ホワイツブーツといえば……のフラッグシップモデル「スモークジャンパー」にホーウィン社のクロムエクセルをまとった一足が登場しているのをご存じでしょうか。
▼ここから下は会員用パラグラフ▼ 「6’ SMOKE JUMPER(6インチ スモークジャンパー)」13万8050円 ※23年3月に価格変更予定
NFPA(米国防火協会)が認めたインラインのオイルドレザーもいいんですが、オイルをたっぷりと含ませた肉厚なクロムエクセルはやっぱり惚れ惚れとする威厳に満ちています。
C461(Dウイズ)のラスト、ビブラム♯269のラバーソール、そして平紐(シューレース)で脇を固めたこの「スモークジャンパー」は どこか上品な印象を醸し出すところも◎。街履きを考えれば、ほどよい さじ加減といえるのではないでしょうか。
「スモークジャンパー」は森林降下消防士のために生まれたブーツであり、その職業の名です。聞き慣れない職業ですが、史実によればブラックウォーター・ファイアと名づけられたイエローストーン国立公園東方の大火災(1937年)が誕生のきっかけとか。アメリカの広大な森林で起きた火事を鎮火しようと思えば空から攻めた方が手っ取り早いというわけです。
“スモーク”へ“ジャンプ”するから「スモークジャンパー」。この直球のネーミングにもしびれます。
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Photo:Simpei Suzuki
Text:Kei Takegawa
Edit:Ryutaro Yanaka