燃費によくない? カーエアコンの仕組み
「カーエアコンをつけると燃費が下がる」というのは、本当でしょうか?
カーエアコンは、エンジンの近くに設置されているコンプレッサーが、冷気を作る仕組みになっています。コンプレッサーはエンジンの力を借りて動くために、車の燃費に影響します。
なお暖房の場合は、エアコンスイッチ(A/C)をOFFにして、エンジンの熱を利用して、暖かい空気を作りましょう。コンプレッサーを動かす必要がないために、燃費には影響を与えません。
カーエアコンの汚れは燃費に影響する?
カーエアコンをつけて「臭い」と感じる場合は、エアコンフィルターがほこりやカビで汚れていると考えられます。空気を冷やす働きをするエバポレーターも、結露が発生しやすく、湿度が高いため、カビの温床になりやすいです。
エアコンフィルターに汚れがたまると、空気の循環が悪くなって、カーエアコンは効きにくくなります。その結果、コンプレッサーに必要な動力が増えて、燃費が悪くなります。
カーエアコンの掃除は何をすればよい?
カーエアコンで掃除が必要な部分は、おもに、エアコンフィルターとエバポレーターです。
エアコンフィルターは、グローブボックスを外した奥に設置されていて、取り外しは初心者でも難しくありません。エアコンフィルターを取り外したら、歯ブラシなどを使って汚れを落とし、水洗いをします。しっかりと乾かしてから、取り付けましょう。
エアコンフィルターの交換は、1年をめどに行うように、すすめられています。
カーエアコンの掃除でガソリン代節約! 暑い夏に備えよう
カーエアコンは燃費に影響を与えますが、熱中症にならないためにも、暑い夏には積極的に使うようにと、すすめられています。
燃費が気になる方は、炎天下で駐車するときには日よけを使ったり、カーエアコンをつける前には窓を開けて、車内温度を下げたりすると、効果的です。それに加えて、カーエアコンの汚れも、燃費に悪影響を与えますので掃除をして、暑い夏に備えましょう。
出典
[環境省 大気環境・自動車対策 「エコドライブ10のすすめ」
](https://www.env.go.jp/air/car/ecodrive/susume.html)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー