左を気にせず叩きたい人はフジクラ「VENTUS BLACK 60S」 スムーズな切り返しを生む、三菱ケミカル「TENSEI PRO Orange 1k 60S」 スピンが減って強い球、EDGE WORKS「 EG630 MK」 人気のピン「G430」シリーズのカスタム特集第2弾! 今回は「G430」シリーズの中でもっともロースピン設計のアスリートモデル「G430LST」のシャフトマッチングをゴルフステージ成城のクラブナビゲーター・吉田朋広が考えてみた。 「G430」シリーズの純正シャフトは充実のラインナップで多くのプレーヤーをカバーしていることはすでに検証させて頂きました。とくに「TOUR 2.0 CHROME」と「TOUR 2.0 BLACK」の2モデルはプロ・アスリートゴルファーまで対応できるシャフトとして評価も高いですが、さらにプラスαのパフォーマンスを求めるアスリートゴルファーに向けてカスタムシャフトを選んでみました。 前回同様、シャフトを選ぶ前にヘッドの性能を十分に理解する必要があります。「G430 LST」はヘッド体積440ccと「G430」シリーズでもっともコンパクトなヘッドです。クラウン部分にカーボン素材を採用して重心を低くしバックスピン量を低減できる設計を採用しています。 ...
【ダカール・ラリー】TOYOTA GAZOO Racingが初の連覇 「来年も、もっと難しいステージ来い!」と豊田章男社長 第45回となるダカール・ラリー2023は現地15日、TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アル-アティア組の連覇で幕を閉じた。総走行距離8500km、「世界一過酷なレース」がフィニッシュ。アル-アティヤは自身5度目のダカール制覇。トヨタは2007年に三菱が成し遂げた7連覇以来となる、日本勢久々の連覇を果たした。 ■「ハイラックスは“もっといいクルマ”に鍛えられていく」と豊田社長 また、アル-アティヤは世界ラリーレイド選手権(W2RC)の初代王者として、2年目のシーズンを幸先よく開幕戦勝利で終えた。 連覇を遂げたトヨタのGRダカールハイラックスT1+ (C) TGR トヨタのGRダカールハイラックスT1+は3台がトップ5で完走。この結果にトヨタ自動車株式会社豊田章男代表取締役社長が談話を発表。チームとメンバーを労い、喜びを表すととともに、次への抱負も口にした。 「TOYOTA GAZOO Racingの3台のハイラックス、チームランドクルーザー・トヨタオートボデーの2台、そして日野チームスガワラの“HINO600”、すべてが16日間のダカールラリーを走り切りました。6台のチームの皆さま、8500Kmの厳しい道をおつかれさまでした! ファンの皆さま、応援いただきありがとうございました! アル-アティヤ選手、ボーメル選手は、2年連続の総合優勝おめでとうございます!」 「長く厳しいダカールの道では“乗りやすいクルマ”でないと勝つことができません。ダカールに挑み続けることでハイラックスは“もっといいクルマ”に鍛えられていきます。ハイラックスを鍛えてくれてありがとう!」 「チームランドクルーザー・トヨタオートボデーの皆さん、市販車クラスV10おめでとうございます! バソ選手、ポラト選手、クラス優勝おめでとう! ...
ヤマハ 2023年型YZ450Fのデビューレースでトマックが優勝 ヤマハ発動機株式会社は、2023AMAスーパークロスの開幕戦アナハイム1に臨み、イーライ・トマックがフルモデルチェンジを遂げた2023年型YZ450Fでデビューウィンしたことを発表した。また、チームメイトであるディラン・フェランディスも4位を獲得。250SXでは、リーバイ・キッチンが7位に入り、スタイルズ・ロバートソンも追い上げて9位とトップ10圏内となった。 【AMAスーパークロス 第一戦アナハイム1】 トマックが2023型YZ450Fでデビューウィン ヤマハの参戦ライダー、マシンなどAMAスーパークラスに関する情報をお届けします。 RACE DATA AMAスーパークロス 第1戦アナハイム1大会 開催日:2022年1月7日(土) й–‹е‚¬ењ°пјљг‚«гѓЄгѓ•г‚©гѓ«гѓ‹г‚ўе·ћг‚ўгѓЉгѓЏг‚¤гѓ дјље ґпјљг‚Ёгѓіг‚ёг‚§гѓ«гѓ»г‚№г‚їг‚ёг‚ўгѓ REPORT Monster Energy Yamaha Star Racingは2023 AMAスーパークロスの開幕戦アナハイム1に臨み、フルモデルチェンジを遂げた2023年型YZ450Fを駆るイーライ・トマックがデビューウィン。またチームメイトのディラン・フェランディスも強さを披露。メインイベントで表彰台まであと一歩に迫る4位を獲得した。 ...
