自動車

まるで「お弁当箱」!? マツダ新型「ロードスター」フロントグリルに付いた“謎の黒いパーツ” 一体何のため?

グリルに付いた謎パーツの正体は?

 マツダは「ロードスター」および「ロードスターRF」に改良を加え、2024年1月中旬に発売しました。

  

 「サイバーセキュリティ法」に対応するための大幅な商品改良が実施された、エレキプラットフォームを最新のものに一新。安全性能やコネクティビティ、ダイナミクス性能が進化しています。

まるで「お弁当箱」!? マツダ新型「ロードスター」フロントグリルに付いた“謎の黒いパーツ” 一体何のため?

新型「ロードスター」のグリルの謎パーツの正体は?

新型「ロードスター」のグリルの謎パーツの正体は?

 ヘッドライト・テールランプもLED化され、フロントマスクの印象が変化しているのですが、そんな新型ロードスターのフロントグリルを見ると、ナンバープレート右横に黒い弁当箱のようなパーツが取り付けられているのがわかります。これは一体何なのでしょうか。

【画像】「えっ…!」これが新型ロードスターの「謎パーツ」です! 画像を見る(30枚以上)

 この黒いパーツはMRCC(マツダレーダークルーズコントロール)のミリ波レーダーです。前述のエレキプラットフォーム一新により、最新の先進安全技術を新型ロードスターに搭載することが可能になりました。

 設定した速度での定速走行や、車間距離を一定に保って走行する運転支援機能のほか、スマート・ブレーキ・サポート(後退時検知機能・SBS-RC)も搭載され、安全性が向上しています。

 これまでのロードスターが採用していた旧式のエレキプラットフォームではミリ波レーダーを中央に配置する必要があったのですが、デザイン上、設置する場所を確保できませんでした。

 一方、新たなエレキプラットフォームに対応するミリ波レーダーはオフセットして設置することができるもので、グリルの右側に装着されました。

 右ハンドル車でも左ハンドル車でも、ミリ波レーダーがグリルの右側に装着されるのは変わりなく、新旧ロードスターを見分けるポイントとなりそうです。

 ただし、ミリ波レーダーが搭載されるのは日本と北米のみ。欧州では搭載が見送られたのですが、マツダの開発者によると、同市場では横長のナンバープレートが装着されることから、レーダーの照射エリアと干渉して上手く機能しないという事情があったといいます。

 昨今はスポーツカーでも安全性が求められる時代となっており、先進安全機能の搭載が欠かせません。新型ロードスターにも初めて搭載されることになり、安全・安心なスポーツカーへと進化しました。

 なお、ACC(アダプティブクルーズコントロール)は、AT車は0km/h以上(停止すると解除)、MT車は30km/h以上の速度で機能します。

※ ※ ※

 新型ロードスターはダイナミクス性能も進化。新開発の「アシンメトリックLSD」によって旋回挙動を安定し、街中では軽やかに、ワインディングでは安心感のある走行を実現しました。

 加えて、サーキット走行のビギナーによる事故を可能な限り回避させること目的とし、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)の新制御モード「DSC TRACK」をMT車に追加。素早いスピン挙動が起きた時、クラッシュやコースアウトを防ぐためにブレーキ制御をかけます。

 パワートレインでは、1.5リッターエンジンの出力アップを実施。国内のハイオクガソリンに合わせたセッティングとすることで、出力が3kW向上しました。

 また、ステアリングシステムにも改良を加え、より軽やかで正確なステアリングフィールを実現しています。

 インテリアは、ディスプレイを7インチから8.8インチと大型化するとともにコネクテッドサービスが強化され、「SOS」ボタンを設置。

 メーターはブラック1色となり、シャープな形状の針を採用。センターコンソールサイドにはソフトパッドを採用するなど、上質なイメージを高めました。

アルピナD3ビターボはどんなセダン&クーペだったのか? これぞ最高の3シリーズ! 4気筒ディーゼルは5リッター級ガソリンV8ユニットに匹敵するトルクを発揮する感動エンジン!!

アルピナD3ビターボはどんなセダン&クーペだったのか? これぞ最高の3シリーズ! 4気筒ディーゼルは5リッター級ガソリンV8ユニットに匹敵するトルクを発揮する感動エンジン!!

ランボルギーニ ウルス SEは、なぜBEVではなくPHEVを選択したのか?

ランボルギーニ ウルス SEは、なぜBEVではなくPHEVを選択したのか?

“6速MT”もある新型「トルネオ」!? SUV風デザインが超カッコイイ! 日本でも”最高にちょうどいい“「コンパクトミニバン」とは

“6速MT”もある新型「トルネオ」!? SUV風デザインが超カッコイイ! 日本でも”最高にちょうどいい“「コンパクトミニバン」とは

横浜ゴム「GEOLANDAR X-CV」「GEOLANDAR A/T G31」がトヨタ 新型「ランドクルーザー250」に新車装着

横浜ゴム「GEOLANDAR X-CV」「GEOLANDAR A/T G31」がトヨタ 新型「ランドクルーザー250」に新車装着

ママ友の送迎車が「ヴェルファイア」で羨ましいです。かなりの収入がある証拠でしょうか?

ママ友の送迎車が「ヴェルファイア」で羨ましいです。かなりの収入がある証拠でしょうか?

【コラム】400ccクラスの輸入車がいま面白い! ハーレー、トライアンフが新規参入、KTM、ハスク、ロイヤルエンフィールドもあり

【コラム】400ccクラスの輸入車がいま面白い! ハーレー、トライアンフが新規参入、KTM、ハスク、ロイヤルエンフィールドもあり

6速MT搭載! マツダ「小さな高級コンパクト」あった!? クラス超え“上質内装”×めちゃスポーティデザイン採用! 登場期待された「斬新モデル」とは

6速MT搭載! マツダ「小さな高級コンパクト」あった!? クラス超え“上質内装”×めちゃスポーティデザイン採用! 登場期待された「斬新モデル」とは

ヤフオク7万円で買ったシトロエンのオーナー、エンジン編集部ウエダが、フランスの聖地で出会ったとびきりレアなクルマ、その1【シトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート#36】

ヤフオク7万円で買ったシトロエンのオーナー、エンジン編集部ウエダが、フランスの聖地で出会ったとびきりレアなクルマ、その1【シトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート#36】

マツダ ルーチェ・ロータリークーペ(昭和44/1969年10月発売・RX87型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト055】

マツダ ルーチェ・ロータリークーペ(昭和44/1969年10月発売・RX87型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト055】

韓国の現代・起亜自動車、米「最高価値EV」1~3位を席巻…第1四半期の販売量も56%増加

韓国の現代・起亜自動車、米「最高価値EV」1~3位を席巻…第1四半期の販売量も56%増加

TOP STORIES

発見・体験、日本旅行に関する記事
Top List in the World