ほぼほぼ初心者ライダーの北向珠タがスクーターで公道初走行!
こんにちは! バイク歴2年のまだまだ初心者ライダー北向珠夕(きたむきみゆう)です!!
普段はヤマハのドラッグスター250(愛称:ドラちゃん)に乗っていて、都内や関東近郊をツーリングしています。最近は暑くて暑くてかなわないので、夜な夜なツーリングをすることが多くなってきまし た。
スポーティーで斬新なデザインが特徴の軽二輪スクーター「Xフォース」に試供します
スポーティーで斬新なデザインが特徴の軽二輪スクーター「Xフォース」に試供します
【画像】ヤマハの軽二輪スクーター「X FORCE」の画像を見る(15枚)
近頃はバイクのニュースさんのおかげで色々なバイクに乗らせていただく機会があり、スポーツタイプのバイクにも興味が出てきているワケですが、今回はスクーターの試乗ということで、レポートしていきたいと思います!
今回試乗させていただくのは、ヤマハのXフォースです。125ccクラスのコンパクトな車体にパワフルな155ccエンジンを搭載したスクーターで、スポーティーで斬新なデザインが特徴です。
試乗するXフォースには、ワイズギア製のローダウンシートを装備したアクセサリーパッケージモデルです
試乗するXフォースには、ワイズギア製のローダウンシートを装備したアクセサリーパッケージモデルです
スタンダードモデルはシート高は815mmと高めなのですが、私が試乗させていただくのはワイズギア製のローダウンシート(税込価格2万1450円)を装備したアクセサリーパッケージモデル。乗車時に最大30mm足つき性がアップするそうです。
スクーターは教習所で免許を取る時に少し乗ったぶりで、普段街中で走っているスクーターを見かけて、なんだか乗りやすそうだな〜くらいの印象でした。
配達のカバンを背負った方が乗っていたり、スーツ姿の方が乗っていたり…と、万人受けの乗り物、そんなイメージです。
スクーターで公道を走るのは初めてです。いったいどんな乗り味なのか楽しみです!
精悍な顔つきとローシートの安心感に好印象!
まず、Xフォース君との初対面での第一印象は「むむ!? この子、顔つきがいいな!」でした(笑)。
ホイールがオレンジ色なのはキリッとした顔とギャップがあって可愛い
ホイールがオレンジ色なのはキリッとした顔とギャップがあって可愛い
人も第一印象は見た目から…とよく言いますが、バイクも同じだと思います。尖ったような目をしていて、私がほわわ〜とボンヤリ想像していたスクーターとは違って、スクーターらしからぬ(失礼だったらスミマセン)顔をしていらっしゃいました。
シート下のトランク(容量約23.2L)には長ネギがすっぽりと入りそうなほどの余裕がある
シート下のトランク(容量約23.2L)には長ネギがすっぽりと入りそうなほどの余裕がある
メーターはデジタルで、見やすい大きな画面です。シート下のトランクには長ネギがすっぽりと入りそうなほどの余裕があります。フロントパネルにはドリンクを入れるホルダーもあります。普段、タコメーターなし、燃料計なし、トランクなしのドラスタ乗りの私からしたら「優秀すぎるだろ!」とツッコミを入れたくなりました。
ドラスタにはドラスタのよさがあるので、みんな違ってみんないいです。ドラスタもちろん愛してます。ただ、この暑い中でのバイク走行は、水分補給が命なのでドリンクホルダーには感動しました。
シート高は815mm(ロー仕様は最大30mmダウン)、身長170cmの私がまたがってみるとローシート仕様なので想像通り安定感のある足つき
シート高は815mm(ロー仕様は最大30mmダウン)、身長170cmの私がまたがってみるとローシート仕様なので想像通り安定感のある足つき
またがってみると、ローシート仕様なので想像通り安定感のある足つき(ちなみに身長170cm)。よほどのことがないと倒れることはないんだろうなと思いました。
私はバイクを倒すことに非常にトラウマ(倒したことがある人はみんなそうですよね)があるんです。仕事、プライベートどちらでも、自分のバイク以外乗る時は、まず倒す可能性があるか、ないかを真っ先に確認します。
その点で言うと、Xフォース君は余裕で合格点満点でした。 絶対に倒させないぞって気持ちがXフォース君の方から伝わってきました。 公道に出ちゃうと「もうやるしかない!」って感じになってしまうので、 安全運転をするためにも走り出す前の安心感って本当に大事だと思っています。
スクーターのイメージを一変させたスポーティーさにビックリ!
