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格段にスタイリッシュになった新型プリウスは新エンジンの採用など中身も大変身

格段にスタイリッシュになった新型プリウスは新エンジンの採用など中身も大変身

格段にスタイリッシュになった新型プリウスは新エンジンの採用など中身も大変身

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トヨタがハイブリッド車の始祖であるプリウスのニューモデルを公開した。「ハイブリッド・リボーン」をコンセプトにプロポーションやメカニズムを刷新した。

クーペ・ライクなスポーティなフォルムに

今回で5代目となる新型のエクステリアはフロントからテールエンドまで1本の線で繋がっているような2代目以来のモノフォルム・シルエットを継承しながら、よりクーペのような流麗なフォルムへと進化。新型クラウン・クロスオーバーなどと共通するハンマーヘッドをモチーフにしたフロントまわりや横一文字のテールライトを用いることでワイド感を演出。

シンプルなデザイン

ボディ・パネルはキャラクター・ラインを最小限に抑えることでシンプルながらも抑揚の効いたデザインとした。もちろん空力にも十分な配慮が行われている。床下は突起物を減らすだけでなく、あえて段差を設けることで接地性を向上させるなど、細部の気流も最適化する造形を採り入れた。また、車両から気流を乱す静電気の帯電量を減らすため、運転席に除電機能を持たせている。

ボディ・サイズは全長4600×全幅1780×全高1430mmで、4代目と比べると25mm長く、20mm広く、40mm低い。オーバーハングはフロントが25mm長く、リアが50mm短くなった。ホイールベースは50mm長くなって2750mmになっている。

広さと運転しやすさを表現

インテリアは「アイランド・アーキテクチャー」をテーマに、広さと運転に集中しやすいレイアウトを構築。フローティング・マウントのダッシュボードにハイマウントの7インチメーター画面と12.3インチもしくは8インチが設定されるディスプレイ・オーディオを設置する。左右に走るアンビエント・ライトには運転支援装置(ADAS)と連動した通知機能が備わる。

着座位置は従来モデルよりも低くすることで運転姿勢をスポーティなものにするとともに、前後席間距離を936mm へと8mm拡大した。またプラグイン・ハイブリッド(PHEV)はバッテリー搭載位置を荷室床下から後席下へ変更することで低重心化と荷室容量拡大を狙った。

2.0リッターを新設定

パワートレインは3タイプ。トピックは3代目から採用している1.8リッターに加え、新たに2.0リッターが設定されたことだ。PHEVは2.0リッターのみで、ストロング・ハイブリッドとも呼ばれる通常のハイブリッド・モデルは1.8リッターと2.0リッターの2機種が用意される。

通常のハイブリッド・モデルは2.0リッターが193ps、1.8リッターが140psを発生。2.0リッターは従来型と同等の燃費性能と約1.6倍の出力を実現しているという。0-100km/h加速は2.0リッターが7.5秒、1.8リッターが9.3秒だ。PHEVはシステム出力が223ps。0-100km/h加速は6.7秒、EV走行距離は従来モデルに対して50%以上アップしている。

外部給電も進化

外部給電にも対応し、窓を閉めたまま車内のコンセントから車外へ電源コードを引き出せるアタッチメントを設定。PHEVは充電ソケットから電力を取るコネクターも用意される。

プラットフォームは剛性向上や一層の低重心化を図った第2世代TNGAを採用。サスペンションは前ストラット式、後ダブルウィッシュボーン式で、トレッドを拡げ、タイヤは幅を細くする一方で大径化を図り、上級グレードには19インチを採用している。

日本での発売時期はハイブリッドが今冬、PHEVが来春ごろとなる予定だ。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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