#46 Team WRT, BMW M4 GT3 Valentino Rossi with the team アラブ首長国連邦のドバイ・オートドロームでドバイ24時間レースが開催された。この決勝レースでは、MotoGPレジェンドのバレンティーノ・ロッシが四輪レース転向後初めての表彰台を獲得した。 ロッシは2021年シーズン限りでMotoGPを引退。2022年からは四輪レースへと活動の場を移していた。 WRTに在籍して、アウディのマシンを1年間走らせてきたロッシ。2023年からはチームがアウディからBMWへとスイッチし、ロッシもBMWのファクトリードライバーに選ばれた上で、『M4 GT3』へと乗り換えることになった。 引き続きGTワールドチャレンジ・ヨーロッパのスプリント/エンデュランスカップに出場予定のロッシだが、彼のBMWでのデビュー戦はこのドバイ24時間レースに決まっていた。 46号車はロッシ、マキシム・マルタンとマックス・ヘッセの3名のドライバーでレースへ挑み、予選8番手からのスタートとなった。 決勝レースでは同じくWRTの7号車が621周を走破し、Herberth Motorsportの91号車を31秒の僅差で破って勝利した。 ロッシの46号車は2周遅れとなる619周を走破。フィニッシュを務めたドライバーはロッシで、3位表彰台を獲得してみせた。なおロッシにとって、表彰台獲得は2020年7月に行なわれたMotoGPアンダルシアGP以来のものだ。 ...
MotoGPに参戦するマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、ダカールラリーはリスクが大きすぎることからも、バイクでの参加には乗り気ではない様子だ。 1年前、2022年のダカールラリーにMotoGPのシートを失った直後のダニーロ・ペトルッチが初参戦し、MotoGPウィナーとして初めてステージ優勝を果たしたことで話題となった。 関連ニュース:ペトルッチ、ダカール・ラリーで初ステージ優勝に感無量「本当に嬉しい。言葉もない」 ダカールラリーは非常にタフなイベントであるため、MotoGPで共に走ってきたライダー達も、ペトルッチの偉業には驚きを見せていた。ただ、同じようにダカールラリーへ挑戦することには及び腰だった。 そしてMotoGPの同僚の中でもマルケスはダカール挑戦の可能性を閉ざしていないと思われていたライダーのひとりだ。しかし、そのマルケスであっても、“四輪”での挑戦が限界だと考えている様子だ。 「それは、おそらく将来の可能性のひとつだね。でもバイクでは絶対出ないだろうね」 マルケスはスペインの放送局Teledeportで笑いながらそう語っていた。 「自分のことはよく分かってるし、間違いなく怪我をするだろう」 「バイクには乗らないし、完走もできないだろう。保証できる。競うためには事前の準備と経験を積むことが必要なんだ。ダカールは世界で最も厳しいレースだからね」 「バイクも自動車も楽しむためにやっているんだ。ウソは吐けない。ダカールは敬意を払うイベントで、『よし、ダカールやるぞ』とはならないんだ」 「準備も必要だし、やり方を見つけなくちゃいけないんだ。他にもいろいろあるけど、僕らは競争しているんだから、負けるのは好きじゃない。出場して、ただ上手く走り切るだけではメディアにとっても大変だろう」 Danilo Petrucci lors du Dakar 2022. なおマルケスは同郷スペインのレジェンド、カルロス・サインツSr.と話したことがあると言い、アドバイスも受けているという。ただ、彼はコ・ドライバーとの二人三脚も非常に難しいものだと捉えているようだ。 「カルロス・サインツとは何度か話したことがあるんだ。ジムで彼と会うことがある」 「彼はまるで初めてのダカール参加のように準備をしていた。彼には何度もコ・ドライバーにどうやってそれほどの信頼を寄せられるのかを尋ねたよ」 ...