走り出してみると、ものすごいパワーに驚きました。「スクーターだから当たり前だ!」と言われてしまいそうですが、アクセルを開けるだけでどんどんスピードが上がっていくオートマチックの感覚が新鮮で楽しかったです。
直線はパワフルに走ってくれて、都内の車がひっきりなしに行き交う道でもしっかり存在感を出しながら走行できる
直線はパワフルに走ってくれて、都内の車がひっきりなしに行き交う道でもしっかり存在感を出しながら走行できる
直線はパワフルに走ってくれて、都内の車がひっきりなしに行き交う道でもしっかり存在感を出しながら走行できました。原付スクーターのイメージからか、車と一緒に走ると頼りない気がして怖かったので。かなり安心しました。
カーブを曲がるときは安定感+パワフルという感じで、余裕のある走行ができて、ありがたかったで す。ブレーキの効きもよくて…、というか、よすぎて最初はちょっとびっくりしてしまったくらいです。
マニュアル車とは違ってハンドブレーキのみなので、力の加減が分からず、急ブレーキ気味になることも多々ありました。前後独立式のABSを搭載しているおかげで、ロックせずに安定した制動力を発揮してくれます。
体にはマニュアル車のブレーキの掛け方が染み付いていて、スクーターのフロアボードで、無意識に左足がギアを下げる動きをしてしまっていたのには自分でも笑ってしまいました(笑)。
コーナーを曲がる時は体を少し傾けるだけで車体ごと一緒に包まれる感覚がある
コーナーを曲がる時は体を少し傾けるだけで車体ごと一緒に包まれる感覚があって、難しい技術も特にいらずにキレイに曲がることができました。 車体に体を委ねられる、とはこういうことか! とマニュアル車ではあまり感じない安定感でした。
回転域に応じた最適な吸気を可能にするVVA(可変バルブ)と、後輪のスリップ傾向を抑止するトラクションコントロールシステムが採用されているそうなので、そのおかげなのかも!
後輪のスリップ傾向を抑止するトラクションコントロールシステムが採用されている
後輪のスリップ傾向を抑止するトラクションコントロールシステムが採用されている
正直、スクーターをナメていた。それが本当に正直な1番の感想です。街乗りでスクーターをみると楽そうでいいなぁ、でも、ツーリングには不向きだよなぁ…と、勝手に思っていました。自分のバイク人生では交わることはないんだろうな、と思っていたのが正直なところではあるんですが…。
それはただ知らなかっただけで、スクーターにはスクーターのよさがあって、みんなそれを分かっているから街中にはスクーターがあふれているんだなと、自分の無知さを知ることができました。
仕事、生活、趣味で活躍するスクーターのカッコよさを実感
乗りやすく、機能性もよいスクーター。見た目だって実はみんなそれぞれ違う。スクーターを一括りにまとめるのは本当にもったいないことですね。
試乗することでスクーターの魅力が少しわかった気がします
試乗することでスクーターの魅力が少しわかった気がします
荷物を積めてパワーもあって、乗りやすくて、顔もかっこいい。 え? 他になんかいる?? ってくらいには、今回の試乗で魅力を感じることができました。
バイクに対する詳しい知識は読者の皆様の方が私よりもたくさんあるかと思います。私はただバイクに乗ることが好きで、乗っている自分が好きで日々バイクに癒されながら過ごしているだけの人間です。
バイクにも適材適所があって、それこそ配達のお仕事、通勤通学や買い物などはもちろん、ツーリングにだって活躍しちゃう、日々の生活の支えになるようなバイクっていろんな意味でカッコいいな、と思いました。
荷物を積めてパワーもあって、乗りやすくて、顔もかっこいい!
荷物を積めてパワーもあって、乗りやすくて、顔もかっこいい!
私がドラちゃんを選んだ時は、見た目と乗りやすさで完全なる趣味としてバイク人生をスタートさせましたが、Xフォース君やその他スクーターユーザーの皆さんは、仕事や生活の一部として日常に溶け込み、人の役に立っているんだろうなと想像して、改めてバイクって…いいよなぁ…かっこいいなぁと、知らなかったバイクのよさに気づけました。
バイクって人を支えてるんだなぁ。私もバイクという趣味があって、日々支えられている1人ですが、この記事を書きながらバイク愛が深まりました。
読んでいただきありがとうございました!
皆様もよきバイクライフを!
■YAMAHA X FORCE ABS 2023年モデル
全長×全幅×全高:1,895×760×1,120mm
シート高:815mm(ロー仕様は最大30mmダウン)
軸距:1,340mm
最低地上高:125mm
車両重量:130kg
エンジンタイプ:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
総排気量:155cc
内径×行程:58.0×58.7mm
圧縮比:11.6:1
最高出力:11kW(15PS)/8,000rpm
最大トルク:14N・m(1.4kgf・m)/6,500rpm
始動方式:セルフ式
燃料タンク容量:6.1L
タイヤ:前 120/70-13M/C 53P、後 130/70-13M/C 57P
ブレーキ形式:前後 油圧式ディスク
懸架方式:前 テレスコピック式、後 ユニットスイング式
フレーム形式:バックボーン
乗車定員:2名
■メーカー希望小売価格:39万6000円(消費税10%込)、ロー仕様 40万7000円(消費税10%込)