GIANTのフルサスペンションMTB「REIGN」のココがすごい!! 台湾の世界最大級の自転車メーカー「GIANT(ジャイアント)」は、2023年モデルとして、エンデューロMTB「REIGN(レイン)」シリーズをフルモデルチェンジしました。ジャイアントはMTB(マウンテンバイク)の分野においてもトレンドを牽引する存在となっています。 GIANTのエンデューロMTB「REIGN(レイン)」シリーズが第8世代へと進化 GIANTのエンデューロMTB「REIGN(レイン)」シリーズが第8世代へと進化 2005年の登場から第8世代となる新型「レイン」のフレームは、リアサスペンションシステムを再設計し、「FLIP CHIP MAESTRO 3」の採用により、ジオメトリが3段階で調整可能となりました。 【画像】GIANT新型「REIGN(レイン)」シリーズをもっと見る(9枚) これにより、29インチまたは27.5インチのリアホイールを装着するマレット仕様(前後異なるホイール径)にも対応します。前後で異なるサイズのホイール径は、近年ダウンヒルライダーを中心に好まれるセッティングです。なお、完成車では前後29インチホイールを装備しています。 前世代に比べて優れた調整機能を備え、フリップチップの3通りのセッティングにより、ライダーはフレームジオメトリを素早く簡単に変更可能となり、さまざまなタイプの地形への適応性を高めています。これは歴代シリーズ中、もっとも汎用性の高い仕上がりとなっています。 GIANT「REIGN ADVANCED PRO 1(レイン・アドバンスド・プロ・ワン)」(2023年モデル) GIANT「REIGN ADVANCED PRO 1(レイン・アドバンスド・プロ・ワン)」(2023年モデル) 日本国内では、フルカーボンフレームの「REIGN ...
最重要課題はMotoGPタイトルの奪還 ホンダは2022年12月12日、2023年のモータースポーツ活動計画を発表しました。 FIMロードレース世界選手権にRepsol Honda Teamから参戦するマルク・マルケス選手 FIMロードレース世界選手権にRepsol Honda Teamから参戦するマルク・マルケス選手 ホンダモータースポーツ活動の2022年シーズンは、FIMロードレース世界選手権(MotoGP)を未勝利に終えるも、後半戦では4度目の手術により戦列を離脱していたマルク・マルケス選手が復帰し、表彰台を獲得。 【画像】ホンダ2023年のモータースポーツ活動計画を画像で見る(11枚) FIMモトクロス世界選手権(MXGP)ではティム・ガイザー選手が、FIMトライアル世界選手権シリーズ(TrialGP)ではトニー・ボウ選手が、それぞれチャンピオンを獲得しています。 そして2023年は、2020年のMotoGPチャンピオンであるジョアン・ミル選手がRepsol Honda Team(レプソル・ホンダ・チーム)に、アレックス・リンス選手がLCR Honda CASTROL(エルシーアール・ホンダ・カストロール)に加入。よりチーム体制を強化することで、MotoGPのライダー・コンストラクター・チームの三冠タイトル奪還を目指す方針です。 若手育成では2022年、MotoGPのMoto2・Moto3クラスに参戦するHonda Team Asia(ホンダ・チーム・アジア)の活動が10周年の節目のシーズンをむかえ、Moto2で小椋藍選手が最終戦までチャンピオン争いをする活躍を見せました。 2023年も引き続きHonda ...
(写真=CAR and DRIVER) この記事は2022年12月4日に「CAR and DRIVER」で公開された「2022年第3四半期(7月-9月)、輸入車販売ランキング。MINIが再び首位に。」を一部編集し、転載したものです。 日本自動車輸入組合(JAIA)は、2022年第3四半期(2022年7月~9月)の車名別販売実績を発表した。 前回の第2四半期では、車名別ランキング16期連続(4年間)トップのMINIを下し、首位に立ったメルセデス・ベンツCクラスであったが、今期再びMINIがおよそ1,800台の差をつけて首位(4,718台)に返り咲いた。 直近の3期、9ヶ月間でみると、MINIが販売した台数は14,052台、月平均で1,561台となり、同価格帯の国産モデルと比較してもかなりの販売ボリュームとなる。 国産車と同じく、生産状況により輸入車の販売台数も大きく左右される傾向もあるが、SUV市場の拡大によってフォルクスワーゲンT-クロスのような比較的コンパクトなSUVモデルが上位(4位)に上がり、セダン系はメルセデス・ベンツCクラスを除いて軒並みダウン傾向にある。メルセデスでは、今まで10位圏外だったGLBが7位(1,475台)とランクアップしていることも興味深い。 Writer: カー・アンド・ドライバー編集部 (提供:CAR and DRIVER)
