Image: Citroën/YouTube
たとえばDMCのデロリアンや『007』シリーズのアストンマーティン、それに『ゴーストバスターズ』のECTO-1になったキャデラックなど、これまでいろんな映画に登場してきた自動車メーカー。そのたびに我々は、知名度やサブカル度が高まる相乗効果を目の当たりにしてきました。
シトロエン「2CV」が古代ローマの戦車に
フランスを代表するシトロエン「2CV」もそんな1台。数々のフランス映画や、『007 ユア・アイズ・オンリー』、『ルパン三世 カリオストロの城』に登場したクルマ、といえばみなさんカタチを思い出せるでしょう。
そのものではないにせよ、ボディーの形状に「2CV」の遺伝子を感じますよね。
舞台は古代ローマなのでオーク材を使った木製なのですが、シトロエン直々に作ったため、車輪や後部にロゴがあるのがポイント。ルーフの幌はフランスのバッグメーカーLUTECE(リュテス)の布地で、ホイールは盾を再利用したもの、サスペンションは猪の胃袋で、ヘッドライトは魔法の蛍、鉄の部品はローマのガリア産を鍛造し(たという設定になっ)ています。ついでにシートは「2CV」の流用みたいですね。
コンセプト・カーの扱いで制作され、普通の自動車なら制作に1年かかるところ、この戦車は3カ月足らずで完成したとのこと。映画とのコラボで、現在シトロエンのロゴには左右に翼が生えたデザインになっているのも遊び心が感じられます。
戦車といっても古代ローマ時代なので、馬が引くことになります。『Astérix & Obélix: The Middle Kingdom』は2023年、 Netflixで配信される予定。どんな活躍をするのか、見てみたいですね。
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