ステランティスは4月10日、アルファロメオの小型SUV「ミラノ」を発表し、本国イタリアで受注を開始した。しかし「ミラノ」という名前の使用について、イタリア政府より法律で禁止されているとの発表があったため、アルファロメオは15日に「ジュニア」に変更することを決定したとアナウンスした。
Alfa Romeo JUNIOR|アルファ ロメオ ジュニア
発表直後にまさかの名称変更が行われた新型コンパクトSUV
ステランティスは4月10日、アルファロメオの小型SUV「ミラノ」を発表し、本国イタリアで受注を開始した。しかし「ミラノ」という名前の使用について、イタリア政府より法律で禁止されているとの発表があったため、アルファロメオは15日に「ジュニア」に変更することを決定したとアナウンスした。Text by YANAKA Tomomi
アルファロメオ初のBEVモデルと、ハイブリッドモデルの2種類で展開
アルファロメオ初のBEVも。小型SUV「ミラノ」改め「ジュニア」が登場
via Web Magazine OPENERSプロポーションは短いオーバーハング、力強いホイールアーチなど、1963年に誕生したアルファロメオの名車「ジュリアTZ」を彷彿とさせ、象徴的な「そぎ落としたテール」など、伝統的なスタイリング要素が備えられた。また、アルファロメオの存在感を特徴づける盾型のグリルは、アダプティブ型フルLEDマトリックスヘッドライトなどとの組み合わせにより、その個性がより引き立てられるものに。
「ミラノ」にはハイブリッドの「IBRIDA(イブリダ)」と、BEVの「ELETTRICA(エレットリカ)」の2つのパワーユニットを設定。「エレットリカ」には2種類のグレードが用意され、いずれもリチウムイオンバッテリーは54kWhを搭載。最高出力156psバージョン(WLTP航続距離最大410㎞)と、スポーティな240psバージョンの「ヴェローチェ」も用意された。
アルファロメオ初のBEVも。小型SUV「ミラノ」改め「ジュニア」が登場
ステアリングはギア比14.6とダイレクトに反応するよう調整され、BEVの上級グレード「ヴェローチェ」ではスポーツサスペンションにより車高を25㎜低くしたほか、フロントとリアのアンチロールバーは、グリップを高め素早いコーナリングを実現するべく、よりスポーティな設定となった。室内に目をむけると、アルファロメオのスポーティネスを象徴するクアドリフォリオ(四つ葉のクローバー)の形をしたエアコンの吹き出し口や、サベルト製スポーツシートなど、スポーティでありながらも上質感や包まれる感覚といった細部にまでこだわったイタリアンデザインが取り入れられた。
安全装備は、自動運転レベル2の運転支援機能を装備。360度パーキングセンサーや180度リアカメラが周囲の状況を監視し、半自動で駐車できるパーキングシステムも搭載されている。このほかにもスマートフォンのアプリと車両との連動や、ChatGPTの搭載により、音声認識を利用して「案内人」と会話しながらの移動を楽しめるという。
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