清水アキラ(68)の三男で、ものまねタレントの清水良太郎(34)が今年7月、元雇用先の会社から借りていたイタリア製高級車「マセラティ・ギブリ」で交通事故を起こし、レッカー代や修理費用、慰謝料など約500万円を請求されるトラブルになっていることが「 週刊文春 」の取材でわかった。 良太郎は2006年に芸能界入りし、ものまねタレントや俳優として活動。ものまね番組に多数出演するほか、NHKの大河ドラマ「功名が辻」や朝ドラ「あまちゃん」などにも出演していた。 清水アキラと良太郎 だが2017年2月、「FRIDAY」に違法カジノ店で賭博行為を行っていたと報じられ、活動を自粛。謹慎明けの同年10月、今度は覚醒剤取締法違反(使用)の容疑で警視庁に逮捕され、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。 業務委託先の運送会社とのトラブル 良太郎は所属していた父の事務所「清水エイジェンシー」から解雇され、2018年4月から都内の運送会社X社の下請けとして働き始めた。 X社の社長・A氏が語る。 「良太郎君と業務委託契約を結び、当社が購入した2トントラックを貸して主に引っ越し業を任せていた。慣れてくると『自分で運送会社を作りたい』と言い出し、2019年6月に野球仲間を社員にしてY社を設立。当社からは運送用トラックを5台貸しました。当初は真面目に働いていたのですが、社長になった良太郎君はあまり自分で運送をしなくなり、従業員ばかり働かせるようになった」 すると2021年4月、良太郎が自宅で妻の頭をテーブルに叩き付け、ケガをさせたとして傷害容疑で逮捕される。その際、A氏は示談金を立て替え、身元引受人にもなった。 その後、コロナ禍の影響でX社の業績は悪化。報酬アップを要求する良太郎とA氏の間に溝が生じ、やがて両者は決裂。今年4月、契約解除に至ったという。 「良太郎君は3月分の売上金の支払いを求めてきましたが、Y社が負担すべき諸経費を相殺すると、当社のマイナスになる。しかしそれには目をつぶり、『支払う金額は残らない』と通告しました」(A氏) 「社用車」として返却せず乗り回していたマセラティで事故 契約解除後、Y社に貸していた運送用トラックは返却されたが、良太郎は「社用車」としてマセラティを乗り回していた。 「良太郎君が会社設立後、当社がリース契約したマセラティも貸し出していたのです。しかも、ETCカードも6月に止めるまで10万円ほど使用されていました」 そして7月4日夕刻、横浜市鶴見区の住宅街で、良太郎の運転するマセラティが路地を右折した際、道路を直進する車と衝突事故を起こしたのだ。 事故処理と警察の聴取を終えた良太郎は「自分の車ではないから」と言い、そのまま立ち去ったという。自走不能になったマセラティはレッカー業者に任せたきり、放置された。 A氏は事故から約2カ月後、レッカー業者からその顛末を知らされたという。 「良太郎君には10月、マセラティのレッカー代や修理費用など約500万円を支払うよう書面で通告しました。すると、彼は未払いの売上金などを求めて当社を提訴してきたのです」 ...
ドイツで開催されたヨーロピアンバイカービルドオフでインディアンモーターサイクルのディーラー「Bike-Farm」が対戦相手に大差をつけて勝利しました。 ヨーロピアンバイカービルドオフで勝利を勝ち取ったディーラー「Bike-Farm」製作の「Purple Haze」 ヨーロピアンバイカービルドオフで勝利を勝ち取ったディーラー「Bike-Farm」製作の「Purple Haze」 2007年に初めて開催されたヨーロピアンバイカービルドオフは、来場者の目の前で、2つのチームが3日間でカスタムバイクを完成させることを競い合うイベントです。 【画像】ヨーロピアンバイカービルドオフで勝利を勝ち取ったインディアン・ディーラー「Bike-Farm」製作の「Purple Haze」を画像で見る(50枚)】 金曜日から日曜日の正午まで行われた同イベントでは、メレのインディアンディーラー「Bike-Farm」とビーレフェルトのハーレーダビッドソンディーラー「Reibchen + Stegemann」の2ショップが対戦。 現行のインディアン・チーフに搭載される空冷サンダーストローク116エンジンを使用したBike-Farmによるロングフォーク・チョッパー「Purple Haze」が529票(Reibchen + Stegemann は179票)で大差をつけて勝利しました。 今回の結果について、インディアンモーターサイクル社インダストリアルデザイン部長のOla Stenegärd(オラ・ステネガード)氏は次のようにコメントしています。 「私たちはチーフの開発中、常にビルダーを念頭に置き、生まれ変わったインディアン・チーフを喜んでいただけるものにするために、本当に一生懸命に取り組んできました。だから、この素晴らしいキャンバスでモーターサイクルアートを創作できることは、とても嬉しいことです」。
ホンダのイメージそのままのバイク 皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。 2020年9月25日に発売された、ホンダ「CBR600RR」。ワールドスーパースポーツやアジアロードレース選手権SS600クラス、そして全日本ロードレース選手権ST600クラスなど、各国のサーキットで活躍するCBR600RRですが、その最新版を公道で試乗してきたので、僕目線でインプレッションしていきたいと思います。 ホンダ「CBR600RR」とレーシングライダーの石塚健選手 ホンダ「CBR600RR」とレーシングライダーの石塚健選手 【画像】ホンダ「CBR600RR」の走りを楽しむ石塚健選手を画像で見る(12枚) 新型CBR600RRに乗るのは、今回で2回目。今年の初めの方に、モビリティリゾートもてぎでの走行会で試乗する機会があり、サーキット走行が初乗りでした。今回は公道という事で、どんな違いがあるのか楽しみです。 そんなCBR600RRの開発コンセプトは至ってシンプルで、目的はアジアロードレース選手権で勝つ為。2016年以来不在となっていたミドルクラスのスーパースポーツを、ホンダが本気で開発したという、サーキット最速を目標とする1台です。 