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【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

【今朝の5本】仕事を始める前に読んでおきたい厳選ニュース

A 2024 Cadillac Lyriq at the 2024 New York International Auto Show , March 28, 2024.

(ブルームバーグ): 需要減速に直面する米電気自動車(EV)市場でダークホースとなっているのが、高級車キャデラックの「リリック」。1-3月の販売台数は約6000台と、競合するメルセデスやBMWのEVを上回りました。米国のEV市場で高級モデルが占める割合は1年前の14%から25%に増加。ガレージに何台も置く余裕のある富裕層からの需要は堅調なようで、キャデラックの幹部は「市場のスイートスポット」を見つけたとしています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

予想に届かず

EV大手の米テスラが発表した1-3月(第1四半期)決算では、利益と売上高が3四半期連続で市場予想を下回った。決算発表に合わせ、より手頃なモデルのローンチを加速させる方針も明らかにした。以前に表明していた2025年後半より前に、低価格車の生産を開始する計画。EV需要の失速を受けた販売不振に対応する。テスラは世界的な人員削減を進めており、テキサス州とカリフォルニア州では合計6000人余りを削減する。

円安止まらず

23日午前のニューヨーク外国為替市場で、円相場は一時1ドル=154円88銭に下落。34年ぶりの円安・ドル高を再び更新した。市場では日本の当局による円買い介入への警戒感が高まっている。元財務官の古沢満宏三井住友銀行国際金融研究所理事長は、円相場が1ドル=155円に迫る中、為替介入までの距離は相当近づいているとの認識を示した。トランプ前米大統領は自身が立ち上げたソーシャルメディア・サイトのトゥルース・ソーシャルに「ドルは対円で34年ぶりの高値を付けた。米国にとって大惨事だ」と投稿した。

今年の最低水準

米国の企業活動は4月、拡大ペースが今年に入ってからの最低水準となった。需要低下を受けて、雇用が2020年以来初めて縮小圏に陥ったことが背景にある。S&Pグローバルが購買担当者指数(PMI)速報値を公表した。総合指数の受注は6カ月ぶりに縮小圏に沈んだ。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は発表文で「米国の経済活動は第2四半期(4-6月)に入って勢いを失った」と指摘した。

まだ終わらない

米国株のさらなる下落に備えよと、ゴールドマン・サックス・グループのタクティカルスペシャリスト、スコット・ルブナー氏は警告する。先週の下げは株式へのエクスポージャーが十分に減ったことを意味するのかという顧客からの矢継ぎ早の質問に、ルブナー氏は「私の答えはノーだ」と述べた。モメンタム戦略をとる商品投資顧問業者(CTA)は今後1週間、市場がどのような方向に動こうとも株式を売却するモデルになっていると、ゴールドマンのトレーディングデスクは推測している。

ウクライナ情勢

ロシアは、米下院がウクライナ政府に新たな軍事支援を提供するための法案を可決したことを受けて、ウクライナへの攻撃を強化すると警告した。一方でドイツ政府は米国に対し、ウクライナに地対空ミサイルシステム「パトリオット」を追加提供するよう促している。ロシアが攻撃を強める中で、ウクライナ防空網の穴を埋める一助とする狙い。関係者が明らかにした。ロシアがウクライナを侵攻して以降、兵器供与に消極的だとしてやり玉に挙げられることも多かったドイツだが、こうした働き掛けは積極的な関与へと姿勢を転じたことを示す。

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