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V12+モーターで1015馬力! ランボルギーニ史上最強スーパーカー「レヴエルト」上陸!

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ランボルギーニの新フラグシップ「レヴエルト」

 創立60周年を迎えるアウトモビリ・ランボルギーニの新フラグシップスーパースポーツ「Revuelto(レヴエルト)」のジャパンプレミアが6日、都内で開催された。

V12エンジンの血統

アヴェンタドールの後継車「レヴエルト」

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ランボルギーニ・レヴエルト

 レヴエルトは、ランボルギーニのV12スーパースポーツとしては初となるプラグインハイブリッド「HPEV(ハイパフォーマンスEV)にして、アヴェンタドールの後を継ぐフラグシップモデル。

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パワートレインのシステム図

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PUは825馬力を発生!

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リアのエンジンカバーを上から見た様子

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エンジンはカバーされておらず、外から見える状態!

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カーボン製のエンジンフードを開けた様子

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6.5リットルV型12気筒ユニット

 パワートレインは排気量6500㏄の自然吸気エンジンに、フロント2モーター、リア1モーターの組合せ。エンジン出力だけで825馬力と、ランボルギーニの歴代V12エンジンの中でも最高出力を達成。さらにモーターと組み合わせてシステム出力1000馬力オーバーを得ている。システム的にはHondaの2代目「NSX」が採用した3モーターハイブリッドに近く、前輪は左右それぞれに最大トルク350Nmのモーターを置くことで、同社初の電動トルクベクタリングに対応させている。

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エンジン後方にマウントしたトランスミッション

 トランスミッションは新開発の8速DCT。このミッションの上にリアモーターをマウント。そのため、従来のアヴェンタドール等の同社4WDシステムの構成、ドライバーシートの真後ろにギアボックス、そしてエンジンという並びを逆転させている。ランボルギーニのエモーショナルなサウンドがより近くで楽しむことができるようになった。ちなみ走行モードは全部で18種類も用意! あらゆる走行シーンに対応する。

バッテリーとモーターが追加されたが

前モデルと比べて約10%軽量化に成功

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フロントのフードを開けるとラゲッジが姿を現す。そのラゲッジに充電ポートが用意されている

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充電ケーブルを接続している様子

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充電中の様子

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充電端子は2重のカバーで覆われていた

 バッテリーは、車両中央部に配置。蓄電容量は3.8kWhで、家庭用AC電源で30分で充電完了。またV12エンジンからの直接充電でも6分で満充電になるという。ちなみに急速充電には対応しておらず、充電ポートはフロントのラゲッジルーム内に設けられている。

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シャーシの構造図

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ドアを開けるとカーボンモノコック部分が見える

 ボディーはカーボンモノコックとアルミフレームの組合せ。アヴェンタドールと比べて10%近い軽量化をしていながら、25%以上のねじれ剛性を実現している。

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フロントビュー

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サイドビュー

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リアビュー

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迫力のあるディフューザー

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空力に関する説明

 印象的なエクステリアは、過去のモデルをオマージュしつつも、新時代のランボルギーニの方向性を示すもの。アヴェンタドールに比べ空力効率は61%向上、ダウンフォースは66%増加しているという。

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シザードアを開けた車内の様子

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車内の様子

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助手席側から見た様子

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助手席には9.1インチのモニターが用意されている

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センターコンソールには2系統のUSB Type-C端子がある

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コクピット感が強く、膝サポートが用意されている

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センターコンソールのモニターでオーディオ等の操作を行なう

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ステアリングホイールまわり

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マニュアル変速はパドルで行なう

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メーターまわり

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ペダルまわり

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センターコンソールに電源ボタンと走行モード切替レバーを配置

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パーキングブレーキは左手ハンドル下側に用意されていた

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奥行きのあるダッシュボード

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フロントスクリーンからシートを見た様子

 室内もアヴェンタドールと比べて広くなっているのも見逃せないポイント。運転席には12.3インチ、センターに8.4インチのディスプレイに加えて、助手席に9.1インチの追加ディスプレイを配置する。

ついにランボルギーニに先進運転支援システム搭載!

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フロントにカメラを配置

 機能面ではランボルギーニとしては初めてADAS(先進運転支援システム)を採用。車線モニタリング機能のほか、アダプティブクルーズコントロールを搭載し、安全なロングクルーズにも対応させた。

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内装色のサンプル

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外装色のサンプル

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ホイールの例

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ステッチも選べる

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内装色の例

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ボディカラーのサンプル

 カスタマイズ性の高さもランボルギーニの魅力のひとつ。なんと400色のボディカラーに加えて、内装の色、ステッチの色など、数多くのオプションが自由に選ぶことができる。

今後、全車種電動化とCO2排出量削減を目指す

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挨拶をするダビデ・スフレコラ アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン代表

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車両を説明するマッテオ・オルテンツィ レヴエルト・プロダクト・ライン・ディレクター

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デザインを担当したミティア・ボルケルト。ポルシェのマカン、カイエン、パナメーラ・スポーツツーリスモなども彼が手掛けたプロダクトгЃ

 ジャパンプレミアでは、レヴエルトをデザインしたミティア・ボルケルトが挨拶。「レヴエルトは、アドレナリンを目に見える形で表現したもので、そのデザインはランボルギーニの個性的なデザイン言語の未来に向かう扉を拓くモデルです。Y字型のライトシグネチャーは、ランボルギーニを代表するフラグシップモデルの新時代に、極めて重要な役割を果たしています」と語った。

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左からミティア氏、マッテオ氏、ダビデ氏

 気になる価格だが、ランボルギーニ・ジャパンはその金額を公表していないものの、広報によると「最低でも6000万円以上で、それにオプションが加わるのでは」という。デリバリーは来春からを予定しているが、既に日本割り当て分のうち、数年分のバックオーダーを抱えているそうだ。

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 レヴエルトの誕生をきっかけに、ランボルギーニは2024年までに全モデルの電動化、2025年にCO2排出量を50%削減、さらに2030年までに80%削減を目指している。新フラグシップモデルは、今後のランボルギーニの方向性を示す隊長旗の1台といえそうだ。

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