Vergleich AlphaTauri AT04 vs. AT03
2022年のアルファタウリのマシンAT03は、全体的にダウンフォースが不足していたため、パフォーマンス面で大いに苦しむことになった。そのため、2021年には142ポイント獲得したものの、2022年は僅か35ポイントの獲得にとどまり、ランキングも9位に低迷した。
この状況から脱却すべく開発されたAT04。テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは「昨年のマシンの欠点に対処することができた」と語っている。
一番目を引くのは、サイドポンツーンのデザインだ。AT03ではサイドポンツーンのインテークは、角が角ばった、ほぼ四角形という形状だった。しかしレンダリングのAT04は、外側のエッジが曲線で形成されたタイプのインテークになっている。これによりサイドポンツーンの下部がするどく抉られ、フロアとの間に多くの気流を導いているのだろう。
ロールフープのインダクションポッドは、AT03では逆台形のような形状だった。しかしAT04では縦に長い長方形のインダクションポッドになった。
またノーズも全体的に細くなった印象である。
サスペンションレイアウトは、昨年のモノをほぼ踏襲している様子。チームによれば、フロントサスペンションはアルファタウリの自社製、リヤサスペンションはレッドブルから供給を受けたモノであるという。
今季のアルファタウリは、一体どんな活躍を見せるのか。角田裕毅の活躍にとっても、そのパフォーマンスは実に重要である。まずは、2月14日にミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行なわれるシェイクダウンに注目である。
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