トヨタ自動車が、新型となる「ランドクルーザー250」をワールドプレミアした。日本では特別仕様車ファーストエディションを含め、2024年前半の発売が予定されている。同時に、海外で今でも人気を誇る「ランドクルーザー70」の日本再導入も発表された。
TOYOTA Land Cruiser|トヨタ ランドクルーザー
ランクル300の弟、ランドクルーザー250がワールドプレミア
トヨタ自動車が、新型となる「ランドクルーザー250」をワールドプレミアした。日本では特別仕様車ファーストエディションを含め、2024年前半の発売が予定されている。同時に、海外で今でも人気を誇る「ランドクルーザー70」の日本再導入も発表された。Text by YANAKA Tomomi
日本ではディーゼルとガソリンの2モデルを展開
これまでランドクルーザーは、フラッグシップの「300シリーズ」や、走破性が求められるヘビーデューティーモデルの「70シリーズ」、人々の生活と実用を支えるライトデューティーモデル「プラド」の3シリーズを展開。今回、世界初披露された「ランドクルーザー250」は、これまで日本で販売されてきた「プラド」と同じライトデューティー系に属する、ランドクルーザーの中核モデルとなる。
250シリーズの開発にあたり「ランクルは人々の生活、地域社会を支えるためのクルマであるべき」という豊田章男社長(当時)の考え方のもと、質実剛健を追求したランドクルーザーの本質への原点回帰がコンセプトに掲げられ、開発が進められてきた「ランドクルーザー250」。プラットフォームには、300シリーズと同じGA-Fプラットフォームを採用しており、これにより従来型比で、フレーム剛性を50パーセント、車両全体の剛性として30パーセントの強化を実現。
さらに北米や中国などでは、ランドクルーザー初のハイブリッドモデルなども登場するとトヨタではアナウンス。また安全装備では、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に取り入れる。エクステリアは全長4,925(+100)×全幅 1,980(+95)×全高 1,870mm(+20)と全体的にサイズアップ。 ホイールベースは2,850mm(+60)と歴代ランドクルーザーを踏襲するホイールベース数値となった。
デザインは、水平基調により再現されたランドクルーザーらしいシルエットに。発表されたプロトタイプでは丸目と四角のヘッドライトの2種類のエクステリアが用意されているのが見受けられ、トヨタではより個性的にランドクルーザーを楽しめるカスタマイズへも対応するとしている。また内装も機能性を感じられるデザインへとシフト。強さと安定感のある空間、操作しやすいスイッチ形状を採用するなど、悪路走行時も含めた機能性向上に貢献するものとなる。
ランドクルーザー“70”が継続販売モデルとして国内復活
心臓部には新型250と同じく、最高出力150kW(204PS)、最大トルク500Nmを発生する2.8リッターのディーゼルターボエンジンを搭載し、6段ATの組み合わせへとパワートレーンを一新。
耐久性に優れ、信頼性の高いラダーフレームを継続して採用するなど、優れたオフロード性能を維持しながら、オンロードでの乗り心地も向上させたとトヨタでは謳う。今回発表されたランドクルーザー250と70の価格など詳細なスペックは未定。今後の続報が待たれる。
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