バイクの日は国が定めた記念日!その由来に迫る
今年も、間もなく「バイクの日」がやってきます。例年各地で多くのバイク関連イベントが開催されますが、今年の8月19日は土曜日という事もあり、イベントはかなり混雑することが予想されます。
そんなバイクの日は、何を目的に制定されたのでしょうか。
8月19日はバイクの日
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一般的に「〇〇の日」として知られる11月11日「ポッキーの日」や2月22日「猫の日」などは、ほとんどが関連メーカーや民間団体によって制定されたものです。しかしバイクの日はそれらの記念日とは違い、1989年に現在の内閣府にあたる政府総務庁によって制定されました。
8、1、9で「バイク」と読む単純明快な語呂合わせから多くの人にとって親しみやすい記念日となっていますが、その目的は「交通事故の撲滅」。
制定された当時の1989年は自動二輪車、原付を合わせて2575人が交通事故で亡くなっており、2022年の435人と比べるとおよそ6倍。そうした事情の中制定された記念日であることもあって、バイクの日には全国各地で多くの交通安全に関するイベントが開催されているのです。
バイクの日に開催される主なイベントは?
バイクの日が制定された目的は「交通事故の撲滅」
バイクの日が制定された目的は「交通事故の撲滅」
東京都秋葉原にあるアキバスクエアでは、13時から16時まで、「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY」というイベントが開催されます。
特に車両展示では、カワサキ「Ninja EV」やヤマハ「E01」など一般未発売モデルも多くラインナップされており、またとない機会。また、バイクの日に合わせて日本自動車工業会が開催している「バイクの日フォトコンテスト」や「バイクで俳句」の入賞作品も発表されるため、参加した人はぜひ足を運んでみるとよいでしょう。
なお、ステージイベントに関しては、当日行けないという人のためにYouTube Liveでの生配信も予定されています。他にも、各地の警察では二輪車の安全運転講習会などを、バイクの日前後に開催しているのでチェックしてみましょう。
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イベントに参加する場合は、まず各会場の規定をしっかりとチェックしておく必要があります。
例えば、前述のイベント「8月19日はバイクの日 HAVE A BIKE DAY」にバイクで行く際は近隣の有料駐車場にバイクを停め、決して路上駐車をしないようアナウンスされています。そして有料駐車場も当日は混雑することが予想されるため、できるだけ公共交通機関で行くことがおススメです。
バイクの事故撲滅を目的とした日に合わせて開催されるイベントで、周囲の交通状況に迷惑になってしまわないよう、イベント会場周辺の駐車場の有無や使用可能な交通機関などを、事前にチェックするようにしましょう。