「TOYOTA」エンブレムがダブルで装備
欧州トヨタは2023年6月26日、新型「C-HR」を世界初公開しました。
約7年ぶりのフルモデルチェンジでは、初代やコンセプトモデルのデザインを踏襲したものですが、テールデザインには大きな特徴があります。
「TOYOTA C-HR」が赤く光る!
初代C-HRは2016年3月に市販モデルが初公開され、日本では同年12月に発売されました。
【画像】えっ、そこ光るの!? ”斬新テール”採用の「C-HR」を画像で見る(35枚)
ダイヤモンドをモチーフにしたクーペ型のスタイリングや抑揚の効いたサイドラインなど独創的なデザインを持つことに加え、TNGAプラットフォームの採用による優れた操縦安定性などが特徴です。
デザイン面では初代と同様にコンセプトカーをベースとしており、新型では2022年12月に初公開された「C-HR prologue」がベースとなっています。
エクステリアはクーペテイストや短いオーバーハング、なだらかなテールゲート、大径ホイールの採用など、先代から引き継がれた要素も数多く残っています。
一方で、フロントには新型「プリウス」などをはじめ、近年のトヨタ車に用いられている「ハンマーヘッド」モチーフの鋭い表情が存在感を高めました。
ボディサイドはたくましく張り出した筋肉質な前後フェンダーが踏ん張り感を感じさせ、さらにトヨタ車として初めて段差がない「フラッシュドアハンドル」を採用。これにより空力性能の向上と、ダイヤモンドカットデザインのキャラクターラインが強調されました。
このテールランプ中央にある車名ロゴはC-HR prologueでは見られないデザインであるほか、直前に先行公開されたティザー画像では、ライトシグネチャーとしてテールランプと同様に赤く点灯する様子も披露しています。
アルファベットの「TOYOTA」表示は、現行トヨタ車のなかでは「ハイラックス」や「タコマ」「タンドラ」などごく一部に限られ、採用例の少ないものです。
このアルファベットロゴに加えて、ほとんどの車種で用いられているトヨタの「T」を模したエンブレムも装備しており、文字とエンブレムのダブルでトヨタと表示するというパターンを採用。この点はほかのトヨタ車に見られない大きな特徴と言えそうです。
また、このアルファベットロゴは、クルマにドライバーが近づくと点灯するという、新たな仕組みが採用されているといいます。
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新型C-HRは同日よりオンラインで予約が開始されていますが、正式な発売や詳細情報は追って発表されると見られます。
なお、日本国内においては初代が2023年7月下旬に生産終了することが公表されていますが、新型の日本導入に関してのアナウンスはありません。