「私、これ買っちゃいました! by 竹岡圭」 自動車評論家42人が選んだ「いま買っておきたいクルマ」2022年の総合第10位は、あの前輪駆動の最速モデル!
【写真19点】「私、これ買っちゃいました! by 竹岡圭」 自動車評論家42人が選んだ「いま買っておきたいクルマ」2022年の総合第10位は、あの前輪駆動の最速モデル!の詳細画像をチェック
雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。大激変期のいま、僕たちクルマ好きの欲望を一番刺激するクルマはいったい何か? 42名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員のそれぞれが、2022年の今だからこそ買いたいと考える20台に20(1位)〜1(20位)のポイントをつけて投票し、新車で買える熱々の100台を選んだ。2022年版のホット100に選ばれた注目の上位20台をカウントダウン形式で発表する。第10位に選ばれたのは?
私事ですが、実は注文しちゃいました。なのに、なぜ私は4位を付けたのかというと、順位付けは個人のお財布係数抜きだからでございます。
というのもこのクルマ、コスパの高さがスゴイんです。走りの素晴らしさはもちろんですが、この価格でこんなホットなクルマ、今後もう出てこないんじゃないかと思うくらい。
では、まずその運動性能、どれほどのものかと言いますと「300馬力のFFモデルとして頂点に君臨し続けているのは立派。まるでカウンターを当てたようなアングルの、攻めの4WSのコーナリングは一度味わうと病みつきになる」と塩澤さん。「4WS制御の投入で、速さのみならずオーバーステアを操る楽しさまで備えた世界最高のFFターボ。もうこんなホットハッチは、きっと出てこない」と山田さん。「電子制御が駆使されるようになり、さらなるFFベスト・ハンドリングへ」と佐藤さん。「伸び伸びと走るFFハッチバックを手の内で操る楽しさあり。優れた後輪の制御と天然キャラぶりを保つメガーヌRSは貴重、絶滅危惧種」と飯田さん。「エンジンよし、フットワークよしの、ホットハッチ。ガスがなくなるまで、いつまでも乗り続けたくなるスポーツモデル本来の魅力を持つ」と山崎さん。「FFニュル最速を目指す一方で、日本の首都高速などでもテストを行うという開発陣の情熱が伝わってくるような独特の乗り味が魅力」と藤野さん。「爆速ホットハッチだが、速さだけじゃない。才能豊かなテストドライバーが心血注いでつくりあげたのであろう生き物感にゾクゾクさせられる」と岡崎さん。と皆さまの語り口が熱を帯びているのを見ればお分かりいただけますね。
加えて「ホットハッチに属するモデル中で、アンダーステア知らずで快適性にも優れるフットワークや装備の充実ぶりから圧倒的コスパを実感」と河村さん。「性能で勝とうとすれば、2倍くらいの御予算が必要になってくる」と国沢さん。「昔懐かしいホットハッチをそこそこの値段で買えるのはもう日本と豪州ぐらいのもの。家族に文句言われないぐらいの実用性もある」と高平さんが仰る通り、ユーティリティ性も高い上でのバーゲン・プライス、もう言うことナシだと思いませんか。
そんなオールマイティー・カーなのに「ルノー・スポールの名称がなくなることを思えば、やっぱり手元においておきたい。ベスト・ハンドリングFWD」と桐畑さん。「ルノー・スポールというマニア垂涎のブランドももうすぐ終わるらしいです(号泣)」と佐野さんが仰る通り、もうエンドロールのようなんです。
6MTの設定はシャシー・スポールのみ。
「メガーヌはすでにEVへの移行が始まっており、この世代で終焉を迎える可能性が高い。迷っている暇はないかも」の新井さん情報もあり、滑り込むならホントに最後ですよ!
「ルノー・メガーヌR.S.」全長×全幅×全高=4410×1875×1465mm。ホイールベース=2670mm。車両重量=1480kg。フロントに搭載される2リッター直4ターボは最高出力=300ps/6000rpm、最大トルク420Nm/3200rpmを発生。6段デュアルクラッチ式自動MTないしは6段MTを介して前輪を駆動する。車両価格=494万円~
文=竹岡 圭
ルノー・メガーヌR.S.にはこの15人が投票! 154点を獲得!!
編集部塩澤19pt+藤島知子18pt+竹岡圭17pt+河村康彦12pt+国沢光宏12pt+山田弘樹12pt+桐畑恒治10pt+佐藤久実10pt+高平高輝10pt+飯田裕子9pt+編集部新井7pt+佐野弘宗7pt+山崎元裕6pt+藤野太一3pt+岡崎五朗2pt(合計154pt)
(ENGINE2022年9・10月号)