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インディアン×サイドバーンマガジンの「FTR」カスタムプロジェクト 「トーキョー・コネクション」をBike Shed モトショーで公開

伝統と革新が同居するカスタムバイク

 インディアンモーターサイクルは、2023年5月26日から28日にかけてロンドンで開催されたカスタムショー「Bike Shed Moto Show」でカスタムバイク「Tokyo Connection(トーキョー・コネクション)」を公開しました。

インディアン×サイドバーンマガジンの「ftr」カスタムプロジェクト 「トーキョー・コネクション」をbike shed モトショーで公開

インディアン×サイドバーンマガジン×CHEETAH CUSTOM CYCLESによるFTRカスタム「Tokyo Connection(トーキョー・コネクション)」

インディアン×サイドバーンマガジン×CHEETAH CUSTOM CYCLESによるFTRカスタム「Tokyo Connection(トーキョー・コネクション)」

 ニューウェーブとカフェレーサーのカスタムバイクカルチャーのクリエイティビティー性にスポットライトを当てた Bike Shed Moto Show は、ロンドンにある歴史的なタバコドックを舞台に、世界中から300 台以上のカスタム車両が集まるバイクイベントです。

【画像】インディアン「FTR」最新カスタム「Tokyo Connection(トーキョー・コネクション)」の画像を見る(10枚)

 同イベントで公開された「トーキョー・コネクション」は、インディアンモーターサイクルUKと、左回りのレース(フラットトラックやダートトラック、オートレースなど)に参戦するマシンや、それらを連想させるストリートバイクに焦点を当てた専門誌「Sideburn magazine(サイドバーンマガジン)」が画策し、日本のCHEETAH CUSTOM CYCLES・大沢俊之氏が製作を担当したインディアンのスポーツモデル「FTR」ベースにした一台で、FTR が持つアメリカのフラットトラックの伝統と、イギリスと日本のダートトラックのシーンの急成長を祝福して作られたカスタムです。

 トーキョー・コネクションについて、サイドバーンマガジンの創始者である Gary Inman氏と大沢氏は次のようにコメントしています。

インディアン×サイドバーンマガジンの「ftr」カスタムプロジェクト 「トーキョー・コネクション」をbike shed モトショーで公開

インディアンFTRカスタム「Tokyo Connection(トーキョー・コネクション)」を手掛けたCHEETAH CUSTOM CYCLES・大沢俊之氏(右)とサイドバーンマガジンのGary Inman氏(左)

インディアンFTRカスタム「Tokyo Connection(トーキョー・コネクション)」を手掛けたCHEETAH CUSTOM CYCLES・大沢俊之氏(右)とサイドバーンマガジンのGary Inman氏(左)

■サイドバーンマガジン創始者/ Gary Inman氏

「‘トーキョー・コネクション’は、私たちの15年の歴史の中で最も野心的なカスタムビルドです。まずもって、FTR は工場出荷時から21世紀型のマッスルバイクとして素晴らしい外観を備えており、これを更に素晴らしいスタイルにするのは容易なことではありません。

 さらに難題だったのは、地球の裏側にいるクリエイティブパートナーを選ぶことでした。幸いなことに、CHEETAH(大沢氏)は完全なプロでした。彼は、自分の仕事量が膨大であることを説明し、納期に間に合わせるためには、Bike Shed Motoショーのデビュー予定日に近い時期に、ボディワークを持って英国に飛んできてバイクを仕上げるしかなかったのです。

 カスタムシート下の燃料タンクや新しいサブフレームなど、いくつかのパーツはすでに彼から受け取っていましたが、ハンドメイドのボディワークは待たなければなりませんでした。

 また、S&S Cycle、Hagon Wheels、 Dunlop Tyres、そしてもちろん Gilles Performance シリーズからパーツを提供してくれた Indian Motorcycle など、雑誌の古くからの友人達からも素晴らしいサポートを受けることができ、これ以上ないほどの仕上がりになりました。CHEETAHは正に“マスター”であり、FTR のダイナミックな能力や目を剥くパフォーマンスを落とすことなく、強化できたと思っています」。

インディアン×サイドバーンマガジンの「ftr」カスタムプロジェクト 「トーキョー・コネクション」をbike shed モトショーで公開インディアン×サイドバーンマガジン×CHEETAH CUSTOM CYCLESによるFTRカスタム「Tokyo Connection(トーキョー・コネクション)」

■CHEETAH CUSTOM CYCLES/大沢俊之氏

「まず、このような名誉あるプロジェクトに参加できることを光栄に思っています。そしてインディアンモーター サイクルとサイドバーン誌に深く感謝します。私は今、イギリスにとても興味をそそられています。クラフトマンシップに溢れ、様々な新しい技術や伝統的な技術があり、とても興味があります。だからこそ、初めてイギリスの地に立ち、Bike Shed Moto Showのような華やかなステージに立てたことをとても嬉しく思っています。

 デザイン面では、カスタムバイクやレーシングバイクの定義である、小型のガソリンタンクを必要とするものをあえて無視しました。その代わり、FTR ではガソリンタンクのカバーを大きくし、カバーからテールカウルにかけて 細くなるラインを作りました。サイドシルエットだけでなく、真後ろや斜め上からも鑑賞できる、シンプルで美しいボディラインです。誰が見ても美しく、楽しいと思えるボディラインです。

 また、外装には私自身がイメージするイギリスを取り入れました。僕にとってイギリスはクレイジーな国ですが、それは褒め言葉なんです。それを外装パーツの装飾に「スピニング」という技法で表現しました。もちろん、インディアンモーターサイクルのアイデンティティを反映した要素も盛り込み、タンクカバーの上面には、そのアイデンティティを象徴するパネルを刻印しました。偏ったデザインは作りたくなかったんです。

 むしろ、このプロジェクトに 関わった インディアンモーターサイクル、サイドバーンマガジン、アメリカ、イギリス、日本、そして私というすべての 素を混ぜ合わせたかったのです。自分が作ったデザインで、それを実現できたと感じています」。

■“Tokyo Connection” Custom Indian FTR2023 カスタム詳細

⚫ハンドメイドのアルミニウム製タンクカバーとシートカウルのボディワーク by Cheetah Custom Cycles

⚫彫金が施されたタンクカバーのセンターパネル by Cheetah Custom Cycles

⚫フロントディスクブレーキ用エアスクープ by Cheetah Custom Cycles

⚫クロモリサブフレーム by Cheetah Custom Cycles(デザイン)、Garage Ducktail(製作)

⚫アルミニウム製ガソリンタンク by Cheetah Custom Cycles(デザイン)、Garage Ducktail(製作)

⚫レザーシート by Atelier Tee

⚫ペイント by S Paint Works

⚫サインライティング by Shakin speedgraphix

⚫S&S グランドナショナルエグゾーストシステム, Cerakoted Stormtrooper White

⚫Indian Motorcycle x Gilles Tooling リアセット

⚫Indian Motorcycle x Gilles Tooling ブレーキ&クラッチレバー

⚫Indian Motorcycle x Gilles Tooling ラジエターキャップ

⚫Indian Motorcycle x Gilles Tooling オイルキャップ

⚫19in FTR Rally フロントホイール, パウダーコート&リビルド by Hagon

⚫19in リアリム, FTR Rally ハブへのレース by Hagon

⚫Dunlop DT4 ダートトラックタイヤ

⚫Neken ダートクハンドルバー

⚫Rizoma ミニインジケーター

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