<CES>AKM、オートモーティブで自社技術アピール。デモ車でオーディオ体験も
米ラスベガスにおいて、世界最大級のエレクトロニクス展示会「CES2024」が開幕。旭化成エレクトロニクス(AKM)は、オートモーティブ関連が集まるWestホールに出展し、デモ車を中心とした展示をおこなっている。
AKMのブース
同社の技術を盛り込んだデモ車が設置
オーディオ体験では、画面右上のスイッチから「AKMチューニング」のオンオフが可能
またアルコール検知については、ハンドルの上に設置されたセンサーに息を吹きかけると、CO2とアルコールの検知量がカーナビ部分にグラフとして表示される仕組み。そして子どもの検知については、ミリ波の技術をもつカナダのOtoSense社の技術を活用し、競合よりもノイズの少ない検出を実現しているという。
子どもをミリ波で検知、置き去りを予防する
アルコールを検知した様子
AKMは半導体部品やセンシングデバイスの製造を行っており、それらデバイスが今回のデモ車にも搭載されている。ブースでは、昨年12月に発表した車載用オーディオDSP「AK7018」「AK7017」が評価ボードに載せられた状態でも展示されており、ヘッドホンでサウンドを楽しめるようになっていた。
この写真のボードには「AK7018」が搭載されている
またデモ車には搭載されていなかったものの、オートモーティブに関連するセンサー類の展示として、EVの過電流をいちはやく検出してシステム破壊から守る電流チェッカー、タイヤの空気圧を遠隔でモニターするためのBluetooth送信ICも公開されていた。
他社の電流チェッカーとの比較を実施(右がAKM製)
そのほか、ヘルステックにまつわる展示も用意。非接触で心音を聴くためのセンサーであったり、皮膚の表面温度をリアルタイムで測れるセンサーであったりと、同社の先端技術を体験を通して実感できるようになっていた。
体温を計測