「最高の乗り心地ってものを知っておいた方がいい」 これが550馬力4リッターV8のベントレー・コンチネンタルGT Sに乗った西川淳の本音だ!
550ps/770Nmを発揮する4リッターツイン・ターボのV8を搭載するスポーティなモデルのベントレーのコンチネンタルGT Sに乗った西川淳さん、藤野太一さんのホンネやいかに? 今年もやりました「エンジン・ガイシャ大試乗会」。大磯大駐車場に集めた注目の輸入車36台にモータージャーナリスト36人が試乗!
【写真14点】「最高の乗り心地ってものを知っておいた方がいい」 これが550馬力4リッターV8のベントレー・コンチネンタルGT Sに乗った西川淳の本音だ!の詳細画像をチェック
「極上の乗り心地」 西川淳
はい、そういうことなんです、知らなきゃよかったよね。でも、貴方はもう知ってしまった!
幸か不幸か、否、幸せに決まっている。クルマ好きなんだから。最高の乗り心地ってものを知っておいた方がいい。
コンチネンタルGT Sの室内は、ステアリング・ホイールをはじめ、ダッシュボード、中央コンソール、シートやドア内張などが専用のデュオ・トーンに。
というわけでコンチネンタルGTの素晴らしさは、もちろんスタイルやインテリア質感も良いけれど、特にこの世代においてはその上質なドライブ・フィールにこそあった。究極のフラット・ライドを体感できることもその1つ。
試乗車はメインハイドがクリケット、セカンダリーハイドがベルーガという組み合わせ。
即座に浸れる ● 藤野太一
今回用意された36台の試乗車のうち、どれか1台に乗ってかえっていいと言われたら、コンチネンタルGTを選ぶ。本当は2024年4月で生産が終了するW12エンジン搭載モデルがいいとか、屋根開きのGTCがいいとか、Sのようなスポーティなものより、スピードやマリナーのようなラグジュアリィな仕様がいいとか、好みをいいだすとキリがないけれど、いずれも素晴らしいモデルであることに変わりはない。
エアサスペンションや48Vアンチロールシステムなどの恩恵もあって、ステアリングを握っていると、大きさや重さをまったく感じさせない。乗り心地はフラットでウルトラスムースだ。
ドライブモードには、足を引き締め、エグゾーストを高めるスポーツモードも用意されていたが、すぐにコンフォートに戻した。体育会系はあまり似つかわしくない。この時代にあえてクーペ、とても洒落た選択だと思う。
写真=小林俊樹(メイン)
(ENGINE2024年4月号)