カワサキは2024年3月の大阪モーターサイクルショー2024で「KLX230 S」「KLX230SM」の2台を国内で初お披露目した。「W230」や「メグロ S1」とともに2024年はカワサキの“230”がアツい!
文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健、南 孝幸
カワサキ「KLX230 S」特徴
Kawasaki KLX230 S 市販予定車発売時期:2024年秋頃予定 税込価格:未定
シート高を下げた「S」も今秋国内導入予定!
ジャパンモビリティショー2023で初公開された新型のKLX230だが、モーターサイクルショー2024で登場したこのマシンはKLX230S。シュラウドには「S」の車名ロゴが入っており、こちらはシート高を下げて扱いやすさを増した仕様のようだ。
車体関係ではサブフレームを変更、シート高をスタンダードより40mmほど下げた仕様としたほか、先に公開されたスタンダード同様、リアにはアルミスイングアームを採用している。LEDヘッドライトを採用し、コンパクトになったマスクをはじめ、外装パーツも一新。国内導入はS、スタンダードともに今秋の予定だ。
カワサキ「KLX230 S」各部装備・ディテール解説
空冷233ccシングルはインテークポートやバルブを小径化して低中域の出力特性を改善。エキパイも管長を長く取った、新しいレイアウトに変更されている。
ホイールリムはアルミ製でブラック仕上げに変更。ブレーキはΦ265mm径のシングルディスクで、これは従来型と同じもの。
個性的な形状のLEDヘッドライトを採用。左スイッチボックスには前後のABSをキャンセルするボタンも追加されている。
液晶デジタルメーターは従来型と同じ形状だがスマホコネクト機能を追加。専用アプリを介して車両の状態を確認することができる。
従来型のスタンダードより〝S〟のシート高は約40mm低くなっている。新型はスタンダード、Sともに国内導入が予定されている。
カワサキ「KLX230SM」特徴
Kawasaki KLX230SM 市販予定車発売時期:2024年秋頃予定 税込価格:未定
貴重なモタードも国内導入!
新型KLX230シリーズのモタードバージョン・KLX230SMもモーターサイクルショー2024で日本初公開。あわせて2024年秋に国内導入予定であることも発表された。
外装を一新し、エンジンも低中速域の出力特性を強化した新仕様だが、スイングアームは新型KLXがアルミ製なのに対して、このSMは従来型同様のスチール製を採用しており、車体のベースは従来型のものを踏襲していると思われる。すでに北米向けが正式発表されており、発売が楽しみな一台だ。
カワサキ「KLX230SM」各部装備・ディテール解説
LEDヘッドライトは従来型から採用されているが、ヘッドライトカウルの形状は微妙に異なっている。ウインカーはクリアレンズ採用。
フロントはショーワ製の倒立フォークを採用。17インチホイールのリムはアルミ製で、撮影車の装着タイヤはIRC製のRX-01。
リアのスイングアームはスチール製の角型アームを継承。リムはブラック仕上げされ、ブレーキディスクはΦ220mm径のものを踏襲。
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