ウイングレットが装備されたことでより戦闘的でかっこいいスタイルに! ウイングレットが装備されたことでより戦闘的でかっこいいスタイルに! エンジンとフレームの基本設計は2007年から変わっておらず、どこに手が加えられたのかと言うと、ピストンやクランク、カムシャフトや電子制御等、見た目では分からない性能に関する部分が大半。従来モデルと明らかに見た目で違うのは、シャープでスッキリとしたカウル(外装)と、そこに一体となって設けられたウイングレットです。 ウイングが付いているだけで雰囲気がガラッと変わり、より戦闘的でかっこいいスタイルとなっています。 ホンダ「CBR600RR」の足つき(身長165㎝) ホンダ「CBR600RR」の足つき(身長165㎝) それではまず、足つきから見ていきましょう。 シート高820mmの車体に対し、身長165㎝の僕が跨ると両足のかかとが若干地面から浮いてしまいますが、片足をステップに乗せれば安定感が得られ、問題なく支えることができました。車体がコンパクトなので、走りも取り回しも楽々です。 走ってみてのファーストインプレッションは、様々な面でとてもホンダらしいバイクだなという感じ。ホンダのバイクは、乗りやすい=速く走らせる事ができるというイメージが個人的に強いのですが、まさしくそんな印象です。 ライディングポジションは、ガチガチのレース仕様というほどは傾いてはおらず、思ったほど前傾になることはありません。ハンドルとの距離もスーパースポーツモデルの中では比較的近く、楽な姿勢で乗ることができました。 ホンダ「CBR600RR」の走りを楽しむレーシングライダーの石塚健選手 ホンダ「CBR600RR」の走りを楽しむレーシングライダーの石塚健選手 ...
話題のクルマやカー用品を動画レポートでお届けするYouTubeチャンネル「モーターマガジンMovie」。皆様からご好評いただき15万人のチャンネル登録をいただいております。このコーナーでは直近1週間の視聴ランキング ベスト5と、動画制作班おすすめの1本を紹介していきます。 モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2022年12月4日〜12月10日) 第1位「岡本幸一郎インプレッション」ホンダ フィットRS 第2位「竹岡圭の今日もクルマと」スズキ ソリオ 第3位「竹岡圭の今日もクルマと」トヨタ GRヤリス 第4位「岡本幸一郎インプレッション」トヨタ シエンタ 第5位「竹岡圭の今日もクルマと」三菱 アウトランダーPHEV 今週のイチオシ!「岡本幸一郎のニューモデル解説」三菱 eKクロスEV 「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」大賞を軽自動車として初めて受賞した、日産サクラ/三菱eKクロスEV。日本のBEV新時代をリードする軽自動車として専門家だけでなくユーザーにも幅広い支持を受けています。三菱eKクロスEV について発売前に岡本幸一郎さんがレポートしていますのでご覧ください。※2022年4月収録
(写真=CAR and DRIVER) この記事は2022年12月3日に「CAR and DRIVER」で公開された「10月の輸入車販売は前年同月比18.5%上昇。首位メルセデスが好調。(2022年10月・輸入車販売)」を一部編集し、転載したものです。 2022年10月の国産メーカーを含めた乗用車の輸入台数は17,616台となり、前年比同月比118.2%となり、先月に引き続き前年超えとなった。1月からの累計(2022年1月~10月)では前年比88.4%で、復調傾向だ。 トップ2のメルセデス、BMWが前年比140%超えと好調。BMWは先月の3位からランクアップとなった。その他主要ブランドで大幅に前年同月比で伸長したのは、BMWミニ(154%)マツダ(836%)プジョー(139%)ランドローバー(402%)。 3ナンバーで500台以上の登録となったマツダだが、CX-3の生産が先月からAAT(オートアライアンス・タイランド)生産に切り替わり、輸入が本格化している影響。 2022年11月で創立27周年を迎えたAATでは7年前からCX-3の海外向けの生産が始まっており、現在はCX-30も生産するグローバルでの主力工場となっている。 日産のタイ工場でのキックスやマーチ、スズキのハンガリー工場のエスクードも同様の逆輸入車となる。このような横方向でのスイング生産は、海外工場の品質成熟化によって今後増えてくるだろう。 Writer: カー・アンド・ドライバー編集部(永井) (提供:CAR and DRIVER)
(写真=CAR and DRIVER) この記事は2022年11月29日に「CAR and DRIVER」で公開された「新型レクサスRXが市場デビュー。次世代レクサスの目指す走りやデザインを徹底追求」を一部編集し、転載したものです。 ■レクサスが第5世代となるラグジュアリーSUVの新型RXを発売。独自性を追求した次世代レクサスデザインや走りの楽しさを最大化させるコクピットの採用、新開発ハイブリットシステム「2.4L-T HEV」や「2.5L PHEV E-Four」の設定などを実施して、グローバルコアモデルとしてのさらなる進化を果たす トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスは2022年11月18日、ラグジュアリーSUVの新型RXを発売した。 車種展開は以下の通り。 RX500h“F SPORT Performance”(AWD):900万円 RX450h+“version L”(AWD):871万円 RX350“version L”(2WD):664万円 RX350“version ...
