500台限定のレクサス「LFA」とは
レクサス「LFA」は、世界的にも自動車界に名を刻んだ名車として評価されている、まさに日本を代表する国産スーパーカーの1台です。
500台という限定車ということもあり、中古車価格が大幅に高騰しているなかで、新たに1億2000万円を超える個体が発見されました。
希少性の高い内外装となるLFA(Photo:Bring a Trailer)
希少性の高い内外装となるLFA(Photo:Bring a Trailer)
【画像】これは激レア! オレンジ過ぎるLAFがこちらです!(20枚)
エンジンはヤマハ発動機との共同開発の新設計の4.8リッターV型10気筒のエンジンを搭載。最高出力は560PS、最大トルクは48.9kgf・mを誇ります。
音楽事業も手がけるヤマハとの共同開発ということもあり、高回転まで回した際のエギゾースト音は、運転席に座ったドライバーだけでなく、その音を聞いたファンを魅了します。
ボディサイズは全長4505mm×全幅1895mm×全高1220mmでボディの65%をカーボン素材、35%をアルミ素材で製造し、軽量化と高剛性を両立します。
エクステリアはロングノーズ、ショートボディでスーパーカーらしさが溢れ出ており、技術的にも様々な仕掛けが設計されていました。
リアサイドに設けられた独特の形状のエアインテークや、ディフューザーに配置された三角型の3本出しマフラーが独自性を出しています。
LFAは2010年から2012年にかけて、世界で500台限定生産となりました。販売価格は国内で3750万円と、国産車にしては高額でした。
しかし、その販売価格にも関わらず、開発費用や製造コストを加味すると、トヨタは赤字を覚悟で製造していたようです。
そんなLFAですが、世界的に非常に高い人気を誇り、海外のオークションサイトでは高値で取り引きされています。
サンセット・オレンジのレクサス「LFA」とは
今回、海外のオークションサイト「Bring a Trailer」に出品されているLFAは、2012年式モデルで製造された500台の内の354台目のクルマにあたります。
エクステリアカラーは、サンセット・オレンジとなっており、非常に希少性が高いカラーで仕上げられています。
インテリアもそれに合わせたオレンジ・アンド・サドルタンレザーとなっており、全く使用感がなく、良好なコンディションで維持されています。
様々付属品がついている今回の個体(Photo:Bring a Trailer)
様々付属品がついている今回の個体(Photo:Bring a Trailer)
そんな希少性も高く、注目ポイントが多い今回の個体ですが、なかでも目玉はその驚きの低走行距離です。
その距離はわずか1800マイル(約2896km)となっており、過去に出品されているLFAの中でも極上の一台です。
この希少性の高いカラーに加えて、極上のコンディションということが重なって、オークションでは83万ドル(約1億2249万円)で落札されました。
過去にも同じような価格帯で取引はされているものの、いずれも落札価格は高値を推移しています。
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LFAのなかでも、さらなる限定仕様車が存在します。「ニュルブルクリンク・パッケージ」は、サーキット走行に適したモデルで、世界でわずか25台しか存在しません。
過去には、160万ドル (約2億3520万円) で取引されています。