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NEXCO3社が全国37カ所のSA、PAで大型車駐車マスの拡充予定発表

東日本高速道路(NEXCO東日本)、中日本高速道路(NEXCO中日本)、西日本高速道路(NEXCO西日本)は7日、高速道路の休憩施設において顕在化している大型車駐車エリアの混雑に対する、2023年度の大型車駐車マスの拡充予定について発表した。

これによると、本年度は全国37カ所のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)で約600台拡充する。小型車のマスを大型車に変更するだけでなく、大規模な増設工事も予定している。昨年度は21カ所で373台拡充した。

SAやPAでは、平日夜間を中心に大型車が駐車マスを長時間占拠するため、不足して混雑する状況が発生している。また、大型車マスに普通車が駐車したり、普通車マスに大型車が駐車するなどの不適切な利用も目立つ。このため、本来駐車できる車両が駐車できなくなっている。

普通車と大型車のどちらでも利用できる「兼用マス」の整備も進めているが、本来の機能が発揮できない例も見られる。「兼用マスの利用にあたっては、まずは普通車、大型車それぞれの駐車マスを優先的にご利用し、それぞれの駐車マスが満車の場合に、兼用マスを利用してほしい。兼用マスに普通車が1台だけで駐車すると大型車は駐車できないので、縦列駐車に協力してほしい」と、NEXCO3社では呼びかけている。

拡充にあたっては、新名神土山SA(滋賀県甲賀市)のように既存の敷地を有効活用し、大型車約30台分の駐車スペースを確保した例もある。こういった取り組みを進め、より便利なSA、PAの駐車スペースの確保に努める。

nexco3社が全国37カ所のsa、paで大型車駐車マスの拡充予定発表

既存の敷地を有効活用して大型車の駐車マスを増やした新名神の土山SA

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