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史上最強の日産「フェアレディZ NISMO」待望の世界初公開! ドリフトも華麗に決まる “専用ボディパーツ”がカッコいい新型の実力とは

NISMOチューンで420馬力へとパワーアップ

 日産自動車は、2シーターのスポーツカー「フェアレディZ」の2024年モデルを発表。新たに史上最強のZである「フェアレディZ NISMO」(920万400円/消費税込)をラインナップに追加しました。

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日産ワークスのNISMOがチューニングしたRZ34型のハイパフォーマンスモデル「フェアレディZ NISMO」

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 2022年8月に発売された現行のRZ34型フェアレディZは、先進技術がもたらす優れたダイナミックパフォーマンスやシャープなレスポンス、そして心を震わせるサウンドなどで高い評価を獲得しています。

 新たにラインナップに加わったフェアレディZ NISMOは、日産自動車のワークスチームであるNISMOが専用チューニングを実施。過酷なレースシーンで磨かれた技術やノウハウを投入することで、さらなるハイパフォーマンス仕様に仕上がっています。

 例えばエンジンは、最高出力がノーマルの405psから420psに、最大トルクは475Nmから520Nmにそれぞれ向上。それは、冷却系の改善、ターボチャージャーのブーストとタービン速度の向上を実現する電子ウエストゲート制御の進化、「GT-R NISMO」からインスピレーションを得た独立した点火タイミングなどの組み合わせにより達成されたものです。

 またフェアレディZ NISMOは、サーキットでのパフォーマンス向上を考慮して、強化されたエンジンオイルクーラーも搭載しています。

 組み合わされるトランスミッションは、NISMOチューニングにより変速レスポンスと耐久性を向上させた9速AT。ノーマルの9速ATに対してシフトダウンにかかる時間をほぼ半分に短縮するなど、俊敏なシフトチェンジを可能としています。

 また、強化されたパワートレインに対応すべく、シャシーもチューニング。ステアリングとボディのねじり剛性を高めるとともに、新設定の「トラクションモード」がねらい通りのラインをトレースできる正確なステアリング操作をサポートします。

 ブレーキにはNISMO専用ブレーキシステムを採用し、本格的なスポーツ走行に対応。NISMO専用の「SPORT+」モードを含む3種のドライブモードを設定し、走行シーンに応じた最適なパフォーマンスを発揮します。

●ダウンフォースや空力を考慮した専用のボディパーツ

 フェアレディZ NISMOのエクステリアは、フロントのグリル&バンパー、リアのバンパー&スポイラー&LEDフォグランプ、フェンダーモール、サイドシルプロテクターなど、多彩なNISMO専用パーツを装着しています。

 なかでもフロント回りは、他のグレードよりも前方へと伸びた“グランドノーズ”や“Gノーズ”と呼ばれるデザイン処理が目を惹きます。これは往年の名車「フェアレディ240ZG」のスタイリング要素を想起させるものとなっています。

 そうしたNISMO専用ボディパーツにより、低重心かつ長く伸びやかなスピード感を演出するとともに、ダウンフォースを強化。併せて空力性能も向上しています。

 フロントグリルのメッシュは、「GT-R」の2024年モデルにも採用された通風抵抗の少ないハニカムデザインを採用。風をすくい取る形状の“エアガイドスロープ”との相乗効果により、冷却効率を最大化させています。

 また、新設定の19インチ鍛造アルミホイールには、全面グロスブラック塗装を採用。剛性と軽量化を両立した9本のラジアルスポークデザインにより、リム幅を広げながらも軽量化を実現しています。

 インテリアは、RZ34型フェアレディZのシンプルでスポーティな構成をベースに、よりドライバーが運転に集中できるよう、スポーツ走行を盛り上げるカラーと素材を組み合わせています。

 NISMO専用チューニングが施されたレカロ製スポーツシートの生地は、ブラックのパーフォレーションが設けられたアルカンターラとレザー素材の組み合わせ。乗員の体をしっかりとホールドし、高い質感も備えています。

 また、赤いアルマイト処理が施されたエンジンスタートボタンやドライブモードボタン、12時の位置に赤いマーカーがついたレザー×アルカンターラのステアリングホイールなど、ドライバーをその気にさせる演出も忘れてはいません。

 ボディカラーは、専用色である「NISMOステルスグレー/スーパーブラック 2トーン」を含む全5色をラインナップ。また、他の2024年モデルと同様、“Amazon Alexa”に対応するなど、コックピットの快適性や利便性も高めています。

* * *

 ちなみにフェアレディZ NISMOは、当面の間、フェアレディZをオーダー済みで長期の納車待ち状態にある人の中から、NISMOへの切り替えを希望する人のみへの販売になるといいます(生産台数に限りがあるため、希望者多数の場合は抽選)。

 ただし、納期長期化の解消に目途が立ち次第、新規の注文受付を検討するとのことですから、今後の展開に期待したいところです。

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