2024年3月の中古ドライバー売れ筋ランキング(ゴルフドゥ調べ)
予算を抑えてクラブ購入ができるありがたい存在「中古ショップ」。今、現在、どんなクラブが売れているのでしょう? 中古ショップ「ゴルフドゥ」で、中古クラブのランキングを教えてもらいました。今回のテーマは2024年3月の中古ドライバーです。
ベスト3をピンのクラブが独占。人気の高さがうかがえます
ベスト3をピンのクラブが占めました。とにかく、人気が高いと印象づけてくれる結果です。
首位は前回と変わらず「G425 MAX」。ゴルフドゥ花金井店の店長・岡部昭人さんは「とにかくピンが強いですね。前回、数的には『G425 MAX』がダントツだったのですが、今回はそれほどの開きはありません」
【写真】8位の「B2」が唯一の国産ブランド! 3月の中古ドライバーランキング(6~10位)
「2位の『G425 LST』は、ハードヒッター向けというイメージがあるのですが、他メーカーと比較して『そんなに難しく感じない、打てる』という声が多いです。また『構えたときの形状が好き』『打球音がMAXよりもマイルド』と評価する人も目立ちました」
「3位はやっと在庫がそろってきた『G410 PLUS』。中でも純正シャフトの『ALTA J CB RED』の人気が高く、探している人も多いです。他社の純正シャフトはだんだん軟らかくなってきているのに、このシャフトはスペックどおりの硬さが感じられると評価されています」と話してくれました。
4位と5位はテーラーメイド。値段は高めながら「ステルス 2」のほうが上位でした。ベスト10の中で岡部店長が気になったというのは「8位にランクインしたブリヂストンスポーツの『B2ドライバー』です。ポンとヘッドを置いて、アドレスしたときに座りがいいのでターゲットに対して構えやすく、形状もベタっと大きくない。さらに性能面でも球がつかまって上がりやすいので、僕らも勧めやすいんです」
ベスト10で唯一の国内メーカー。今後、さらにランクアップする可能性もありそうですね。
第1位 G425 MAX ドライバー(ピンゴルフジャパン)
G425 MAX ドライバー(ピンゴルフジャパン)
高慣性モーメントのG425シリーズの中でも、最も高いMOIを実現し、叩いても曲がらない、ブレないドライバーです。極薄クラウン設計で、ヘッド重量の約11%とされるソールウェイトをヘッド後方部に搭載し、究極の深低重心もかなえています。2020年9月発売。中古価格相場:2万2700円~5万5890円(税込み)
第2位 G425 LSTドライバー(ピンゴルフジャパン)
G425 LSTドライバー(ピンゴルフジャパン)
445ccのシャープなヘッドは低スピン設計が施され、強弾道を生み出します。スタンダードに加え、ドローとフェードにも対応したポジション可変式ウエートを搭載。すべてのポジションで高MOIを実現し、ブレないから、叩けると人気を集めています。2020年9月発売。中古価格相場:2万2880円~5万6880円(税込み)
第3位 G410 PLUS ドライバー(ピンゴルフジャパン)
G410 PLUS ドライバー(ピンゴルフジャパン)
「高弾道でブレずに飛ぶ」をキャッチフレーズに登場。ピン独自のフォージドフェースが最大の初速を生み出し、タービュレーター搭載のヘッドで空気抵抗を削減し、速く振れて飛ばせます。進化した深低重心構造で思いっきり叩け、弾道調整機能も搭載しています。2019年3月発売。中古価格相場:2万3833円~4万7089円(税込み)
第4位 ステルス2 ドライバー(テーラーメイド ゴルフ)
ステルス2 ドライバー(テーラーメイド ゴルフ)
初代「ステルス」同様、エネルギー伝達効率を高める「60層のカーボンフェース」を搭載し、ボール初速をアップ。さらに進化したツイストフェースなどのテクノロジーでミスヒット時も初速低下を軽減。慣性モーメントの向上で、安定感と高い再現性もかなえています。2023年2月発売。中古価格相場:2万8900円~8万円(税込み)
第5位 ステルス ドライバー(テーラーメイド ゴルフ)
ステルス ドライバー(テーラーメイド ゴルフ)
複雑な構造からなる「60層のカーボンフェース」搭載のドライバー。従来モデルの優れたテクノロジーも継承し、驚異的なボール初速と高い安定性、飛距離、安定性、打球音、すべてを高次元でかなえながら、高い寛容性も実現させ、ミスヒットにも強くなっています。2022年2月発売。中古価格相場:2万1700円~5万700円
スリーブ付きシャフトの買取もしてくれます
ゴルフドゥでは、クラブ以外にスリーブ付きのシャフトの買取、販売もしています。同じヘッドで様々なシャフトを試してみたいというニーズにも応えてくれますし、やっぱり合わないという場合に、ヘッドは手元に残してシャフトだけを売ることも可能です。今回はどんなドライバーシャフトが人気なのかを教えてもらいました。
「メーカーカスタムで購入したシャフトは高価買取の可能性あり」(岡部店長)
今回は、クラブではなくドライバー用のスリーブがついたシャフトのお話です。シャフト単体で売買ができるのを知らない人もいると思うのですが、カチャカチャドライバーがメインの昨今、シャフトも中古販売の人気アイテムになっています。
今、人気のモデルは、藤倉コンポジットの「ベンタス」シリーズ。初代の「ブルー」や「TRブルー」の人気が高いです。また、ヘッドの低スピン化の影響でつかまりのいいシャフトも人気で、グラファイトデザインの「ツアーAD CQ」や、三菱ケミカルの「ヴァンキッシュ」も探している方が多いモデルです。
グラファイトデザインは「ツアーAD UB」を探している人も多いです。またUSTマミヤなら「LIN-Q(リンク) BLUE EX」、「The ATTAS V2」あたりは入るとすぐに売れてしまいます。全体の印象としては、クセがなく素直な動きをするニュートラル系が人気に感じますね。
買取価格ですが、実はスリーブによっても左右されます。テーラーメイドやキャロウェイゴルフ、ピンのG410以降のスリーブがついているモデルは、ニーズも高いので、積極的に買取をしたいアイテムです。
また、工房でリシャフトしたものより、メーカーカスタムでオーダーしたシャフトのほうが、買い取る側も、購入するお客様も安心ということもあり、よい値段がつけられることが多いですね。
純正シャフトもカスタムほどの値段はつけられませんが、買取対象になっています。特にピンは純正シャフトの評判がいいので、同じモデルのフレックス違いが欲しいというお客様も多くいます。もし、家に眠っているシャフトがあるのであれば、ぜひ、査定にいらしてください。
※現行モデルをのぞいた2024年3月の中古ドライバーランキングです。価格は2024年4月15日現在、ゴルフドゥのウェブサイトに掲載されている新品商品以外の商品価格を基にしています。
取材協力:ゴルフドゥ
ゴルフドゥ花小金井店 店長・岡部昭人(おかべ あきひと)さん
1974年3月8日生まれ 東京都出身。ほとんどのクラブ、シャフトを試打しており、様々なゴルファーのクラブ選びの相談に乗ってくれる。特技はサックス。趣味はスポーツ観戦、釣り、広島東洋カープ。
下山江美