全米王者のフォードFシリーズもEVでは苦戦
アメリカの自動車調査会社「iSeeCars(アイシーカーズ).com」は2023年11月27日、今年10月における全米での中古購入状況のデータを公開し、中古EVの売れ行きが鈍化しているとの見解を示しました。
【ちなみに1位は高級セダン】なかなか売れない中古車ランキング(画像)
充電中しているEVのイメージ(画像:写真AC)。
アイシーカーズによると、自動車の価格は新型コロナウイルス流行下の高値から落ち着き、新車、中古車ともに低価格となっているそうです。
価格が下がる傾向にあっても、EVの販売は鈍化しているようです。アイシーカーズが発表している「最も売れない中古車ランキング」では、以前は高級車だらけだったトップ10の中に、キア・EV6が2位、フォードのF-150 ライトニングが8位、ボルボのポールスター・2が10位と、3台のEVがトップ10入りを果たしています。
特にフォードのF-150 ライトニングはアメリカで不動の人気を得ているピックアップトラック、なかでも40年連続で販売台数が全米1位を記録しているFシリーズのEV仕様ですが、ブラウアー氏は「アメリカでベストセラーの自動車をベースにしたフォードのEVトラック、ライトニングでも買い手を見つけるのに苦労している」と注目すべき点としてあげています。
相対的に売れ行きが好調なのがハイブリッド車です。アメリカで最も売れている中古車となっているほか最も早く売れた新車トップ10のうち7台はハイブリッド車だったとのことです。