先立って販売されている「BLUE」を含む全3機種展開に 藤倉コンポジット(本社・東京都江東区)は、PGAツアーで高い使用率を誇る「VENTUS TR(ベンタス ティーアール)」シリーズの追加モデルとして、「VENTUS TR RED(レッド)」と「VENTUS TR BLACK(ブラック)」を3月16日より販売する。 「VENTUS TR」は、同社が海外先行で展開する「VENTUS」ブランドの最新シリーズで、TRは“Tour Rated”(ツアーにおける評価)を意味。ツアー現場の声を反映し、PGAプレーヤーのさらなる信頼を勝ち得たシャフトとして、国内販売を求める声が高まっていた。 2022年3月に発売の「VENTUS TR BLUE(ブルー)」は、同年「全英オープン」を制したキャメロン・スミス(オーストラリア)が使用。注目度がさらに高まるなか、より高い弾道を目指すプレーヤー向けの先中調子「RED」と、低弾道で安定性を追求した元調子「BLACK」が加わった。 2モデルとも「BLUE」と同様、超高弾性70tカーボンと高弾性カーボンを積層することで、オフセンターヒット時のヘッドのねじれを抑える独自の「VeloCore Technology(ベロコア テクノロジー)」を搭載。優れたボールコントロール性能とともに、シャフト先端の高い曲げ剛性によりボール初速の最大化を実現するという。 「RED」「BLACK」ともに、50g台は硬さRとS。60g台はSとX、70g台はSとXのラインアップ。「BLACK」のみ80g台Xを用意。税込価格は5万5000円。問い合わせは藤倉コンポジット(03-3527-8433)まで。
SUBARU/STIは東京オートサロン2023で今季のモータースポーツ活動の発表を行なった。 STI平岡泰雄社長は3つのカテゴリーのレースに参戦することを発表。中でも全日本ラリーへの参戦は2008年にWRCから撤退以来、14年ぶりのラリー競技参戦であり、ラリーファンからの熱い視線が集まっている。 新型WRX S4(VB型)の全日本ラリー参戦車両 参戦体制は「SUBARU Rally Challenge」という名称で、SUBARU/STIがサポートをしていた新井敏弘、蒲田卓麻の両チームを今季は運営サポートと車両開発サポートも行ない、JN1クラスに2台体制で参戦する。もちろん狙うのは打倒R5のシュコダ・ファビア、そしてGAZOO RacingのGRヤリスということになる。 ここ数年、JN1クラスではGRヤリスがトヨタGAZOO Racingとしてワークス体制で参戦し、勝田範彦がドライブするGRヤリスが速くWRX(VA型)では厳しい状況だった。さらに22年はWRCのR5規定で作られたシュコダ・ファビアをコバライネンがドライブし、シリーズチャンピオンを獲得している。 参戦車両はレギュレーションの変更に合わせ、新型WRX S4(VB型)を投入する。しかしながら、そのタイミングはシーズン途中ということで、おそらく第3戦、第4戦あたりになるだろう。マシンはこれまで以上の軽量化が可能になり、強いSUBARUのラリーを今一度見せることができると信じているとスピーチした。 GRヤリス、ファビアR5に対して23年からはSUBARU/STIがワークス体制で巻き返しを狙うというわけだ。 NBRもVB型で挑む WRX S4はもう一つのカテゴリーNBRに2023年も参戦する。ニュルブルクリンク24時間レースには新型のVB型に6速シーケンシャルのヒューランド製トランスミッションへと換装し、FA24ターボをチューニングして参戦する。初のSGP(スバル・グローバルプラットフォーム)車での挑戦となり、そのポテンシャルの高さを実証したいと意気込みを語った。 STIの平岡泰雄社長とVB型のNBR参戦車両 参戦クラスはSP4Tクラスで、22年実績ではプライベーターのポルシェ・ケイマンが数台いる状況のため、クラス優勝の目標にプラスして予選ラップタイム8分51秒を目標タイムに設定した。VA型にEJ20型で参戦していた22年までは予選タイムに9分00秒の壁があったが、一気に10秒弱のタイムアップを目標にしている。また、総合ではSP8Tクラスも視野に入れつつトップでのゴールを目指し、総合順位でも上位を狙って挑むことになる。 チーム体制では総監督に辰己英治、監督沢田拓也でマシン製作はプロジェクトリーダーの渋谷直樹が指揮をとる。ドライバーはカルロ・ヴァン・ダム、ティム・シュリック、山内英輝、井口卓人、という4名体制で挑む。また全国のディーラーから選抜された精鋭のメカニック8名も参加しての挑戦になる。 スケジュールは4月のLNS、クォリファイング・レースを経て5月の本番を迎える。 ...
