『スカイラインNISMO』が登場し話題となったが、電動SUV『アリア』にも高性能なNISMOモデルが登場する。スポーティな出で立ちで開発テストをおこなうプロトタイプの姿を、ドイツ・ニュルブルクリンク付近でスクープした。
日産アリアは2020年に発表され2022年より世界で販売を開始したBEV(バッテリー式電気自動車)で、ファストバックスタイルを持つ流麗なクーペSUVだ。そして日産のレース/カスタマイズブランドであるNISMOの市販車といえば、レースシーンで磨かれた経験と技術を注ぎ込んだ高い走行性能が売り。『GT-R』や『フェアレディZ』といったスポーツカーだけでなくコンパクトカーの『ノート』やBEVの『リーフ』などにも設定されてきた、人気のブランドだ。
スカイラインの次は『アリア』か!? BEVで実現するNISMOの走りとは
ベースとなるアリア(B6・2WD)のスペックは、最高出力218ps、最大トルク300Nmで、2モーターの「リミテッド」では同じスペックのモーターを後輪軸にも搭載する。NISMOバージョンとなれば2モーターによる電動4輪制御技術 「e-4ORCE」の搭載は間違いないだろう。このe-4ORCEは、GT-RのアテーサE-TSで培われた技術から生み出されたものだからだ。そして出力も430psを超える可能性もある。
登場時期は未定だが、電動化時代のGT-Rへの布石となるか、要注目だ。