Technosoft Automotive CEO フレディ・タン(Fredy Tan)氏
Technosoft Automotiveが日本市場に参入
世界10か国にDMS(ディーラー向けマネジメントシステム)を展開しているTechnosoft Automotiveは7月3日、都内においてDMS「Technosoft Automotive Solution」の日本市場参入会見をマイクロソフトとともに開催した。
日本法人であるTechnosoft Japan株式会社 のPresidentには吉島良平氏が就任し、Technosoft Automotive のCOOと兼務していく。
左から、Technosoft Automotive CEO フレディ・タン氏、Technosoft Japan株式会社 President吉島良平氏、日本マイクロソフト株式会社 執行役員 常務 モビリティサービス事業本部長 竹内洋二氏
タンCEOは日本市場への進出について、日本の“おもてなし体験”が優れていることを挙げる。タンCEOは日本のレストランで、入店時には「いらっしゃいませ」とあいさつがあり、退店時には「ありがとうございました」とあいさつがあり、それが素晴らしいユーザー体験につながっているという。そのような最高の顧客体験をDMSで提供していくことがミッションだという。
もちろん日本市場進出の背景には、インドネシアやフィリピン、タイで大きな市場を持っているのが、日本のOEMのため、より深く日本のOEMと一緒にグローバル展開していくという目標もあるとのこと。しかしながら、日本のユーザーと一緒にDMSの質を上げていくことも大切だと語った。
将来的には容易に生成AIを取り込めるとマイクロソフト 竹内氏
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モバイル対応もされている
その1つの例としては、生成AIへの対応を挙げた。参入会見に登壇した日本マイクロソフト 執行役員 常務 モビリティサービス事業本部長 竹内洋二氏によると、マイクロソフトではすでに発表しているようにMicrosoft 365 CopilotでExcelやPowerPointなどのアプリケーションにOpen AIの生成AIを展開していく。同様にクラウドサービスのAzureでもOpen AIのAI技術が使えるようになり、Azure上でサービスを展開しているTechnosoft Automotive Solutionでもそれは同様とのこと。
生成AIについて語る竹内氏
生成AIの展開例としては、消費者のペルソナ分析や確かなペルソナの作り上げなどを挙げ、ディーラーが本当に必要としている情報を生成AIを使うことで、得られるようになる可能性を挙げた。
マルチブランドディーラーから訴求していくと吉島President
訴求ポイントについて語る吉島President
このような課金体系で、まず日本市場で目的とするディーラーはと確認したところ、日本市場を担当するTechnosoft Japan 吉島Presidentは、「当初はマルチブランドディーラーを」と語る。複数のOEMを扱っている会社であれば、複数のシステムが入っている可能性があり、顧客に統合的にサービスできていない可能性がある。また、Technosoft Automotive SolutionではERP機能があり、たとえばリコール時のワランティなども管理・請求できる機能を持っている。経理関連をOEMブランドを超えてできることは多大なメリットがあると語る。
その上で、日本で普及していくためには「1にも、2にも、3にもローカライズ」とのこと。これは漢字対応ということだけでなく、日本の法律などに対応することで、法律に従った計上や手続きに要する時間を大幅に減らしていけるとのこと。
少子高齢化社会となる日本では、DMSによって働き方改革を進め、いかに効率的に働いてもらえる職場を作るかということも、今後のディーラーの課題となるという。
海外での採用事例
インドネシアやフィリピンについて
価格体系