ピニンファリーナ・バッティスタ・レヴェルサリオ と バッティスタ・アニヴェルサリオ
車名のレヴェルサリオはポルトガル語で「反転、逆転」を意味する。いっぽうアニヴェルサリオは「周年記念日、誕生日」だ。特に対語ではないが韻を踏んでいる。
バッティスタ・レヴェルサリオの最も印象的な特徴の1つはカラースキームで、ツートンのデザインテーマはアニヴェルサリオと反転するように作られている。ボディ下部はビアンコ・セストリエーレのグロス仕上げ、上部はグリージオ・アントネリアーノのグロス仕上げだ。
内装では、ピロタ製のシートは白のアルカンターラのキルティングにイコニカ・ブルーの縫い目が施されている。キャビンは黒を基調として、シートベルトなどにイコニカ・ブルー仕上げのアクセントが施されている。正しい向きと裏返しの両方とを組み合わせたロゴは室内でも使われている。
すでに2020年のバッティスタ・アニヴェルサリオを所有し、今回バッティスタ・レヴェルサリオも納車された顧客は、「この2台は今も、そして永遠に、完成された愛を連想させる。デザインが真に一体化されているため、2台は決して離れることはできない」と語る。
リマックから供給を受けるリチウムイオンバッテリーは、センタートンネルとシート後方に、T字型にレイアウトされ、蓄電容量は120kWhとした。1回の充電での航続は、最大500kmに到達する。