“急発進防止装置”の導入によって、多発する高齢者のペダルの踏み間違い事故は防止できる!?
ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いが原因となる事故のニュースはいまだに多く、対策が急がれる。
自動車メーカーではモデルチェンジに合わせて踏み間違い防止装置の標準化やオプション化を順次図っているが、それはここ数年のこと。
カー用品メーカーのデータシステムでは急発進防止装置の「アクセル見守り隊SAG297」(3万800円)、「ペダルの見張り番Ⅱ AWD-01〈オートバックス専売品〉」をリリースしている。
▲急発進防止装置 アクセル見守り隊 SAG297、車種別アクセルハーネス、車種別ブレーキハーネス
システムが起動している際には車両のアクセル信号が常時モニターされており、停車時または10km/h以下での徐行時(前進および後退)にアクセルペダルを急激に踏み込んだり、アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏み込んだりするとアクセル信号が自動的にキャンセルされる。
実際に安全な場所で動作の確認を行ってみたが、アクセルを床に着くまで一気にベタ踏みしてもノロノロと人が歩く程度のスピードでしかクルマが前に進まなくなり、踏み間違いに気づいてブレーキを踏めばすぐに止まれるようになるので事故を防ぐ効果を期待できる。
感度調整は5段階で、クルマやドライバーに合わせて最適にセッティングできる。付属のスイッチを押せば動作が一時的にOFFになり、急な坂道や右折時など強めにアクセルを踏み込みたい状況にも対応しているので安心だ。
機能のON/OFFの状態はスイッチに内蔵のLEDの点灯で確認を行える。
▲両モデル共通オプション品のウインカー連動キャンセルアダプター SAG002
国産車のほとんどに車種別専用ハーネスを利用して取り付けが可能。本体は見えない場所に設置でき、車両への加工も不要だ。
最新の適合情報、についてはデータシステムのホームページで確認できる。国土交通省の性能認定を受けた製品のため、自治体によっては高齢者安全運転補助金制度の利用ができるのでチェックしておきたい。
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<文/CGP編集部>