どんな道でも、想像以上のファンライドが楽しめる アプリリアの新型「TUAREG 660(トアレグ660)」は、プレミアムクラスのアドベンチャーバイクが持つ装備や、上級モデルと同等の存在感、魅力をそのままに、排気量659㏄の並列2気筒エンジンを搭載し、204kgという車重にパッケージングしたミドルクラスアドベンチャーバイクです。乗ってみるとスペックから想像された通り、軽さが印象的な1台だったのです。 アプリリア新型「TUAREG 660(トゥアレグ660)」(2022年型)に試乗する筆者(松井勉) アプリリア新型「TUAREG 660(トゥアレグ660)」(2022年型)に試乗する筆者(松井勉) 最初に見た時、そのサイズ感がボリュームたっぷりであることに驚きました。ホンダ「CRF1100Lアフリカツイン」と並べても大差ないのでは、と思ったほど。調べてみると、実際にはそこまでの大きさはないものの「立派」さも魅力のひとつであるこのカテゴリーのバイクにとっては大切なセールスポイント。 【画像】アプリリア新型「TUAREG 660(トゥアレグ660)」の詳細を見る(26枚) 跨がってみると、燃料タンクにつながるシート前端部はしっかりとシェイプされ、860mmのシート高から想像するより足つき性の安心感は高いものでした。前後240mmという長めのサスペンションストロークを持ちながら、ライダーが跨がった時点で比較的ソフトに沈む設定も手伝っていると思います。ちなみに筆者(松井勉)の体重は84kgなので、この体感も個人差があるとは思います。 テーパー形状のアルミ製ハンドルバーは横幅があり、それも「トゥアレグ660」を大柄に感じさせる点かもしれません。ステップの位置はライダーがシートに座っていても、オフロードでスタンディングポジションを取っても良好なコントロール性を予感させるもの。オフロードバイク経験のあるライダーなら、直感的にそんなコトを思うのではないでしょうか。 そしてTFTカラーモニターが備わるメーターパネルや、クルーズコントロールやライディングモード、各モードの設定変更を行ないやすいハンドルバーのスイッチ類など、いまやアドベンチャーバイクに欲しい項目の多くが備わっています。 アプリリア新型「TUAREG 660(トゥアレグ660)」(2022年型) アプリリア新型「TUAREG 660(トゥアレグ660)」(2022年型) しかし、排気量の大きなアッパークラスのモデルと比較して、気になるのが659㏄のボリュームで満足感が得られる走りを楽しめるのか、という点です。エンジンは並列2気筒。270度クランクにより不等間隔爆発をもたらし、音、鼓動、そしてトルク感が低回転からライダーの感性を包み込みます。 絶妙なギアリングと相まって、スタートしてからの加速は力強く、しかもスムーズさを失わないエンジン特性とのコンビネーションで、パワーとトルクの不足は全く感じません。今回、一般道でのツーリングを想定してテストを行ないましたが、力不足を感じることはありませんでした。いや、むしろ車体の軽さが走りの気軽さにつながります。 景色の良い場所で止まり、一休みして走り出す時、まずサイドスタンドからバイクを引き起こす動作が軽い! 操作力の軽いクラッチをつなぎ、充分にある低速トルクの恩恵で気を遣うことがありません。 ...
