300℃の高温に耐えるツヤ! タナックスの『耐熱ワックス プロ艶』
【brand pickup】
ツーリングバッグのMotoFIZZ(モトフィズ)や、NAPOLEON(ナポレオン)バックミラーといったオリジナルブランドを展開しているタナックス。その豊富な品揃えの中で、クリーニング&メンテナンスケミカル用品のオリジナルブランドがPITGEAR(ピットギア)だ。
そんなPITGEARシリーズから、愛車を輝かせるための洗車用品『プロ艶』シリーズのアイテムをピックアップしてご紹介。第3回目となる今回は2022年9月に登場したばかりの『耐熱ワックス プロ艶』を使ってみるぞ!
PITGEARのメンテナンス&クリーニンググッズ一覧はこちら!
なんと耐熱温度300℃を実現!
[(https://www.motomegane.com/wp-content/uploads/2022/12/TANAXPITGEARPG-281_03.jpg)なんと耐熱温度はMAX300℃! エンジンに近いエキパイ部分はともかく、エンジンからサイレンサーまで幅広い箇所に使用できる。
『プロ艶』シリーズに新しく加わったのは、その名前でわかるとおり耐熱ワックス。エンジンやマフラーなど通常のワックスでは熱でとんでしまうような部分でもシリコン系の高分子皮膜形成して保護するワックスだ。
新しく登場した『耐熱ワックス プロ艶』は、従来品の耐熱温度が250℃までだったのに対し、MAX300℃まで耐熱温度をアップ! 耐熱温度が上がったことでエンジンブロックはもとよりサイレンサーやエキパイ周りまで、より幅広い部位に使用できるようになった。
2022年9月14日に『プロ艶』シリーズとして発売された『耐熱ワックス プロ艶L(右)』と『耐熱ワックス プロ艶(左)』。
●耐熱ワックス プロ艶 L
品番 PG-281
容量:300mL
●耐熱ワックス プロ艶
価格 1,320円(税込)
品番 PG-280
容量:100mL
『耐熱ワックス プロ艶』は塗り伸ばすだけの簡単施工
『耐熱ワックス プロ艶』の使用方法はいたって簡単。『パーフェクトシャンプーセット プロ艶』などで洗車後、使用する部位にスプレーしてマイクロウエスなどで薄く塗り伸ばすだけ。これだけで施工面にしっとりとした“艶”が生まれるとともに、高分子皮膜によるコーティング効果で泥などの汚れが付着しても、水洗いだけでさっと流せるようになる。
『耐熱ワックス プロ艶』をスプレーして
ウエスで塗り伸ばすだけでOK!## 様々な場所に安心して使える『耐熱ワックス プロ艶』
使用上の注意をよく読んでみると、“塗装面には付着しないようにしてください”とあるのが気になってタナックスさんに問い合わせてみたが、これはカウルなどの外装塗装を指しており、エンジンやマフラーなどに施された耐熱塗料部分への使用は全く問題なし。また、あわせてエンジンに使われるガスケットやゴム製品に『耐熱ワックス プロ艶』が付着したときの影響も聞いてみたが、これらに関しても神経質になる必要はないとのこと。いちいち溶剤がかかってはいけない場所を気にしながら施工する必要がなく、エンジン回りにスプレーしてさっと拭きあげればいいだけなのは非常に便利だ。
施工前
残念ながら、テスト車両には事前にプロ艶シリーズの『パーフェクトシャンプーセット プロ艶』 と『ガラスコートスプレー プロ艶』 を施工してしまっているために、施工前と施工後の違いが出にくくなってしまっているが、それでも『耐熱ワックス プロ艶』を施工してみると艶やかさがアップする。
サイレンサーのアウター部分
エンジンから遠い部分のエキパイ
シリンダーブロックやクランクケースアウター
手の届きにくいエキパイの裏側のエンジンブロック## 施工後
『ガラスコートスプレー プロ艶』 は硬質な輝きなのに対し、『耐熱ワックス プロ艶』のツヤはどちらかというとウエットな印象でマット塗装やチヂミ塗装などとの相性がよさそうだ。
サイレンサーアウターが艶やかに!
焼けたエキパイがしっかり黒く艶やかになった!
ウエットな艶がエキパイの黒を引き締める
普段掃除しにくいエキパイ裏に汚れが付きにくくなるのはとてもうれしい
『ガラスコートプロ艶』を施工したクラッチカバーに『耐熱ワックス プロ艶』を重ね塗りしてみた
エンジン全体に『耐熱ワックス プロ艶』を施工してみた## まとめ
スプレータイプで使いやすい『耐熱ワックス プロ艶』。エンジン全体にかけて塗り伸ばすだけ
通常のシリコン系ワックスは120℃くらいまでしか高分子皮膜を維持できないとのことだが、『耐熱ワックス プロ艶』なら耐熱温度は300℃! おかげでエンジン回りの色々なところへ気兼ねなく使用できるというのが最大の長所に感じた。なお、エンジンに近い部分のエキゾーストパイプなど300℃以上の高温になるような箇所については、施工中に付着してしまったとしても水で濡らして硬く絞ったウエスなどで拭きあげておけば焼けムラにならないとのことだ。
今回は、アンダーガードの裏側やエキパイ裏のエンジンブロックなど、通常のクリーニングや洗車では手やブラシが届きにくい箇所も重点的に『耐熱ワックス プロ艶』を施工してみた。これら手が届きにくい部分の汚れが水をかけるだけで落とせて便利というわけだが、しかもその効果が300℃の耐熱性のおかげで長持ちしてくれるならこれほど便利なことはない。
文:谷田貝 洋暁