日産自動車は3月28日、ABB FIAフォーミュラE選手権に2030年まで継続して参戦すること発表した。これにより、日産は初参戦から12年間、同選手権に参戦し続けることになる。
東京での記者会見では、日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼チームのマネージングダイレクター、トマソ・ヴォルペ氏がFIAのマレク・ナワレツキ氏、Formula Eのジェフ・ドッズ氏と共に、シーズン13から16まで参戦の公式登録書に署名した。2026-2027年シーズンから導入される第4世代「Gen4」マシンは、エネルギー効率の向上や最大出力600kWの達成が見込まれている。
ヴォルペ氏も「Nissan Ambition 2030は会社としての変革だ。フォーミュラEも戦略的なプロジェクトでなければならない。フォーミュラE参戦もマーケティングプロモーションだったものを、チームを買収して、フルコントロールに置いた」と語る。
フォーミュラEのジェフドッズ最高経営責任者は、「レースから公道を走る車を改革する。日産のようなグローバルブランドがシリーズの普及に貢献する」と期待し、FIAのナワレツキ氏も、日産がフォーミュラEの次の時代をリードすることに期待を寄せている。