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関越道にも「半固定式オービス」新登場! 新たに首都圏近郊へ続々導入! 「“シン”速度取締り機」はどこが「斬新」なのか

栃木県に続き群馬県内の関越道や北関東道にも「半固定式オービス」設置へ

 高速道路などに設置される速度違反自動取締装置、通称「オービス」が今、大きく変わろうとしています。

 

 従来とは異なる「半固定式オービス」と呼ばれる新タイプの導入が進んでおり、2024年春には群馬県内の関越道や北関東道などに設置が確認されました。

関越道にも「半固定式オービス」新登場! 新たに首都圏近郊へ続々導入! 「“シン”速度取締り機」はどこが「斬新」なのか

北関東道西行き方面(関越道方面)に設置された「半固定式オービス」拠点[撮影:オービスガイド]

北関東道西行き方面(関越道方面)に設置された「半固定式オービス」拠点[撮影:オービスガイド]

 半固定式オービスとは、「固定式オービス」と「移動式オービス」のメリットを合わせたような機器の仕組みを指します。

【画像】「えっ…!」これが新型「半固定式オービス」です! 画像を見る(30枚以上)

 2021年4月に大阪府の阪神高速に登場した後、熊本県、長野県、茨城県、福井県、静岡県、福岡県、栃木県そして今回新設された群馬県の9府県に設置されています。

 大阪府には6か所、それ以外の県には3か所ずつなので、全国には30か所の拠点が存在します。

 高速道路の路肩で四角く金網で囲まれたケージ内に、あらかじめ電源などを備えた拠点(ベース基地)を複数箇所設置しておき、1台のオービス本体をその拠点間で不規則に移動させながら運用するものです。

 つまり、機器が設置されていない「空(から)」の状態の半固定式オービス拠点もあるワケですが、高速道を走行するドライバーからは、その有無が瞬時に判別しづらい形態となっているのも特徴といえます。

 直近では、2024年に入って大阪府の阪神高速に3か所の「半固定式オービス」の拠点が追加され、2月に入ると栃木県内の高速道路、東北道や北関東道でも3か所の拠点が新設されました。

 そして今回新たに、群馬県内の高速道路でも拠点が新設されているとの情報を得て、筆者(オービスガイド 大須賀克巳)が2月23日に現地調査してきました。

群馬県内に新設される半固定式オービスは3か所

 群馬県内の高速道路に新設される半固定式オービスの拠点は、以下の3か所です。

関越道にも「半固定式オービス」新登場! 新たに首都圏近郊へ続々導入! 「“シン”速度取締り機」はどこが「斬新」なのか

「半固定式オービス」拠点は写真のようなケージが設置されます。このなかにオービス機器をセットすると稼働できる仕組みです[撮影:オービスガイド]

「半固定式オービス」拠点は写真のようなケージが設置されます。このなかにオービス機器をセットすると稼働できる仕組みです[撮影:オービスガイド]

A:北関東自動車道 西行き(関越道方面):太田強戸PAと太田藪塚ICの間[23キロポスト付近]

B:北関東自動車道 東行き(東北道方面):駒形ICと波志江PAの間[9.4キロポスト付近]

C:関越自動車道 下り(新潟方面):前橋ICと駒寄PAの間[95.3キロポスト付近]

 これで首都圏を囲むように、茨城県・栃木県・群馬県・長野県・静岡県に半固定式オービスが導入されたことになります。

 東京方面から行楽などで高速道路を使う場合、どの方向へ行っても半固定式オービスに出会うことが多くなるワケです。

 距離的には1時間から2時間の運転で、ドライバーは少し疲れてくる頃。しかも交通量も減ってつい速度が出てしまうような場所なので、一層の慎重な運転が求められます。

 Aの北関東自動車道(西行き)はケージも確認でき、Cの関越自動車道(下り)の拠点はケージ完成に加え、電力量計により通電も確認できました。

 ただしBの北関東自動車道(東行き)の拠点に関しては、予告看板は設置済でしたが、ケージが見当たりませんでした。

 そこで一般道側より基礎工事中の場所を見つけたのが、駒形ICと波志江PAの間[9.4キロポスト付近]です。

 ここはまだ送電用の鉄柱も無かったので確定ではありませんが、予告看板の位置からするとこの辺りと思います。

※ ※ ※

 高速道路に限りませんが、運転していると急な割込みや、落下物など想定外のことも起こります。

 またオービス付近では、急ブレーキを踏んだり、不自然な運転をするクルマも見かけます。

 オービスの有無に関係なく、ハンドルを握る際は車間距離を広めに、走行速度に注意しながら運転することを心がけたいものです。

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