Astell&Kern、クアッドDAC搭載DAP「A&norma SR35」の発売日が5/20に決定
アユートは、Astell&Kern;のDAPスタンダードライン“A&norma;”シリーズの新世代モデル「A&norma; SR35」および専用PUレザーケース「A&norma; SR35 Case」の発売日が5月20日に決定したことを発表した。価格はA&norma; SR35が129,980円、ケースは9,980円(表記いずれも税込)。
「A&norma; SR35」の発売日と価格が決定
「SR35」は、手のひらサイズの小型筐体ながら、シリーズ初のクアッドDAC構成を採用するDAP。先月に先行して製品発表が行われ、「春のヘッドフォン祭 2023」でも試聴展示されていたが、この度正式な発売日と価格が決定した格好だ。
クアッドDACモードでは、新設計のオーディオ回路と主要回路を一体化した独自のサウンドソリューション「TERATON ALPHA」を採用。フラグシップライン「A&ultima;」シリーズで採用する新世代アンプ技術を搭載し、バランス接続時で130dBのS/N比と-145dBの低クロストークを実現した。デュアルDACモードでは、電源管理の効率化を図ることで約20時間の連続再生を可能にする。
新世代アンプ技術の採用で電流処理能力が向上したことで、ノーマル/ハイの2段階のゲインコントロールに対応。ハイゲインモードはバランス出力時で6Vrmsの高出力を実現し、様々なIEMやヘッドホンを余裕をもって駆動させることが可能だ。
様々なIEMやヘッドホンを余裕をもって駆動させる
UI/UXは、クリムゾンをテーマにした最新仕様に刷新してビジュアルと操作性が向上。ユーザーが音楽カテゴリーを素早くブラウズし、音楽ライブラリ内の曲を見つけられるようデザインされている。アルバムアートの検索機能もサポートする。
オーディオフォーマットは最大PCM 384kHz/32bit、DSD 256のネイティブ再生をサポート。MQA8Xのフルデコーダーに対応し、Hi-Fi MQAサウンドのネイティブ再生・ストリーミングも行える。A&norma;シリーズとしては初のRoon Readyにも対応する。
本体はポケットにすっぽり収まるコンパクト&軽量設計を実現。入力端子はUSB Type-C、出力端子は2.5mm 4極バランス/3.5mm 3極アンバランス/4.4mm 5極バランスを装備。3.6インチのHD(720×1280)タッチスクリーンを備える。
ポケットにすっぽり収まるコンパクトサイズ
底面イメージ
DLNA強化のネットワークオーディオ再生機能「AK Connect」に対応、「V-Link(Movie/Music)」機能、音楽ストリーミングサービス等をインストールできる「Open APP Service」機能を備え、別売りのAK CD-RIPPERにも対応する。
Bluetoothバージョンは5.0、コーデックはaptX HD/LDAC、プロファイルはA2DP/AVRCPをサポートする。Wi-Fiは802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)。内蔵メモリは64GB(NAND)、 外部メモリ用にmicroSDスロット×1(最大1TB)を備える。外形寸法は64W×108.3H×16.1Dmm、質量は約184g。付属品としてUSB Type-Cケーブル、画面保護シート、microSDカードスロットカバーを同梱する。
「A&norma; SR35 Case」は、イタリア・ミラノに拠点を置く世界有数のポリウレタンメーカー「Synt3」が製造する専用のPUレザーケース。内面には柔らかく耐久性のあるLASKINAポリウレタン生地を使用し、外部からの衝撃や傷から保護するとともに、優れたグリップ力とスタイリッシュな外観を兼ね備えると説明する。
「A&norma; SR35 Case」
外面には、クラシックな高級レザーの質感を模したポリウレタン生地のMEMORY素材を採用。ナチュラルレザー風のシワやツヤで高級感と躍動感のある外観を実現したという。カラーはBlack/Brown/Grayの全3色を展開する。なお、BrownとGrayは同社直販サイト「アキハバラe市場」限定での販売となる。
ケース裏面イメージ