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ソニーホンダ「AFEELA」国内初披露や三菱×ヤマハの音質追求コンセプトも。Japan Mobility Show開幕

ソニーホンダ「afeela」国内初披露や三菱×ヤマハの音質追求コンセプトも。japan mobility show開幕

ソニーホンダ「AFEELA」国内初披露や三菱×ヤマハの音質追求コンセプトも。Japan Mobility Show開幕

10月28日(土)より、東京ビッグサイトにて一般公開される「Japan Mobility Show2023」。2019年まで「東京モーターショウ」の名で開催されていたが、今年から車だけではなくより幅広い“モビリティ”をフィーチャーするショウとして生まれ変わった。先行公開されたプレスデイから、カーオーディオや車載エンタメにこだわった展示、未来のモビリティの可能性を提案するブース等を中心にレポートしよう。

ソニーホンダ「afeela」国内初披露や三菱×ヤマハの音質追求コンセプトも。japan mobility show開幕

Japan Mobility Showは東京ビックサイトにて開催

三菱自動車は、アウトランダーにヤマハのオーディオシステムを取り付けたコンセプトカー「DYNAMIC SOUND CONCEPT」を初展示。快適な車内環境の追求にあたり、音質にもこだわった車を作ろうということから生まれたモデルとなり、ピラーやインパネ、ドアなどに合計12基のスピーカーユニットが搭載されている。

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三菱自動車の「DYNAMIC SOUND CONCEPT」

運転席に座って音を聴くと、ひとつひとつの楽器の解像度の高さがありながら、左右奥行き方向にも豊かなステージングが広がるのも感じられる。また切れ味の良い低域表現も魅力で、デュア・リパの太い低域をしっかり描き出してくれる。

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写真では分かりづらいが、Aピラーのほか、インパネ上にもスピーカーが設置される

三菱自動車の担当者によると、車の設計段階からヤマハの音響チームと協力し、音にも配慮した設計がなされているという。外観(シルエット)は既存のアウトランダーとほぼ共通だが、例えば左右ドアにウーファーユニットが配置されており、ユニットの振動を受け止められるようドアも剛性の高いものにしているという。通常ではコストとの兼ね合いで実現が難しいことを、音質を妥協せずに追い込んでいる。なお、あくまでコンセプトモデルであり、今後の展開は反響をみて検討するとのこと。

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ドア下部にウーファーを設置。ドアの剛性なども音質を考慮して設計されているという

年初のCESで発表されたソニー・ホンダモビリティの「AFEELA」も国内で初の一般公開となった。ショウでも展示のみで体験はできなかったが、「新しいモビリティの価値を提供していく」と発表されており、来場者の関心も高い。

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ソニー・ホンダモビリティのAFEELAも国内初展示

オーディオに関しては、360Reality Audioにも対応。また座席の上部にセンサーが搭載されており、運転者の耳の位置などを検知してその人に合わせた音響空間が提供されるという。スピーカーの配置や数等はまだ非公開ということだが、複数のスピーカーやDSP技術などを活用した「パーソナライズされた」体験ができるものと期待できそうだ。

さらに先日発表された通り、プラットフォームを解放することでさまざまなクリエイターとの共創を加速する取り組みも行われる。ユーザー自身で好みの音響(エンジン音など)作ることや、クリエイターが作った音響を組み込むことができるなど、さまざまなクリエイティブなインストールが可能な新しい“ハードウェア”としての車の可能性も模索されている。

また、ショウではVRを活用した新しい車内体験を提案する取り組みも目立った。たとえばレクサスが発表した新型EV「LF-ZC」については、この車で実現できる未来の車内空間をVRヘッドセットをかぶって体験できるブースも用意される。

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レクサスの新型EV「LF-ZC」

VRデモでは、街中や海沿いを走るリアルなドライビング体験はもちろん、AIと音声認識によるオススメスポット紹介、また運転していて気になるお店をタップすれば、店の情報が表示されそのまま予約できるといった未来のドライブ体験を実演。運転者の疲労具合も検知してルートを自動的に選択してくれる機能も搭載されており、人間と車がインタラクティブに交流する新しい車載体験を感じることもできる。

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VRを活用して未来のドライブを体験できるブースも

パナソニックは「未来の日本」をテーマに自宅と移動空間がシームレスに繋がる「Mobile Living Room」を提案。2035年のモビリティ環境を予想したもので、スマートフォンから自動運転車を自宅前まで呼び、流星群を見にドライブに出かけ、たっぷり遊んだ後に家に帰るまでの一連の流れを体験できるブースとなっている。

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パナソニックはグループの総合力を活かして「モビリティの未来」を追求する

文字通り「リビングがそのまま移動する」といったイメージで、自宅のようにリラックスしながらドライブの景色を楽しんだり、外出先のレストランを予約したりといった体験ができる。センサーで周囲の環境を常にモニターしており、子供が飛び出してもすぐに停車できたり、高速道路での譲り合いといった、安全性にも配慮された自動運転への提案がなされている。

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リビングがそのままモビリティになったような体験ができる

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センサーで子供の飛び出しなどにも瞬時に対応可能

また、パナソニックグループ全体で提供されている種々の車載ソリューションもまとめて展示されている。実はパナソニックがオートモーティブ業界に関わるようになって80年以上が経っているということで、オーディオシステムやカーナビゲーションは言うまでもなく、EV用のバッテリーやスライドドア、ブレーキなどにもパナソニックの技術が採用されていることをブースで紹介。スケルトンの車の中にさまざまなパーツが配置され、パナソニックの技術の広がりを学ぶことができる。

ソニーホンダ「afeela」国内初披露や三菱×ヤマハの音質追求コンセプトも。japan mobility show開幕

ブレーキからインフォテイメントシステムまで、パナソニックの車載技術の広がりが確認できる

そのほかにも、トヨタ紡織のブースでは、自動運転時代に向けた“眠りに誘う”シートが体験できる。運転手が仮眠を取りやすくするために考案されたもので、シートを揺りかごのように揺らし、音とミスト、アロマで運転手をリラックスしたムードにしてくれる。

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トヨタ紡織が提案する“眠りに誘う”シート。ヘッドレストにスピーカーが設置されている

カーオーディオユニットとしてはBEWITHから3ウェイユニットで合計330万円となるフラグシップモデル「ZEN Confidence」も登場。 スウェーデンのスーパーカーブランド、Koenigsegg(ケーニグセグ)の「レゲーラ」にもこの2ウェイシステムがオプションとして搭載されるという。

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BEWITHの「ZEN Confidence」

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