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT スバルが東京オートサロン2023の会場で2023年のスーパーGT、GT300クラスの参戦体制を発表。前年までと同じチーム体制で、王座奪還を目指すと誓った。 2022年の#61 SUBARU BRZ R&D SPORTは、最終戦までタイトル獲得の可能性も残していたものの、その最終戦で痛恨の無得点。同じく無得点に終わった#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rを逆転することができず、僅か2.5ポイント差で涙を呑んだ。2021年からの連覇はならなかったのだ。 ただ予選では圧倒的な強さを見せた61号車。2回の鈴鹿戦と最終戦もてぎを除く5戦は全てフロントロウ……そのうち4回はポールポジションである。しかしそれでも勝利の女神は微笑まず、タイトルを逃した。 そんなスバルBRZにとって2023年は、タイトル奪還を目指す重要な1年。東京オートサロンでの発表によれば、2022年と同じ体制でシーズンに挑むという。 チーム総監督は小澤正弘、チーム運営は「R&D SPORT」が担当し、R&D SPORTの澤田稔が監督を務める。またドライバーは今季も井口卓人と山内英輝のコンビである。 2023年からのスーパーGTは、カーボンニュートラル燃料の使用が義務付けられることになる。スバルはこれに向け、カーボンニュートラル燃料に対応したエンジンの開発を進めているという。またスバル伝統の水平対向エンジンの信頼性向上、空力性能向上、コーナリング性能の向上にも取り組む予定だと言う。これにより「環境性能と走行性能を併せ持つ強いSUBARU BRZで王座奪還を目指す」と、宣言された。 ...
#4 グッドスマイル 初音ミク AMG Follow @MotorsportJP関連ニュース:【ギャラリー】日産『GT-R』2024年型は”スカイラインR34”を思わせる顔つきに。NISMOも合わせて登場【ギャラリー】HRC、2024年のスーパーGTに投入へ『CIVIC TYPE R-GT CONCEPT』HRC渡辺社長、スーパーGT次期マシンをCIVICベースとした理由を説明「タイプRブランドの走りを、世界にアピールしていく」apr、2023年スーパーGT・GT300クラスに投入する新車両を発表。レクサスLC500hがベースに野尻智紀、ドライバー・オブ・ザ・イヤー2022に選出。圧倒的強さで2年連続のスーパーフォーミュラ王者に
BMW Team Studieは、幕張メッセで開催されている東京オートサロン2023にて、スーパーGT GT300クラスの参戦体制を発表した。 新たにBMW『M4 GT3』を投入し、荒聖治とBMWワークスドライバーのアウグスト・ファルフス(ファルフス不在時は近藤翼が代役参戦)というラインナップで挑んだ2022年シーズン。第3戦鈴鹿では、ポール・トゥ・ウィンという形で優勝を飾り、チームランキングでは10位となった。 勢いに乗るBMW Team Studieは、2023年に向けてラインアップを変更。2014年からチームに携わる荒に加え、BMWのワークスドライバーで2012年ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM[)王者のブルーノ・スペングラーが合流した。第3ドライバーには、スーパーGT GT500クラスで2度、GT300クラスで2度王座を獲得している柳田真孝が加わった。 マシンは2022年同様にM4 GT3。カラーリングはMストライプにレッドとブルーの幾何学模様を入れた新デザインに変更された。それに併せて、ドライバーのレーシングスーツもその幾何学模様が取り入れられたビビットなモノとなっている。 Seiji Ara, Masataka Yanagida, BMW Team Studie Photo ...
