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こんな中古車があったら乗ってみたい! アウディ初のコンパクト4座オープン、A3カブリオレ やっぱりソフトトップは断然オシャレだ!【『エンジン』蔵出しシリーズ/アウディ篇】

こんな中古車があったら乗ってみたい! アウディ初のコンパクト4座オープン、a3カブリオレ やっぱりソフトトップは断然オシャレだ!【『エンジン』蔵出しシリーズ/アウディ篇】

こんな中古車があったら乗ってみたい! アウディ初のコンパクト4座オープン、A3カブリオレ やっぱりソフトトップは断然オシャレだ!【『エンジン』蔵出しシリーズ/アウディ篇】

中古車バイヤーズガイドとしても役立つ雑誌『エンジン』の貴重なアーカイブ記事を厳選してお送りしている「蔵出しシリーズ」。今回は、2008年のRS6の国際試乗会で試乗車として用意されていたもう1台、飛び切り軽快なモデルのA3カブリオレを取り上げる。A3ファミリー第3のモデル、クラシカルなソフト・トップを持ったカブリオレ。見て良し、乗って良し、走って良しの楽しさに、思わず踊りだしたくなった2008年4月号のリポートだ。でも、日本では買えませんでした(涙)。

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「踊りだしたい気分! アウディ初のコンパクト4座オープン、A3カブリオレにも乗りました」EMGINE 2008年4月号

世界のオープン・カー市場では、このところ2座ロードスターの人気が下降気味で、アウディでも、TTロードスターの売上げが徐々に落ちてきているのだという。それに代わって人気を集めているのが、コンパクトで実用的な4座オープンで、その代表選手がプジョーのCCシリーズやフォルクスワーゲンのイオス。遅まきながら、アウディもその分野に参入しようと開発したのが、このA3カブリオレということになる。

こんな中古車があったら乗ってみたい! アウディ初のコンパクト4座オープン、a3カブリオレ やっぱりソフトトップは断然オシャレだ!【『エンジン』蔵出しシリーズ/アウディ篇】

クラシカルな幌とモダンなデザインの取り合わせが絶妙

ただし、先の2台との違いは、あちらが鉄屋根のバリオ・ルーフを持つのに対し、こちらは伝統的な布屋根のソフト・トップにこだわったこと。むろん、その方がプレミアム感がありオシャレ度も高いという確固たる信念があってのことだろう。

ちなみに、最近、BMWも1シリーズのカブリオレを発表。ちょうど同じ時期にスペインで国際試乗会を開いていたが、こちらもソフト・トップを持っている。今後、バリオ・ルーフ対ソフト・トップのコンパクト4座オープン戦争が市場で繰り広げられそうな勢いなのだ。

果たして、その帰趨がどうなるかはともかく、A3ファミリーとしては3ドア・ハッチバック、5ドア・スポーツバックに続く、第3のモデルとなるこのカブリオレ、実に素晴らしいデザインを持ったオープン・カーだと思う。少なくとも、佇まいの美しさでは、プジョーやフォルクスワーゲンに一頭地抜きんでている。

こんな中古車があったら乗ってみたい! アウディ初のコンパクト4座オープン、a3カブリオレ やっぱりソフトトップは断然オシャレだ!【『エンジン』蔵出しシリーズ/アウディ篇】

a)アウディらしい清潔感に満ちたインテリア。丸いエア吹き出し口やエアコンの調節ダイヤルがTTロードスターを想起させる。

クラシカルなソフト・トップを選んだことに加えて、畳んだ時にもその一部が露出している点が重要で、それが金属部分のモダンなデザインと絶妙な調和を見せて、独特のオシャレな雰囲気を醸し出しているのだ。

実用面でも、A3カブリオレのソフト・トップは、フル4座をカバーする大きさを持ちながらもコンパクトなZ型に折り畳まれ、トランク・ルームにまったく影響しないのが凄い。バリオ・ルーフにありがちな、オープン時には荷室半減なんて不便が発生することはないのだ。

フロントに横置きで搭載されるエンジンは4種類で、ディーゼルがふたつ。残るガソリンは、200psを発生する2リッター直4直噴ターボと、160psの1・8リッター直4直噴ターボのふたつ。いずれも、6段MTないし6段セミATのSトロニックを介して、前輪を駆動する。

3分で笑みがこぼれる

最初に試乗したのは、白いボディに赤いレザーの内装、黒のソフト・トップを持った2.0TFSIだった。まずはセンター・コンソールにあるスイッチを押し、9秒でオープンにして走り始めて、3分も経った頃には、あまりの楽しさに思わず笑みがこぼれていた。

なによりも、軽快感が凄い。あれは何年前だっただろうか。A3スポーツバックの国際試乗会で同じく南仏の青空の下を走った時、その軽快感があまりに印象的で、踊り出したい気分になった、と書いた。今度は屋根が開いている分、その時より、もっと踊り出したい気分が強い。

長期リポート車として乗っているゴルフGTIにも搭載されている2リッター直4ターボの素晴らしさはむろん熟知しているが、その吹け上がり感や男らしいサウンドが、オープン・エアの下だと、さらに魅力的に感じられる。足回りはやや硬めだが、乗り心地を損ねない範囲内。開口部の大きな4座オープンの割りには、ボディの剛性感もしっかりと確保されていて、ワインディングを少し飛ばして走るのがすこぶる楽しい。ステアリングの裏についたパドルを使って、Sトロニックをマニュアル・シフトしながら走ると、まるでゴーカートにでも乗っているかのごとく、ワインディングをスルスルと駆け抜けていく。風の巻き込みは、ウインド・ディフレクターを使っても結構あるが、それがまた、踊り出したい気分をかきたててくれるのだ。

次に1.8TFSIにも試乗したが、こちらは真面目な秀才という感じ。新世代ブロックを持つ1.8リッター直4ターボは、吹け上がり感もサウンドも旧世代の2リッター直4ターボより大人しく、実用面では不足はないが、やや面白味に欠ける。この飛び切り軽快なカブリオレに乗るなら、私なら迷わず2.0TFSIを選ぶ。が、A3カブリオレの日本導入の予定はないという。なんと、もったいない。

文=村上 政 写真=アウディ・ジャパン/アウディAG

(ENGINE2008年4月号)

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