TONOXがFLEXと組んで開発した『ランドクルーザー』(通称ランクル60)のEVコンバージョン 撮影/逢坂聡
今回これを実現したのは、従来車に積んでいるガソリンエンジン、ディーゼルエンジンを電気モーターに置き換え、電気自動車化するEVコンバートという技術。思い入れのある古い車をEVにコンバートすることで、見た目はそのまま、動力源を電気モーターにし、先の世代まで受け継いでいけるということで注目を集めている。
今回モデルとなった「ランクル60」は1982年製。40年以上も経過したモデルなだけにボディもボロボロだったが補修作業を施し、さらにエンジンだったスペースに電力モーター、ラゲッジスペースには大容量バッテリーを収容。見た目はそのままに、新しく生まれ変わった。
本イベントでも各メーカーが新たなEV車両を続々と発表しているが、古い車に新しい技術を掛け合わせて、後世に伝えていくこともサステナビリティの新しい形なのかもしれない。
なお『Japan Mobility Show 2023』は、10月26日から11月5日まで(一般公開は10月28日から)となっている。