Lando Norris, McLaren MCL60
マクラーレンは、2023年のF1マシンMCL60について、いくつかの部分で開発目標を達成できなかったという。ただ、シーズン序盤にそれがどんな影響を及ぼすかは、現時点では分からないようだ。
マクラーレンはプレシーズンテストでいくつかの問題に直面している。初日には問題を避けるためにパーツを補強する必要があったため、周回数が制限されることになった。その上コース上でのパフォーマンスも、特に光るモノではなかった。
「シーズンが始まるまで、それを知るのは難しい」
どれほどの劣勢に立たされると覚悟しているのか? そう尋ねられたブラウンCEOは、motorsport.comに対してそう語った。
「達成できなかった開発目標がいくつかあることは分かっている。それについては、正直に話した方が良いと感じているんだ」
「他のチームと同様、我々は多くの開発を行なっている。だから、この先に期待できるモノによって励まされているんだ」
ルーキーのオスカー・ピアストリも、MCL60は、昨シーズン終了後にアブダビで走らせたMCL36から、劇的な進歩はないことを示唆している。
「昨年と比べると、小さな一歩を踏み出したと思う」
そうピアストリは語った。
「投入予定のモノがいくつかあることは分かっている。できれば、近いうちに投入されるといいね。でもこれまでのところでは、グラウンドエフェクトカーでの限られた経験から、覚えているモノとよく似ていると思う」
しかしブラウンCEOは、チームが目標を達成するためには、開発を大幅に加速させる必要があると語った。
「我々の望みは、最前線に戻ることだ」
そうブラウンCEOは言う。
「もう少し時間がかかることは分かっている。全てのテクノロジーのインフラは、今年完成する予定だ。とてもワクワクしているよ」
「我々はいくつか良い開発を行なっている。しかし、それは我々以外のF1チームも同様だ。我々はペースを取り戻す必要がある」
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