(ブルームバーグ): 2月の鉱工業生産指数は前月比で2カ月連続で低下した。大手メーカーの認証不正問題に伴う工場稼働停止の影響で1月に大きく落ち込んだ自動車の低調が続き、全体を押し下げた。
経済産業省の29日の発表によると、生産指数は前月比0.1%低下と、市場予想(1.3%上昇)に反してマイナスとなった。前月は6.7%低下と2020年5月以来の大幅な落ち込みだった。基調判断は「一進一退ながら弱含んでいる」に据え置かれた。
生産は2カ月連続マイナス | 基調判断「一進一退ながら弱含み」に据え置き
野村証券の岡崎康平シニアエコノミストは、自動車は裾野が広いので他産業にも影響が出た可能性があり、「生産停滞は1-3月のGDP(国内総生産)の下押し要因となるだろう」と指摘。ただ、需要面の弱さではなく供給面の一時的な問題であるとし、「生産は先々回復してくるだろう」との見方を示した。
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(詳細とエコノミストコメントを追加して更新しました)
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