あま猫インスタグラム(ama_necco)から 丸の内OLで、車好きの女性人気ユーチューバー「あま猫」が、7日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。本業と副業であるYouTubeの収入について語る場面があった。 平日は会社員として働き、休日は趣味の車にどっぷり漬かるという「車好きOL」として知られるあま猫。YouTube収益を全て車に投じ、現在「スバル WRX STi」、「フェラーリ Portofino」、「レクサスIS500 First Edition」「ホンダNSX」の高級車4台との生活を配信している。今年4月、所有する「フェラーリ Portofino」を売却し、新たに「フェラーリ 488スパイダー」を購入したことを発表し、大きな反響を呼んでいた。 この日、「【収入は?本当に働いてるの?】フェラーリ女子が視聴者さんからの質問に赤裸々回答してみたら…」と題する動画の中で、ファンからのさまざまな質問に答えたあま猫。平日は公認会計士として働いているため、仕事に関する質問が多く見られた。 本業は月1、2回出社するのみで、ほぼ在宅ワークをしているという。「休日は何をしていますか?」という質問には「休日と呼べる休日はないんですよ」と説明。「ずっとYouTubeを撮っています」といい、「YouTubeを仕事と考えれば休日はないし、YouTubeを遊びと考えれば休日はYouTubeを撮っています」と明かした。 また、常にマスク姿のあま猫に対し「いつマスクを外すのか」という関心も多く寄せられた。マスクに関しては「取りたい」という思いがありながらも、「なんで取れないかというと、本業のお仕事の制約なんですよ」と説明。「私が本業を続けている限りは…」と、今後もマスク姿で撮影を続けると報告した。 マスクと仕事に関して、「YouTubeの収入が現在の仕事の年収の2、3倍になったらマスクを外しますか?」という質問も。これに対してあま猫は「こういったらあれですけど…とっくに本業の2~3倍は超えているんですよ」と、現在はYouTubeの収入が本業の収入の3倍以上となっているという。だが、本業は続ける意向だといい、「お金のために本業を続けているのではなく、自分の成長といいますか、今後の未来のために続けているので、お金の問題ではないんです」と告白した。 続けて「どこで本業をやめるかというのは、一つの区切りを見つけたらやめるかもしれないですけど、今のところは全く考えておらず、この二足のわらじで今後も頑張っていきたいなと思います」と意気込み。YouTubeに関しても「続けられるところまで続けたいな」と今後の展望を語った。
カワサキライダー集結「カワサキコーヒーブレイクミーティング in秋田」開催 株式会社カワサキモータースジャパンは、6月18日(日)に旧秋田空港跡地(秋田市新屋町)にて、カワサキファンの交流イベント「カワサキコーヒーブレイクミーティング in 秋田」を開催する。同イベントは、会場でふるまわれるコーヒーを飲みながら、バイク談議を楽しんだり、出展ブースを巡ったりと自由に過ごすことができる。入場料無料のため、ツーリング途中に立ち寄ってみてはいかがだろうか。 2023年6月18日秋田で「カワサキコーヒーブレイクミーティング」を開催! 全てのカワサキファンが楽しめるスペシャルイベントを開催いたします 株式会社カワサキモータースジャパン(本社:兵庫県明石市、代表取締役社長:桐野 英子)は、6月18日(日)に旧秋田空港跡地(秋田市新屋町)にて、各地から集まるライダーとコーヒーを片手に交流できるイベント「カワサキコーヒーブレイクミーティング in 秋田」を開催いたします。 https://www.kawasaki-motors.com/event/EventInfo?seq=4230&contents=1&year_select=2023&month_select=06 カワサキコーヒーブレイクミーティングとは カワサキコーヒーブレイクミーティング(KCBM)は、1998年から続くカワサキファン参加型イベントです。会場では無料でふるまわれるコーヒーを飲みながら、一緒に来た仲間や会場で知り合った仲間同士でバイク談議に華を咲かせたり、会場にズラリと並んだカワサキ車を見て回り、様々な出展社のブースを巡り歩いたりと自由にお過ごしいただけます。主に午前中のみで行うので、ツーリング途中に立ち寄っていただくこともできます。昨年10月の佐賀開催では、4,569人の来場と過去最大のカワサキファンに来場いただきました。 2022年の茨城開催の様子 開催概要 開催予定日:2023年6月18日(日)9:00~13:00 会場:旧秋田空港跡地(秋田県秋田市新屋町割山) 入場料:無料 ※KCBM会場駐車場では、誘導スタッフの指示に従って、安全にお進みください。 ...
トヨタGAZOOレーシング(TGR)は6月6日、仏サルト・サーキット内で始まったテーマ展示「Japan. Endless Discovery.」にて、ルマン24時間耐久レースへの感謝の意を込めたコンセプトカー『Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition(プリウス・ルマン24時間レース100周年 GRエディション)』を世界初披露した。 Japan. Endless Discovery.は、1991年のルマンにて日本車として初の総合優勝を果たしたマツダと、現在日本の自動車メーカーとして唯一ルマンに参戦、5連覇中のTGRが、訪日インバウンド観光の促進を図る日本政府観光局(JNTO)の呼びかけにより、ルマンへの感謝を込めて開催するもの。 本展示では、ルマンに挑戦するマツダおよびトヨタを、モータースポーツを描いた漫画『capeta(カペタ)』の作者である曽田正人氏が描き下ろし作品として漫画化、日本の風景や文化と組み合わせた「ル・マンガ」として掲出している。また、展示スペースでは、電動化技術や水素エネルギー、カーボンニュートラル燃料の活用など、多様なカーボンニュートラル技術に挑戦する両社のモータースポーツ活動を紹介している。 同展示内でTGRは、ルマンやACO(フランス西部自動車クラブ)への感謝を込めたコンセプトカー Prius 24h Le Mans Centennial ...