(2015年01月06日乗車 ヨっシーさん撮影) JR北海道は2022年12月16日(金)から、寝台特急「トワイライトエクスプレス」のヘッドマーク等を、通販サイト「北の特急便 JRE MALL」のオークションにて販売します。 「トワイライトエクスプレス」は、青函トンネルが開業翌年の1989年から2016年まで大阪〜札幌間で運転。日本最長距離を走った上級クラスの寝台特急列車です。 (DD51形 お殿様さん 2014年09月21日撮影) 今回出品されるのは「トワイライトエクスプレスのヘッドマークをはじめ、同列車をけん引した「DD51形ディーゼル機関車」の機関車番号板、JR北海道の在来線で使用されていた行先表示板(サボ)です。 オークション出品商品 一例 ©JRеЊ—жµ·йЃ“ 入札期間は、12月16日12時から12月20日12時30分まで、支払方法はクレジットカード(1回払い)・JRE POINTが利用可能。商品の詳細は12月15日12時から公開予定です。 なお、「北の特急便 JRE MALL店」での過去最高の落札額は、寝台特急列車「北斗星」ヘッドマークの2,716,000円です。
ビューエル渾身の電動バイク 電動モビリティブランド「Fuell」は、最新の電動バイク「Fllow」の予約販売を再開しました。 予約販売を開始した電動バイクFuell「Fllow」 予約販売を開始した電動バイクFuell「Fllow」 47馬力の専用リアハブモーターと10kWhのバッテリーパックを搭載し、わずか30分でゼロからフル充電することが可能なFllowは、かつてハーレーダビッドソン製エンジンを搭載し販売されていたスポーツバイク「Buell(ビューエル)」ブランドのモデルをデザインしたエリック・ビューエル氏が手掛けた電動バイクです。 【画像】予約販売を開始した電動バイクFuell「Fllow」を画像で見る(15枚) Fllowは2019年に予約販売を開始したモデルですが、新型コロナウイルスの感染拡大による影響によりプロジェクトが延期。3年後となる2022年に改めて予約販売が行われました。 Fuellの発表によると、Fllow は、150マイル(約241km)の航続距離、0-60加速3.5秒、最大巡航速度は時速85マイル(約137km/h)を発揮するとのことで、軽量なマグネシウム製モノコックフレームの採用などにより400ポンドを下回る車両重量を実現。 前後ABSのほか、50リットルのストレージを備えることで利便性も高められています。 アーバンコミューターとして最適なFllowの価格は1万1995ドルとなっています。
気軽に乗れるおしゃれな電動バイク Brixton Motorcyclesは、2022年11月8日から13日にかけてイタリア・ミラノで開催されたバイクの見本市「EICMA(エイクマ)」で新型モデル「Layback」のプロトタイプを公開しました。 「Brixton Motorcycles」初の電動コンセプトモデル「Layback」 「Brixton Motorcycles」初の電動コンセプトモデル「Layback」 オーストリアに拠点を置くBrixton MotorcyclesのLaybackは、サーフィンやスケートボードの世界からインスピレーションを受けて製作された最新の電動コンセプトモデルです。 【画像】「Brixton Motorcycles」初の電動コンセプトモデル「Layback」を画像で見る(9枚) フロントには倒立フォークとダブルピストンキャリパー付きディスクブレーキを備えるLaybackでは、リアサスペンションを持たないリジッドチューブラーシャシーを採用。 ライダーの足元にバッテリーを搭載することで低重心を実現しています。 そのほか、バーエンドタイプのミラーや木製のアンダーボディプロテクターを備えたLaybackは、最大100kmの航続が可能となっています。
人気が高まるグラベルロード、シーンに特化したタイヤも進化する ロードバイク(自転車)のフォルムながらも非舗装路(グラベル)走行に特化した自転車がグラベルロードです。ドロップハンドルにダート向けのブロックタイヤが装備され、パワフルなイメージが特徴的です。 ピレリ「Cinturato Gravel RC(チントゥラート・グラベル・アールシー)」はグラベルレースという過酷な環境で最高のパフォーマンスを発揮するよう開発。ドライ&ウエットに対応するオールラウンドなタイヤ ピレリ「Cinturato Gravel RC(チントゥラート・グラベル・アールシー)」はグラベルレースという過酷な環境で最高のパフォーマンスを発揮するよう開発。ドライ&ウエットに対応するオールラウンドなタイヤ グラベルロードはここ数年で一気に普及しています。次々とライドクオリティを高めるための新製品も登場し、最もホットなジャンルと言えます。 【画像】ピレリのグラベルタイヤ「Cinturato Gravel RC(チントゥラート・グラベル・アールシー)」をもっと見る(6枚) なかでも舗装されていない地面と唯一接しているタイヤにおいては、マウンテンバイク(MTB)のテクノロジーを活用しながらグラベルロードに最適化しています。 じつはイタリアの老舗タイヤメーカー「Pirelli(ピレリ)」も自転車用タイヤを製造しており、ロードバイクとMTB、そしてグラベルバイク用のタイヤにも力を入れています。その最新モデルが「Cinturato Gravel RC(チントゥラート・グラベル・アールシー)」です。 世界最大のグラベルレース「UNBOUND GRAVEL」や「UCI GRAVEL世界選手権」のような、最も過酷な環境で求められる性能を追求し、同社のMTB・クロスカントリーレース用タイヤ「Scorpion XC RC」をベースに開発されています。 ピレリ「Cinturato Gravel RC」の価格(消費税10%込み)は1万3500円でサイズは3種類(700x35C/700x40C/700x45C)用意。チューブレスレディ仕様で重量は510〜590g ピレリ「Cinturato Gravel RC」の価格(消費税10%込み)は1万3500円でサイズは3種類(700x35C/700x40C/700x45C)用意。チューブレスレディ仕様で重量は510〜590g 高さを抑えたセンターラインノブのおかげで直線では速く、コーナーではアグレッシブに攻めることができるとのこと。その秘密はコーナリング時のハンドリングをサポートし、より高く、より効果的なサイドノブを用いているため。グラベルロードのハイエンドタイヤの目指すところは、やはり「レース」という目標が定められていました。 グラベルレースとは、最高峰では300km以上もの距離が設定され、非舗装路の割合が大部分を占めています。つまりロングディスタンスかつ非舗装の高負荷状態が続くというハードなレーススタイルなのです。2022年に初めてプロを対象にした世界選手権が開催され、その定義が示された形となりました。 レースという極限状態で最高のパフォーマンスを生み出すことにフォーカスしていますが「レース1回限りの儚いもの」というわけでもなく、比較的ロングライフでもあります。セレクトさえ間違えなければ、いわゆるツーリングや旅目的での使い方でも十二分に活かせるでしょう。
他社とは一線を画する個性派サーキット・マシン Droog Motoは、オーダーメイド・カスタムバイク「HYPER FIGHTER APAGÓN」の予約販売を開始しました。 Droog Moto「HYPER FIGHTER APAGÓN」 Droog Moto「HYPER FIGHTER APAGÓN」 内燃機のほか、電動バイクのカスタムバイクもライナップするDroog Motoは、オーダーメイドのマシンを専門に製作するオンライン専売のバイク会社です。 【画像】Droog Moto「HYPER FIGHTER APAGÓN」を画像で見る(14枚) 「HYPER ...