2023年1月10日、2023年WEC世界耐久選手権ハイパーカークラスへの参戦をすでに表明しているフェラーリは、2台のハイパーカー「フェラーリ499P」をステアリングを握る6名のドライバーを発表。正式に2023年WEC世界耐久選手権への参戦を宣言した。2023年WEC世界耐久選手権ハイパーカークラスへは、トヨタ、プジョー、グリッケンハウスに加え、ポルシェ、キャデラックなども参戦する予定で、強力なライバルとともに激戦が期待される。 フェラーリ、トヨタ、ポルシェ、プジョーらが激突 ル・マン24時間レースで9度の総合優勝を誇るフェラーリは、2022年10月29日に新しいハイブリッドパワートレーンを搭載したル・マン・ハイパーカー「フェラーリ499P」を発表して、WECへの参戦を表明。12月には耐久テストを行うなど、開発を加速していた。今回はドライバーラインナップも発表、3月のデビュー戦までにさらにテストを重ねていくという。 WEC世界耐久選手権ハイパーカークラスに参戦する「フェラーリ499P」。 ドライバーの布陣は、50号車はアントニオ・フォコ/ニクラス・ニールセン/ミゲル・モリーナ、51号車はアントニオ・ジョビナッツィ/ジェームス・カラド/アレッサンドロ・ピエール・グイディ。昨年アルファロメオF1のステアリングを握り、今年はフェラーリF1のリザーブドライバーを務めるジョビナッツィが注目される。 2台のハイパーカー「フェラーリ499P」は、AFコルセとのファクトリープログラムの下、WEC開幕戦のセブリング1000マイルレースでデビューを飾る。
BMWは、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスで7度世界チャンピオンに輝いたバレンティーノ・ロッシが、2023年後半に行なわれるBMWのLMDhマシン『MハイブリッドV8』のテストに参加する予定だと明かした。 BMWは2022年のクリスマスを前に、ロッシが四輪レースへの転向2年目となる2023年にファクトリーGT3ドライバーのラインナップに加わることを発表。今回のLMDhテストは、そのニュースに続くモノだ。 LMDhレギュレーションは、2023年からFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)のGTPクラスに初導入。統一規格としてそれぞれの最高峰クラスで参戦が可能なため、BMWを始め、ポルシェやキャデラックなどがLMDhマシンを登場させている。 関連ニュース:バレンティーノ・ロッシ、今度はBMWのワークスドライバーに! 将来はWECやル・マンでハイパーカー?? BMW・Mモータースポーツのアンドレアス・ルースは、次のように語っている。 「GTPのような良いマシンを彼に経験させる計画もある」 「GT3は既に良いマシンだけど、GTPは確実にレベルが違うよ」 ただルースは、BMWがIMSAでLMDhプログラムを開始するにあたり、ロッシがすぐにLMDhマシンのステアリングを握る可能性を否定している。 「今年中に実現するとしたら、間違いなく今年の後半になる」とルースは説明する。 「現時点では、我々はみんな、(IMSA初年度に向けて)最高の準備をするために、ベストを尽くして準備するべきモノが残っていると思う」 Connor De Phillippi, Marco Wittmann, BMW M Team RLL BMW ...
日産フォーミュラEチームは、Gen3レギュレーション初年度となる2022-23年シーズンに向けて、ノーマン・ナトーとサッシャ・フェネストラズのふたりを新たに起用した。 バレンシアで行なわれたプレシーズンテストでは、日産ワークスとそれと同じパワートレインを積むマクラーレン勢は順調に走行。ナトーは12月15日(木)のメディアデーの最後に行なわれた1時間のセッションでトップに立っている。 しかし新体制で挑む新時代に向けて、ナトーは「改善の余地はある」と考えている。 ナトーはチームに適応するためには「多くのエネルギー」を要したと説明。特に日産のe.dams買収後は、ファクトリーで多くの変更が行なわれ、他チームに比べて「準備ができていない」という。 「環境の変化……シーズン終了から、このマシンへ変更してマシンやステアリング、新たなソフトウェア、新たな人を学ぶまで、僅かな時間しかなかった」 ナトーはmotorsport.comにそう語った。 「基本的には、他のことをする時間がないようなモノだ。これはかなりのエネルギーを必要とすることなんだ。チームにとっても、これに対処するのは簡単なことじゃない。組織として、チームもかなりの変更があったからね」 「まだ完璧に準備できていないことが沢山あるのは確かで、もう少し時間がかかると思う。もちろん、ジャガーの時みたいに同じドライバー(編注:フェネストラズとナトーはジャガーでリザーブを担当)と一緒に仕事をするという点ではチームに利点がある」 「現在の僕らのポジションでは、どこを改善すべきかは分かっている。もし(開幕戦の)メキシコシティePrixで勝てる状態であれば、上出来だね」 「もしそうでなかったとしても、世界の終わりという訳じゃない。僕らがどこを改善しなきゃいけないかは分かっているし、現時点では一部のチームほど準備できていないことも分かっているからね」 Norman Nato, Nissan Photo by: Andrew Ferraro / Motorsport Images ...
