ムルティストラーダV2Sにピッタリな言葉は「安心」
今週もドゥカティのビッグガイ!ムルティストラーダV2Sで、たっぷり走ってきました。
レンタル819東名横浜店でバイクをお借りして、バラバラヤンチャなエンジン音を響かせながら246号を出発したクリスさん。先日試乗した同じくドゥカティの「DESERT X」と同じエンジンと聞いて、足付きはべったりとはいかなくても安心して走行することができました。
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スロットルを開ければグイグイと前に進んでいく。1速から2速、3速と軽やかにギアも上がっていく。平日でも週末でも比較的クルマやトラックが多い道だけど、流れに乗れてとっても楽しい。
ドゥカティ「ムルティストラーダV2S」に跨るクリステル・チアリさん
ドゥカティ「ムルティストラーダV2S」に跨るクリステル・チアリさん
ツーリング、アーバン、エンデューロ、スポーツとライディングモードが4つある中で、マイルドなツーリングモードでしばらく走行してみた。
排気量が大きい分、私のレベルでは4速までで十分。1、2、3とビュ〜ンと引っ張って、エンジンの音を楽しんで4速に入れたらそのままキープ。
シートも、横から見るとそんなに厚みは無さそうやけど、結構なデコボコ道も衝撃を吸収してくれるから、お尻フレンドリーで有難い。
急な減速時にボン、ボン、とシフトダウンしても、カックンカックンならないし、本当に安心してずっと走れました。
ドゥカティ「ムルティストラーダV2S」の足つき(身長170㎝)
ドゥカティ「ムルティストラーダV2S」の足つき(身長170㎝)
前回の足つきで感じた「安心」の、今回も改めていっぱい感じました。
バイクを操縦するときの身体の位置からハンドルまでの距離が遠すぎないか、近すぎないか。
シートにお尻を乗せて自分の全体重を預けて良いのか。
不安なくニイグリップをして、どれだけ乗っているマシンに心と身体を委ねるか。
小さいマシンで足がちゃんとつけば、全然怖くないし、心配はないんやけど、ムルティみたいな大型車だと、ほんまに慎重に、安全に意識を向けながら運転するから、「安心」はかなり重要。
DESERT Xと比べてもシートが軽くV字みたいに座る部分が低くなっている分、足を上げての乗り降りはしやすくなっているし、その分地面にくっつく足の面積が多くなったので、Uターンもちょっと足を着くくらいでクルンと出来ました。
大きいバイクだと、Uターンをする場所も選ばなあかんけど、ムルティくんは安心して狭い場所でも出来る安心感です。
恒例の男前度チェックにも抜かりなし!
では、プチ休憩をしながら、恒例の男前度チェック!
一番はV2だからこそのカラーリングで、イタリアンレッドがとっても鮮やかなホイール。赤のホイールでバシッと目を引き、近付くとSCORPIONのタイヤにちょこんと赤の蠍のマークのワンポイントが背筋をシュッとしてくれる。
全体がグレーのボディーだから、しっかり目立つし、とっても上品!
ドゥカティ「ムルティストラーダV2S」のフロントデザイン
ドゥカティ「ムルティストラーダV2S」のフロントデザイン
ただ、一応、体が大きい分、脚が長い分、ビッグマシンでも「よっこいしょ」って簡単にバイクに跨がれることが多いんやけど、ムルティは逆にタンデムシートがフロントのシートより上がっている分、「前から足を上げる!」と意識をしながら跨らないと、残念ながら右膝から下を何度もぶつけてしまうので要注意。
一通り、ぐるっとまわってかっこいいマシンを改めて目で堪能し、帰り道は4つのモードからスポーツモードを選択して走ることにした。
細い道ではトロトロゆっくりだから、あんまりわからなかったけど、大通りに出てスロットルをちょっと開けたら、ちょっとの捻りでボンって前に出ていく。
パワフルで面白い!1速、2速、3速と引っ張って、エンジン音を楽しむ。ツーリングモードよりパワーがある分、音がちょっとだけ力強い印象。
ドゥカティ「ムルティストラーダV2S」のメーター周り
ドゥカティ「ムルティストラーダV2S」のメーター周り
全身で体感できるムルティストラーダV2S。
DESERT Xみたいなイカつさはなく、グレーとレッドのコントラストがモダンでシック。ただエンジンをかけた瞬間、洗練したムルティくんはマッチョなヘビー級選手に変身!
この後しばらくスポーツモードのまま走ってみて、いっぱい堪能したけど、ツーリングモードが一番、街中に合うのかもしれない。
ではまた来週!See ya!