事故当時のスバル車の生々しい様子【写真:Mackey(@PruPruVAG)さん提供】
「もっと厳罰化しないと、飲酒事故はなくならないと思います」
「飲酒運転80kmに追突されて10ヶ月。ようやく車が復活しました 長かった…。今後も宜しく頼むで相棒!」
Mackey(@PruPruVAG)さんは4月11日に愛車の復活についてXで報告した。
事故は昨年6月25日の日曜日、午前10時ごろに起きた。Mackeyさんは国道298号を(千葉・市川の)高谷方面に走行していた。信号待ちの列に停車していたところ、後ろから時速80キロのミニバンが突っ込んできた。
突然に強い衝撃を受け、Mackeyさん事故当時の記憶ははっきり覚えてないという。「救急車に1回乗せられた後、河川敷でドクターヘリに乗せられ、そのまま千葉県救急医療センター(現・千葉県総合救急災害医療センター)へ運ばれました。病院のベッドで目が覚めました」。自身のけがは深刻なものではなく、「幸いなことに、むち打ちと全身打撲で済みました」。1日の入院だけで退院できたという。
加害ドライバーについて、後日に警察官から聞いたところ、飲酒運転であったことと80キロのスピードを出していたことを知ったという。
猛スピードでぶつけられても、運転手に命の危険が及ぶことはなかった。2022年11月に購入したこのスバル車が助けてくれたのだ。「この程度のけがで済んだのも、セダンだったこともありますが、スバルの安全性能の高さがあったからなのかもしれないと、今でも思ってます。それに、追突は真後ろからだったので、トランク部分のクラッシャブルゾーンで衝撃をうまく吸収できたのも大きかったのかもしれません」と実感を込める。
スバル愛車はまさに命の恩人だ。「事故後にこの愛車を見た時、『守ってくれたんだ』と、心から思いました」。感無量の思いを語る。
大ダメージを受け、とても走れる状況ではない。手放すことを考えたが、命を救ってくれたことに思いをはせ、破損したリア部分を改めて見た時に、「最初は廃車にするつもりでしたが、復活させてやりたいって思いました」。全面的なレストアを決意した。業者に依頼するなどし、時間をかけて修理を重ねていった。「費用に関しては、まだハッキリした金額は出ていませんが、軽自動車1台は購入できる金額ですね」。今春になって見事に完全復活を遂げた。
外環道や下道を走ってみた。約100キロの距離。「以前と変わらずの走りでよかった」。自慢の走りを取り戻した。心からの喜びを感じた。
一方で、社会問題である飲酒運転のニュースが止むことはない。過去に何件もの痛ましい事故が起きている。社会が一体となっての解決が求められている。