#50 Marcic: Simon Marcic サウジアラビアを舞台に2022年12月31日~2023年1月15日にかけて開催されているダカールラリー2023。大会6日目に行なわれたステージ5では、バイク部門に参戦しているシモン・マルチッチ(チーム・マルチッチ)に、競技者がお互いに助け合いながら完走を目指すダカールならではの出来事が起こっていた。 総距離645kmとなるハイルのループステージで、スロベニア出身のマルチッチの駆るハスクバーナ『FE RALLYレプリカ』のリヤタイヤにトラブルが発生した。 しかしマルチッチはラリーを続行すべく、ホイールむき出しの状態で走行を継続。砂の上で推進力を得るために、結束バンドをリヤホイールに巻きつけるという工夫によって60km/hまで速度を上げることができ、マルチッチは「それほど悪くなかった」とビバークで振り返っていた。 そうした状態で100kmを走破したマルチッチだったが、給油を行なっている際に救いの手が差し伸べられる。エンジントラブルによって走行を継続できなくなった趙宏義(五堡大海道ラリーチーム)は「ダカールはダカール。何が起こるか分からないモノだ」として、リヤタイヤを提供したのだ。 趙の助力によりステージを完走したマルチッチは、次のように語っている。 「僕はタイヤの中のチューブに大きな問題を抱えて、100kmをホイールのみで走ることになった。本当に厳しかったよ」 「幸いにも、エンジントラブルを抱えていた別の競技者がタイヤとホイールを貸してくれた。彼はリタイアすることになってしまったけど、僕は彼のタイヤを使ってフィニッシュすることができた。でなければ、僕の到着は日付を越えていただろうね」 ビバークでマルチッチは借りたタイヤとホイールを返却。むき身のまま酷使されていたホイールは、細かい砂によって再利用ができないほどリム部が鋭利に研がれていた。 Follow @MotorsportJP関連ニュース:「ダカールは、美しい」ダニーロ・ペトルッチ、山あり谷ありの前半戦に満足感アロンソ、ダカールラリー再挑戦はあるのか? トヨタのアル-アティヤはラブコール「彼には才能がある」ダカールラリー2023で観客の死亡事故が発生。ラリーコースでの事故と報告も詳細は不明ダカールラリー10日目:サインツSr.がクラッシュ喫しリタイア。ステージ9はローブが制し、総合首位アル-アティヤ変わらず
ヘッドは「ステルス2」(左)「ステルス2 HD」(中央)「ステルス2 プラス」(右)の3機種展開 テーラーメイドゴルフ(本社・東京都江東区)は11日、2023年の最新モデル「STEALTH 2」(ステルス2)シリーズのドライバーを2月17日に発売すると発表した。22年に発売した「ステルス」シリーズの後継となり、同シリーズのフェアウェイウッド、ハイブリッド、ユーティリティも同日発売する。 「ステルス2」最大の特徴は、同社のウッド史上初めてカーボン素材の容量が他素材を超えた点だ。21年モデル「SIM2」のソール後方部に搭載されていたアルミニウム製のリングは、カーボン製の「特殊強化カーボンコンポジットリング」に進化。ソールとクラウンを含めて、カーボンの割合を高めたヘッドが誕生した。 前作「ステルス」で初採用された60層のカーボンツイストフェースは、新たにフェースセンター部分を厚くする積層方法を採用し、高初速エリアの拡大に成功。フェース重量は前作と比べて約2g軽くなり、ボール初速アップを実現したという。 クラウンは光沢仕上げ。左から「ステルス2」「ステルス2 HD」「ステルス2 プラス」 ヘッドタイプは、直進性が進化したスタンダードの「ステルス2 ドライバー」、高弾道でつかまる「ステルス2 HD ドライバー」、15gのスライド式ウエイトを搭載する低スピン仕様の「ステルス2 プラス ドライバー」の3種類。すべて前作に比べて慣性モーメント値を上げることで、寛容性を備えたモデルに仕上げた。 ヘッド体積はすべて460cc、ロフト角は9度と10.5度。長さは「ステルス2」と「ステルス2 プラス」が45.75インチ、「ステルス2 HD」は45.5インチ。標準シャフトは三菱ケミカルとの共同開発シャフトを採用し、「ステルス2」と「ステルス2 HD」は「TENSEI ...