128kgと軽量な原付二種ネイキッド 中国のバイクメーカー「Voge Motorcycles」は、原付二種ネイキッドモデル「Brivido 125R」を欧州市場で発表しました。 Voge Motorcycles「Brivido 125R」 Voge Motorcycles「Brivido 125R」 欧州においてはA1ライセンスで乗ることができるBrivido 125Rは、最高出力14.1ps・9,500rpm、最大トルク12.1Nm/8,000rpmを発揮する排気量124.8ccの単気筒エンジンを搭載する小型ネイキッドモデルです。 【画像】Voge Motorcycles「Brivido 125R」を画像で見る(12枚) スチール製のトレリスフレームにアルミ製のスイングアームを装備したBrivido 125Rでは、倒立式のフロントフォークや2チャンネルABSやDRL(デイタイムランニングライト)を標準装備。 カラーディスプレイやUSBポート、LEDライトなど、充実した装備が奢られています。 なお、Brivido 125Rはシート高795mmと低めに設定されており、車重も128kgとビギナーにも扱いやすい仕様とされています。
(写真=CAR and DRIVER) この記事は2022年12月2日に「CAR and DRIVER」で公開された「10月のSUV販売は2カ月連続でトヨタ・ライズが首位(22年10月のSUV車販売登録ランキングTOP20)」を一部編集し、転載したものです。 2022年10月の軽自動車を含む、SUV車の販売台数合計は、前年同月比126.5%の6万9,604台で先月に引き続き好調。前年同月比213%と好調のトヨタライズが2カ月続けて首位となり、ヤリスクロス、ハスラーのTOP3は変わらず。4位に前月の9位からカローラクロスが順位を上げてきた。 9位に2,500台登録のクラウン・クロスオーバーがランクイン。(先月は1,170台の登録)同様に新発売のマツダCX60が1,738台の登録で15位に位置しているが、2022年11月24日に、SKYACTIV-G 2.5/SKYACTIV-D 3.3 搭載モデルの生産遅れの発表があった。両車ともに多くのバックオーダーを抱えており、今後の生産状況が気になるところだ。 *本記事のデータは日本自動車販売協会連合会の資料、メーカー発表をもとにカー・アンド・ドライバー編集部がまとめた雑誌『CAR and DRIVER』掲載データより一部抜粋したものです ●ヤリス(ヤリスクロスはSUVとして集計)とカローラ(カローラクロスはSUVとして集計)はメーカー発表値 Writer: カー・アンド・ドライバー編集部 (提供:CAR and DRIVER)
ランボルギーニ・ウラカン・テクニカ テクニカは“Fun to Drive”を徹底追求したスパイシーMRスポーツ サーキットはもちろん一般公道でのパフォーマンスも追求したオールラウンダーである 国際試乗会はスペイン・バレンシアで開催された 価格:7DCT 2999万2916円 Photo:Lamborghini テクニカは、歴代ランボルギーニ最高の成功作となったウラカンの最終進化形。レーシーなSTOと同スペックの5.2L・V10(640hp)を積み、駆動方式はRWDだ。 ウラカンのフィナーレ テクニカが飾る ウラカン・シリーズ最後の量産モデルがテクニカだ。兄貴分のアヴェンタドールは、SVJの心臓を持ちながら大袈裟なエアロパーツを省いた大人しいカタチのウルティメでモデルライフを締め括った。同様に、ウラカンもSTO譲りの性能を備えつつ派手さを抑えたスタイルのテクニカでフィナーレを飾ることになった。 正確には年末にもう1台、超スペシャルなウラカン(4WD)が登場する予定だが、こちらは限定モデルになりそう。もっともテクニカにしたところで、来年いっぱいの生産枠しかない。ほとんど限定車のようなものだ。すでにオーダー枠も残り少なくなったと聞く。 テクニカは既存グレードのEVO・RWDとSTOとのギャップを埋めるモデルだ。可変ギアレシオのLDS(ランボルギーニ・ダイナミックステアリング)を採用しない代わりに、専用アプリケーションを持つフィードフォワード制御のLDVI(ランボルギーニ・ディナミコ・ヴェイコロ・インテグラータ)を積み、これまた専用チューンのシャシー&サスペンションとトラクションコントロールシステム、トルクベクタリング機能付き後輪操舵機能を統合制御する。走りのチューニング手法そのものは、STOと同じ。果たしてテクニカはどちらの後輪駆動ウラカンに近かったのか? まさにファン・トゥ・ドライブ! 