名古屋文化圏ではエビフライと共存の関係か
美味しいアジフライを求めて……走って来たわけではありませんが、神戸で午前中に仕事を終わらせた筆者(増井貴光:本業はフォトグラファー)は、神奈川県の自宅に向けて愛車のハーレー「ロードグライド」を走らせています。自宅まで8時間はかかりませんが、気温35℃を超える高速道路の真夏の暑さは、さながら鈴鹿サーキットで開催される「鈴鹿8時間耐久ロードレース」の気分です。
新名神「亀山西JCT」と「新四日市JCT」の間にある「鈴鹿PA」(上下集約)。上り線側にある「N」のモニュメントは「Nagoya」の頭文字
新名神「亀山西JCT」と「新四日市JCT」の間にある「鈴鹿PA」(上下集約)。上り線側にある「N」のモニュメントは「Nagoya」の頭文字
「草津JCT」から新名神に入り、伊勢湾岸道が近くなったくらいで昼を過ぎ、強烈に腹が減ってきました。まだ先も長いし水分補給もしようと「鈴鹿PA」にピットインです。
【画像】新名神「鈴鹿PA」のアジフライをもっと見る(20枚)
もちろんバイクレースだけではありません。「鈴鹿PA」の愛称は「PIT SUZUKA」で、F1、スーパーGTの車両を展示するなど「モータースポーツのまち 鈴鹿」をイメージしているそうです。
名古屋方面に向かう上り線、大阪方面に向かう下り線、駐車場は別ですが、施設は共用しています。どちらにも屋根が設置された2輪駐車スペースがあります。
「鈴鹿PA」のフードコートには、「定食・丼 すず食堂」、「うどんとそば 伊のいち」、「鈴鹿ラーメン 啜乱会」の3店が並ぶ
「鈴鹿PA」のフードコートには、「定食・丼 すず食堂」、「うどんとそば 伊のいち」、「鈴鹿ラーメン 啜乱会」の3店が並ぶ
ロードグライドを停めて建物に入ります。冷房の効いた屋内は天国です。まずは昼飯! とフードコートへ。
さらにメニューを見ていくと……見つけてしまいました。アジフライも入っている「ミックスフライ定食」です。「ぼつ焼丼とミニうどん」にするか「ミックスフライ」にするか、両方食べたらしばらく走れなくなりそうだしなぁ、などと悩むこと15秒。ミッションを遂行することにして「ミックスフライ定食」の食券を購入しました。
待つこと5分ほど、カウンターの上のモニターに番号が表示され、出来上がったようです。カウンターで受け取ってテーブルに戻ります。
新名神「鈴鹿PA」のフードコートでいただく「定食・丼 すず食堂」の「ミックスフライ定食(アジフライ・エビフライ・イカリング)」。タルタルソース多め
新名神「鈴鹿PA」のフードコートでいただく「定食・丼 すず食堂」の「ミックスフライ定食(アジフライ・エビフライ・イカリング)」。タルタルソース多め
「定食・丼 すず食堂」の「ミックスフライ定食(アジフライ・エビフライ・イカリング)」は、アジフライとエビフライが1尾づつ、イカリングが2個盛り付けてあります。付け合わせはキャベツでタルタルソース多め。ご飯とみそ汁で定食です。
こうなると「ぼつ焼丼」もきっと美味しいんだろうなぁなどと考えてしまいますが、「ミックスフライ定食」を完食してお腹いっぱい、とても入りません。
フードコートを出てバイクに戻る途中、展示スペースに「モリワキ」のレーシングマシンが展示されているではないですか! 1981年の「モリワキ・モンスター」と1983年の「モリワキ・ZERO X-1」です。筆者が憧れた時代のバイクなので懐かしく見学させていただきました。
「モリワキ」は50周年らしく、施設内の展示スペースには1981年の「モリワキ・モンスター」と1983年の「モリワキ ZERO X-1」が並べられていた
「モリワキ」は50周年らしく、施設内の展示スペースには1981年の「モリワキ・モンスター」と1983年の「モリワキ ZERO X-1」が並べられていた
また、お土産などを販売している「すずかの」では「クシタニ」がスポンサードするライダーのレーシングスーツ展示や、鈴鹿サーキットのグッズが販売されていました。ちょうどレースウイークということもあって8耐グッズも並んでいます。
ぶらぶらしてお腹もこなれたので、もうひとっ走りしましょう。あと走って4時間くらいかな~と「鈴鹿PA」を後にしました。