フェラーリは、2023年シーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに2台のル・マン・ハイパーカー(LMH)『499P』で参戦を開始する。 シーズン開幕に先立ち、フェラーリは499Pを駆る6名のドライバーを発表。フェラーリでF1リザーブドライバーを務める29歳のアントニオ・ジョビナッツィが、フェラーリお抱えのGTドライバー5名と共にWECハイパーカークラスへ出場することとなった。 2019年から2021年にかけてアルファロメオからF1に参戦し、その後もフェラーリでF1業務に当たっていたジョビナッツィ。彼は2022年シーズンのWEC GTE Proクラス王者であるアレッサンドロ・ピエール・グイディ、ジェームス・カラドと共に51号車の499Pをドライブする。 一方、姉妹車の50号車499Pには、ミゲル・モリーナ、アントニオ・フオコ、ニクラス・ニールセンの3名が乗る。2台のクルーは3月のWECセブリング1000マイルで初陣を迎え、全7戦を戦う予定だ。 ジョビナッツィがフェラーリワークスからレースへ出場したのは、2018年のル・マン24時間レースのみ。その際は、ワークスのAFコルセが追加参戦させた『488 GTE Evo』でトニ・ビランダー、ピポ・デラーニと共に走った。 また彼のプロトタイプマシンでの経験は5戦。WECやヨーロッパ・ル・マンなどにLMP2クラスから出場し、アジアン・ル・マンでは2015-2016シーズンに1勝を挙げている。 F1シートを失って以降ドラゴン・ペンスキーからフォーミュラEに参戦していたジョビナッツィ。本格的なスポーツカーレースへの移行を前に、彼は次のように語った。 「499Pのデビューは、フェラーリの歴史において決定的な瞬間となるだろうし、その特別な瞬間を共有できることは、僕にとって大きな栄誉だ」 「僕らは大きな責務を負っていることを謙虚に受け止めつつも、自分たちの強さを認識し、この大きな挑戦に向けて準備を進めている」 #51 Ferrari LMH: Antonio Giovinazzi, James Calado, ...
左が「G430 HL MAX ドライバー」右が「G430 HL SFT ドライバー」 ピンゴルフジャパン(本社・埼玉県戸田市)は、2022年11月に発売された「G430」シリーズの追加モデルとして、「G430 HL」を3月2日に発売すると発表した。 「HL」は、「High Launch(ハイローンチ)」の略で、理想的な高弾道で最大キャリーを生み出すことを目的としたシリーズ。ヘッドだけではなく、シャフト、グリップを含む全パーツを軽量化させ、ヘッドスピードの最大化を促すことで、ボール初速と弾道の高さが出やすい性能に仕上がっているという。 ドライバーのラインアップは、「G430 HL MAX ドライバー」「G430 HL SFT ドライバー」の2機種で、ヘッドは「G430」シリーズの構造をそのまま採用し、後方の可変式ウエイト部に専用の軽量ウエイトを装着。慣性モーメント8700g・cm2を超える安定感(上下左右の合計)を誇りながら、総重量は「MAX」が約274g、「SFT」が約265g(※「G430 MAX」約302g、「G430 SFT」約293g)と、大幅に軽い仕様となっている。 ...
#207 Team Audi Sport Audi: Carlos Sainz, Lucas Cruz アウディのカルロス・サインツSr.は、電気自動車の『RS Q e-tron E2』を駆ってダカールラリー2023の制覇を目指していた。ステージ9でのクラッシュで、その挑戦は折り返しを少し過ぎたところで終わってしまったかと思われたが、なんとかラリー継続を模索しているようだ。 ステージ1で総合首位に立ったサインツSr.だが、ステージ3でマシントラブルに見舞われたところから、歯車が狂ってしまった。ステージ6では足回りがもげてしまうトラブルでデイリタイアを喫し、優勝は絶望的となってしまった。 ステージ8までを終えた段階で、サインツSr.は総合44番手まで沈んでいた。そして休息日を挟んで迎えたステージ9のスタート直後に決定的なクラッシュが起きてしまった。 サインツSr.のマシンは、スタートから6kmの地点で砂丘からジャンプしたところで姿勢を乱し、着地に失敗。ひっくり返ってしまった。 3人のファンの助けを借りて、なんとかマシンの姿勢を直した彼らは、アシスタンスによるサポートを待つことになった。 サインツSr.とクルスのコンビに身体的な大ダメージはなかったものの、サインツSr.は右胸部に痛みを覚えたという。主催者によると、ふたりは深刻なダメージの有無を確認するため、ヘリコプターでサウジアラビアの首都リヤドにある病院に運ばれ、メディカルチェックを受けることになったようだ。 それはダカールラリーのリタイアを意味すると見られていたが、ダカール委員会の報告では、一旦ヘリコプターで搬送されたサインツSr.はマシンに戻ることを要請。医療班はその要求を受け入れ、ふたりを故障したアウディの場所まで送り届けたという。 「彼は現在ナビゲーターと一緒に戻り、マシンの修復を試みる」と主催者は報告している。だが、これがルール上許されるのかどうかはまだハッキリとはしていないようだ。 ...