操る実感に惚れ惚れする 国際試乗会は、スペイン・バレンシアで開催された。まずはバレンシア・サーキットでのテストから。結論からいうとサーキットにおけるテクニカの印象は、STOのように“涼しい顔ですさまじく速い”というクルマではなかった。代わりに、ドライビングファンという点で“歴代ウラカンの中でも最高”といえる仕上がりだった。 オーバーステアを比較的容易に許すのがスポルトモード。これが楽しいのは当然だとしても、ラップタイム重視のコルサモードでもドライバーにある程度の自由度を与えてくれる。コルサでも運転が楽しめたという点に驚いた。テクニカはSTOと同じ640hpの後輪駆動で、空力的にはEVOより上だが、STOには劣る。それゆえコルサモードでもファンなのかもしれない。 スポルトモードの楽しさは予想以上だった。フィードフォワード制御がいっそう精密になり、制御のアップデートは明らか。派手にリアが流れだしたとしても“自分で立て直した”ように切り返して進んでいける。もちろんクルマに助けられているだけなのだが、ドライブ中はそうは思わない。“自分のウデ”だと信じ切ってドライブできるという点で最高に楽しく、達成感がある。 サーキットテストを終え、バレンシア近郊の郊外路を200km以上走ってみた。タイヤはSTOと同じブリヂストン・ポテンザ。サーキットではコントローラブルに思えたシャシー&タイヤのセットも、カントリーロードではやや硬質だ。それでもSTOよりは明らかにしなやかに走る。EVO・RWDより少し硬い程度だ。 後継モデルのエンジンは? ランボルギーニの動きから、当分目が離せない 最後となるであろうV10自然吸気エンジンのサウンドを高らかに鳴り響かせ、電光石火のギアチェンジを積極的に楽しみながら軽く攻め込んだとき、ドライバーの気分は最高潮に達する。V10サウンドはSTOに負けず歴代最高の音質だ。とくにシフトダウンのブリッピングではV10らしい重奏的で乾いたサウンドを撒き散らす。 テクニカはウラカンとしてモデルライフ10年目を迎える2023年いっぱいまで生産される。それは、ガヤルドを含めたV10自然吸気エンジン+リアミドシップの20年にわたる歴史を締め括ることを意味する。2024年からは新た88P86なパワートレーンを積んだPHEVの次世代モデルが登場する。 ...
マツダ・ロードスターSレザーパッケージ Photo by Akihiko Kokubo KPCのよさをより強調する走りを実現しているのが 特別仕様車の990S ロードスター(ND型)、2015年の登場ながら、最近になって新車を購入した友人が何人もいるほど、ぜんぜん古さを感じない。デビューから7年経過したクルマがなぜ注目を集めるのだろう。それは2021年末に現行ND型の歴史において注目すべき動きがあったことも大きい。 最大のポイントは、KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)と呼ぶ新技術の導入だ。KPCは、ロードスターのリアサスペンション特性を活かし、コーナリング時にリア内輪をわずかに制動することでロールを軽減。姿勢を安定させる仕組みだ。 ND型は登場時からロールが大きいことがたびたび指摘されていた。マツダは、それも“人馬一体の走り”のひとつとアピールしてきたのだが、内心ではもっとよくしたいと考えていたようだ。 KPCの恩恵は小さくない。実際にドライブすると確実にリファインを実感する。フロントの動きは依然として大きいものの、持ち前の素直に動く感触を損なわないままロールが減り、ハンドリングの精度感が高まっている。 KPCのよさをより強調する走りを実現しているのが、特別仕様車の990Sだ。 数字が示すのが車両重量であることは、ロードスター・ファンでなくても想像がつくだろう。990Sはロードスター最軽量車。公表値が同じ990kgのSグレードよりも実際にはわずかに軽いのだという。 現在の販売主力モデル 最軽量990Sの魅力的な内容 990SはSをベースに、リム幅を6.5Jから7Jへと拡大しながら4輪で3.2kgの軽量化を実現したレイズ製ホイールと、ローター径を14インチから15インチに拡大し、さらにキャリパーを軽量化したブレンボ製ブレーキを装備。バネ下重量の軽減を図った。サスペンションはスプリングを強化しつつダンパーの減衰特性をマイルドにしている。これに合わせて1.5Lエンジン(132ps/152Nm)も、より小気味よく走れる設定に見直された。 Sと990Sを乗り比べると、思ったよりも違いがあって驚く。まず、ND型全般に見受けられた、ステアリングとタイヤの間で何か挟んでいるような感覚が払拭された。