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ゼネラルモーターズ、車載ChatGPTに意欲を見せる?

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Image; Formatoriginal / Shutterstock

実現すれば走る以外の便利さも。

最近は毎日その名前を目にする、人工知能チャットボット「ChatGPT」。いろんな質問に答えたりコードを書くこともでき、誰もが使えるAI時代が本格的に到来した感があります。これが音声で操作できたり、さらに家電を操るスマートホーム用ハブなどと接続できれば、どんなに便利でしょうか?

GM車にもChatGPT到来か?

1908年に設立され100年以上の歴史を持つ自動車メーカー、ゼネラルモーターズ(GM)にも、どうやら同じことを考えている人がいるようです。

Futurismによりますと、ソフトウェア定義型自動車とOS担当副社長を務めるスコット・ミラー氏が、「ChatGPTはすべてに搭載されるだろう」とコメントしたとのこと。

これはつまり、自動車にも搭載されることを示唆している…と考えても間違いではないかと思われます。今ではMicrosoft(マイクロソフト)のブラウザ「Bing」にも搭載され、追随するようにGoogle WorkplaceにもAIが導入されました。この流れはもっと加速しそうな気がします。

車載ChatGPTはどうなる?

ミラー氏は、以下のように続けています。

車の取扱説明書に載っているような情報にアクセスしたり、カレンダーなどのスケジュールに合わせて車庫の扉を開閉したり、プログラミング機能などにも使えるでしょう

エアコンや音楽再生やナビの音声操作などが可能になればありがたいですし、運転中のお喋りや暇潰しにも付き合ってくれたら良き相棒にもなるでしょうね。

あたかも『サイバーフォーミュラ』や、『ナイトライダー』の人工知能「K.I.T.T.」が実現するかのような、胸アツ展開も期待できちゃいます(『ナイトライダー』のAI搭載カー「ナイト2000」は、GMのポンティアック・トランザムがベース車ですし)。

しかし信用できるのか?

SF映画の実現は夢がありますが、「ChatGPT」はまだ黎明期の技術なので、シレっとウソ情報を混ぜてきたり、ピントがズレた回答をよこすこともあるんですよね。

運転中はそのウラが取れないので、目的地に到着したら閉店していたとか、名前が似た別のお店に案内されたり、おかしなことが起こる可能性もなきにしもあらず。技術的には可能そうなので、今後に注目したいところです。

Source: SEMAFOR, REUTERS via Futurism

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