでのライブ中継。記者会見の内容は別として、ライブ中にコメントが書き込めない設定だったのです。コレがもしトヨタなら最低でもライブ中はコメントできるし、あの日産が過去に「三期連続無配」を報告した株主総会(決算報告)だってコメントできたのです。いまのホンダマンって打たれ弱くなったのでしょうか? とても残念な出来事でした。

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さて、ホンダといえば気になるのが新型スポーツカー開発のウワサです。ちょっと記憶が怪しいのですが、確か2017年くらいに英オートカー(世界最古の自動車雑誌)のインタビューで「皆さんの要望が高まり機が熟したらいつでも開発をスタートさせられます」みたいなコメントをしていたような……。あれから6年目ともなれば、ファン心理は蕎麦屋の出前状態。実際、どんな感じなんでしょうね。

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F1に参戦する効果は相応に高いものの、ホンダを好きになっていざ製品(ホンダ車)を買おうとしたとき、皆さんなら何を買って応援しますか? 現在のラインナップから選ぶなら直球でシビック・タイプR? それともHのエンブレムが付いるクルマならなんでもOK?

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新たなパートナーとなったアストンマーティン。つい先ごろ、ボンドカーでお馴染みのDBシリーズ最新作DB12を発表しました。日本にも早々に実車を空輸し御贔屓様方のオーダーをいただいた模様。きっとお客様も「安くはないが誇らしいお買い物」だったと思います。

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ところがホンダの英断にご祝儀がてら1台買おうと思ってもNSXはいまはなく、継続モデルはBEV化か? なんていわれる始末。しかし、DB12はバリバリの化石燃料車であり爆裂V8ツインスクロールターボ搭載(おそらくメルセデスAMG製がそのベース)と、じつにいさぎヨシ。プレスリリースもカッコよく「Grand is not enough」なんてキャッチ目にすると「惚れてまうやろ~」って気持ちになります。

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「初代NSXもS2000もなぜ現在も人気なのか?」といえば、純粋にホンダスポーツの血統を感じられるから。おまけにピュアエンジン車なのでメンテナンス上もなんとか維持できる状態。2代目NSXも素直にV6ツインターボ車設定しておけば継続販売できたのでは? と思う次第(ただし販売国は限られますが……)。同情の余地があるとすれば、事業規模の大きさの違いでホンダが自主的にリミッターを作動させたと解釈せざるを得ません。

ホンダスポーツ待望論。俺たちのhondaは爆誕するのか?

新型ホンダスポーツ開発候補の最右翼はS2000後継車。メルセデスAMGがタービンにモーター仕込んで馬力上げているのですから、ホンダもなんか考えて欲しいと思います。環境問題を叫びながらモーターで稼いだパワーをスポーツ方向に全フリ。

欧州メーカーにできてホンダができない技術ではないはず。あとはやる気の問題なので、エンブレムにウイングマーク付けて創業の理念を再解釈するなんてどうでしょう?

ホンダスポーツ待望論。俺たちのhondaは爆誕するのか?

もし新型S2000が登場すると仮定して、皆さんはおいくら万円まで許容できますか? ホンダさんもそこを知りたいんだと思います。少量生産で通常プロダクトに負担を掛けない方向でお作りいただき、思案した金額は上限800万円。

無論、ワタシにポンと払える金額じゃありませんが、いまの日本が失われた30年であることを踏まえた結果的金額。ガラケーがガラパゴスならサラリーマンの給与所得レベルもガラパゴス。政治&行政に無関心であったツケは一人一人に降りかかる大きな問題ですが、まあツケはいずれ払わなければなりません(税金というカタチでいまもチューチュー吸われすぎ)。

ホンダスポーツ待望論。俺たちのhondaは爆誕するのか?

というワケで、ホンダスポーツ待望論は既にピークにあると誰もが感じていると思います。アキュラブランドでタイプS連発する体力あるのなら「早く作ってちょ」といいたくなりますよね。お客様相談窓口は広くお客様のご意見をうかがうシステムなので陳情もまた受け付けてくれるはず。みんなで力を合わせリアルなエールを送っちゃいましょう。ホンダのエンジニアもまたその後押しを待っているのだと思います。

Text:Seiichi Norishige

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