1stロードスター(NA型)をドライブしたときに感じたダイレクト感が蘇っている。ホイールのリム幅拡大も効いて、グリップ感も高い。乗り味には全体的にフラット感があり、ブレーキング時のピッチングも小さくなった。さらにコーナリング時にフロント内輪が浮き上がる感覚も薄れている。スタビライザーがなくても、ここまで仕上げたことに驚いた。 ベース車との価格差は20万円あまり。ロードスター・ファンの間で評判が評判を呼んで、発売以降990Sの販売比率が圧倒的に高くなっているというのも納得だ。 一方、懐の深い足まわりで動きも素直なSスペシャルパッケージをはじめ標準モデルのまとまりのよさもあらためて見直した。とにかくKPCの採用を大いに歓迎したい。 エンジンについては、2018年の改良時に劇的に改善された。このとき、日本仕様ではRFのみに搭載される2Lユニットのほうが進化幅が大きく、ソフトトップが搭載する1.5Lエンジンは、あまり話題にならなかった。だが数値的な向上代は、最高出力で1ps、最大トルクは2Nmと微々たるものだが、ドライブすると明らかに違う。7500rpmまで振動もなくスムーズに回るようになった。今回もドライブして、あらためてそのよさを確認した。パワーはそこそこだが、よく回り、小気味よく走る。 マツダとしては、ソフトトップには元気なエンジンとの組み合わせで乗って欲しいとの思いから、現状は1.5Lのみの組み合わせとなっている。だが一般道はまだしも、高速道路ではストレスを感じることもしばしば。好みは分かれるところだろうが、もし選べるなら個人的には2Lがほしい。パワーの余裕が、新たな魅力を付加するに違いない。 ...
マカンはポルシェの魅力が味わえるスポーツSUV パワーユニットは2.9L・V6ツインターボと2L直4ターボを設定 440psの最高出力を誇るGTSがトップモデル Photo:PORSCHE 特別な存在の称号GTS エンジン出力が最高440psに ポルシェは、どれもがスポーティなキャラクターの持ち主。中でもGTSの称号が与えられたモデルは特別な存在だ。走りのパフォーマンスはもちろん、見た目の演出でも際立っている。 マカンにGTSが設定されたのは、2018年のマイナーチェンジタイミング。最新モデルは、さらにリファインが加えられ一段と魅力的になった。 従来同様ツインターボ付き2.9L・V型6気筒ユニットを搭載するものの、最高440psというエンジン出力は60psもの上乗せ。標準装備される“スポーツエアサスペンション”も、「フロントアクスル剛性が10%高められ、リアアクスルも15%の向上」と伝えられる新たなチューニングが施された。 エクステリアは、ノーズセクション中央部やさまざまなエレメントがブラック仕上げとなり、リアにはダイナミックな造形が目を引くディフューザーを装備。見た目もスポーティさが強調された。 ゆえに、走りのテイストは硬派と予想するに違いない。だが実際は洗練さが際立つ。スタートすると、まずは望外に乗りやすいことにちょっと拍子抜けさせられる。 数あるSUVの中でも走りの完成度 群を抜いた存在 SUVとしては例外的に小径なステアリングホイールに重めの操舵力が伝わってくる点に、走りに対する熱い思いを連想できるものの、21インチの偏平シューズがベーシック仕様比で10mmローダウンされたエアサスペンションを通じてパッセンジャーに伝えるショックは、十分にレベルが小さくそして快適な印象。 一方、ステアリングホイール上のダイヤル操作でスポーツモードを選択すると乗り味は引き締まり、排気サウンドにもバブリング音が混じるようになる。走りの印象はグンとスパイシーに変化。ワインディングロードでのアップテンポな走りでも、SUVでは不可避と思われていた大きなロール感は排除される。ターンインでのステアリング操作では、思いのほかシャープなノーズの動きが印象的なほどだ。 さらに、強めのブレーキングを行えば、次の加速に備えて絶妙なタイミングでダウンシフトが行われる。マカンGTSは、まさに“SUVのスポーツカー”。ダイナミックな走りを存分に堪能させてくれる。 パフォーマンスは絶対的といえるほど秀逸。トップスピードは272km/hに達し、0→100km/h加速は最速4.3秒でクリアする。数あるSUVの中でも走りの完成度という点で群を抜いた存在だ。 通常は快適なクルージングが楽しめ、ドライバーがその気になると、超一級のスポーツカーに変身する実力はさすがポルシェ。マカンGTSの存在感は、ライバルを圧倒する。 (CAR and DRIVER編集部 報告/河村康彦 写真/小久保昭彦+PORSCHE)