2023年1月14日、ついにフォーミュラEのシーズン9が開幕する。今シーズンは新シャシの導入やレギュレーションの新たな試み、魅力的なメーカーの新規参入など話題豊富だ。はたして2023年シーズンはどんな戦いが繰り広げられるのか。この開幕を前に全5回にわたり前シーズンからの変更点や注目ポイントをチェックする。本記事は第4回目。 2023シーズンから4年間、ワンメイクサプライヤーとしてタイヤを独占供給 大きな変革の年である2023年の目玉は新しいマシン「Gen3」の導入だが、もうひとつ大きな変化がある。それはタイヤサプライヤーがミシュランからハンコックタイヤに変更されたことだ。 2014年のファーストシーズンからずっとフォーシュラEの足元を支えてきたのはミシュランだった。しかしFIA世界モータースポーツ評議会の承認を得たハンコックタイヤが2023年度から4年間タイヤ、そしてテクノロジーパートナーとしてフォーミュラEマシンを支えることになった。 レース後にリサイクルできる「iON」はフォーミュラEのビジョンに寄り添ったタイヤだ。 近年はDTM(ドイツツーリングカー選手権)やWシリーズ(女性ドライバーに限定したフォーミュラカーレース)などでタイヤサプライヤーを務めていたハンコックだが、EVの商用化以前から続けてきた技術開発のノウハウを活かし、FIAとともに性能はもちろんのこと、エコ素材の適用、転がり抵抗の低減など、フォーミュラEが要求する厳格な条件を満たすEVレーシングタイヤ「iON」を開発した。 「iON」は2023年から導入され、これまでのGen2から飛躍的な進化を遂げたGen3に特化した専用設計のタイヤである。驚くことにこの「iON」を構成する素材のうちサスティナブルな材料が30%近くを占めており、また使用後はすべてのタイヤがリサイクルできると言われている。フォーミュラEの目指しているエコレースの価値、ビジョンに相応しいタイヤではないだろうか。 バレンシアテストではウエット路面でも走行が重ねられた。
スポーツカーレースにとって、2023年は大きな変革の年となる。2大耐久レースシリーズであるFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)のGTPクラスと、ふたつの最高峰クラスに投入可能なLMDhレギュレーションが初導入されるのだ。 WECの旧LMP1レギュレーションと比較すると、LMDhは比較的低コストでふたつの大規模レースシリーズに参戦できるため、自動車メーカーを耐久レースへ復帰させる呼び水となった。 ル・マン・ハイパーカー(LMH)をWECに投入しているメーカーと2023年以降新たにLMDhで耐久レースを行なう予定となっているメーカーを合わせると、その数なんと”12”。ここでは、そのメーカーをまとめて紹介する。 まずはLMDhとLMHのレギュレーションの違いについて説明しよう。 LMDhは基本的に、IMSAが2017年に導入して成功を収めた旧DPiレギュレーションの後継となるモノだ。DPiと同様に、メーカーは次世代LMP2シャシーをベースにマシンを新たに設計する必要がある。次世代LMP2シャシーを製造可能なライセンスコンストラクターは、オレカとダラーラ、リジェ、マルチマティックの4社となっている。 LMDhに搭載可能なエンジンは、レギュレーションの範囲内で選択の自由が認められている。ただ、ボッシュ製モーターユニットやウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング製バッテリー、Xtrac製ギヤボックスを組み合わせた共同開発の標準ハイブリッドシステムの搭載が義務付けられている。 一方で、LMHは一定の限度は設けられているものの、メーカーにとってはより自由度の高い開発やデザインが可能なレギュレーション。ブランドのデザインランゲージにマッチしたマシンをゼロから創り上げることができるのだ。また義務ではないものの、ハイブリッドシステムはメーカーが独自に設計/製造し、マシンに搭載することが可能だ。 LMDhとLMHのレギュレーションで作成された車両は、ル・マン24時間レースやロレックス・デイトナ24時間レースを含め、2023年からWECとIMSAにの両シリーズに参戦可能だ。LMHマシンは既に2021年からWECでデビューしており、LMDhは2023年1月のデイトナ24時間を皮切りにIMSAとWECでレースを戦うことになっている。 LMDhまたはLMHでWEC/IMSAに参戦するマニュファクチャラーリスト マニュファクチャラータイプWEC (ハイパーカークラス)IMSA (GTPクラス) トヨタ LMH ◯ × グリッケンハウス LMH(非ハイブリッド) ◯ × ...