とにかく荷物が入って、運転もしやすくて、広大な室内空間が確保されているミニバンはもはや、国内で一番売れている車種と言って差し支えないだろう。今回は新社会人と大学生にお財布に優しいオススメのミニバンをご紹介しよう。
※本稿は2024年3月のものです
文/渡辺陽一郎、画像/ベストカー編集部 ほか
■フレッシュマンにおすすめのミニバン
1位はシエンタ。ライバルのフリードがモデルチェンジ直前ということもあるが、広さ、使い勝手、コスパすべてのレベルが高い
フレッシュマンは年齢が若く運転歴も短いから、なるべく扱いやすい車種を選びたい。価格も安いほうが好ましい。そうなるとミニバンでは、全長を4300mm以下、最小回転半径を5.2m以内に収めたコンパクトな車種が好ましい。価格もノーマルエンジン搭載車の買い得グレードが250万円以下で用意される。
2位はフリード。発売は2016年と古く、2024年中にフルモデルチェンジするからシエンタに比べて推奨度は下がるが、全長は4265mmで小回りの利きもいい。2列目は、シエンタには用意されないセパレートタイプのキャプテンシートになる。3列目を左右に持ち上げると、自転車も積める広い荷室になる。
全長が4300mm以下のコンパクトミニバンは、実質的にこの2車だから、3位はミドルサイズのステップワゴンとした。
全長は4800mmに達して最小回転半径も売れ筋グレードが5.4mと大回りだが、水平基調のボディにより四隅の位置はわかりやすい。ステアリング操作に対して車両の進行方向が正確に変わり、扱いやすく感じられて運転の上達にも役立つ。もちろん室内は広大である。
先々代日産 セレナ。多人数で出かけるのにピッタリ。もちろん一人でゆったり楽しむのもよし!
ミニバンに多人数で乗り込み出かける、いわゆる青春を謳歌したいなら、まずは先々代日産 セレナが好バランスなチョイス。見た目も使い勝手も走行性能も「それなりにイイ」というニュアンスなのだが、総額60万円程度でまあまあの物件が狙える。
もう少しコンパクトなほうがいいなら、総額50万円くらいの先代ホンダ フリードがお薦めだ。とはいえ、Lサイズでゴージャスなホンダ エリシオンを総額60万円くらいで入手し、周囲の意表を突くのも悪くない。
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