QUICKCAMP(クイックキャンプ)より天窓のある開放的なドームシェルター「FELS」が10万円を切る衝撃価格で登場! QUICKCAMP(クイックキャンプ)より、自然の中で余暇を楽しんでいただきとう思いから開発された『ドー ムシェルタ ーFELS』が発売になります。自然を愛でるビニール天窓と開放的なメッシュ窓で、スカート、ルーフフライ、インナーフロアシート付き。この内容で10万円を切る価格での発売です。 ドームシェルター FELS はビニール天井付きのテント 大型で年中使え、強度も高く、ビニールの天窓が楽しいクイックキャンプのドームシェルターFELSがついにリリース! 家族や仲間で集える大型サイズ 天井高さが2m以上あるため、成人男性もテント内でしゃがみ込むことなく生活ができ、圧迫感やストレスがありません。 4.4m×4.4mの広々とした空間は、ファミリーやグループキャンプでの集いの場としてピッタリです。 カンガルースタイルにも◎ シェルター内は小型テントを配置する十分なスペースがあるため、少人数でのカンガルースタイルキャンプにもお薦めです。 防水性・遮熱効果のあるルーフフライ&天井幕 防水性&遮熱効果のあるルーフフライが付属します。 ルーフフライはシェルター内の温度上昇を穏やかにし、フライシート内の結露対策としても活躍します。 シェルター内側からは天井幕を装着できるため、ビニール窓を覆うことで手軽にプライベート空間を確保でき、ルーフフライと天井幕を同時にお使いいただくことで、日射しからの遮熱効果をさらに期待できます。 特徴的なビニール天井 天井には透明度の高い透明ビニール窓があり、シェルター内でくつろぎながら自然の美しさを楽しめます。 また、ビニール窓両サイドのメッシュ窓を開放することで、より解放感のある視界と通気性を確保することができます。 ...
ブレーキ技術で著名なブレンボ社は、2023年6月6日、ル・マン24時間レースのブレーキ技術プロバイダーとなることを発表した。6月10日〜11日に開催されるル・マン24時間レースでは、スターティンググリッドに並ぶ62台のマシンのうち44台にブレンボ製品のブレーキコンポーネンツが装着されることになる。 ル・マン24時間レースでブレーキパッド交換不要のブレンボブレーキ (以下引用) ブレンボのダニエレ・スキラッチCEO 「我々は100周年を迎えるル・マン24時間レースのブレーキ技術プロバイダーを務めることを嬉しく思っています。ブレンボは50年近くモータースポーツに関わってきており、このレースは世界で最も注目されている自動車イベントのひとつです。ハイパーカー、プロトタイプ、GTカーなど、多くのレーシングカーにブレンボ・ブレーキシステムを装備し、レースを通じて設計と性能をテストすることで、その後の市販車へ活かすことができます」と語っている。 (以上引用) ブレンボは、軽さと剛性の最適な組み合わせを確保することに注力し、最適な条件下で使用された場合にはレース中のブレーキパッドを交換する必要がない。摩耗はわずかで、レース中もブレーキ性能を維持することができる。 ハイパーカー・クラス用のキャリパーとカーボン・ディスク ル・マン・ハイパーカー(LMH)に装着されるディスクは、放熱性に適した軽量素材のカーボン製だ。ブレンボのカーボン・ディスクは厚さ38mm、直径380mmで、放熱性を最適化し、6000km以上使用できるようになっている。ディスクには432個の通気孔が開けられており、使用温度範囲は250度〜850度だ。 ル・マン・プロトタイプ(LMP2)クラス用のカーボンディスクは、厚さ32mm、直径380mmで、これも6000kmまで使用可能。48個の通気孔が開けられており、使用温度範囲は250度〜850度。 3г‚Їгѓ©г‚№гЃ®гѓ–гѓ¬гѓјг‚гѓ»г‚·г‚№гѓ†гѓ ル・マン・グランドツーリング耐久(LMGTE)クラスのマシンに使用されるブレーキ・ディスクは、厚さ35mm、直径390mmの鋳鉄製を使用し、最大4000kmまで使用可能。鋳鉄製ディスクは72枚ものベンチレーション・フィンやベーンがあり、使用温度範囲は250度〜750度となっている。 ブレンボ 公式サイト The post ル・マン24時間レースでブレーキパッド交換不要のブレンボブレーキ first appeared on ...
SUBARU BRZ GT300は山内英輝がポールポジションを獲得。史上最多タイとなる13回目のポールシッターとなった。しかし決勝レースでは、6位にとどまり表彰台に手が届かなかった。 公式練習〜決勝まで好天に恵まれた鈴鹿 2023年スーパーGTシリーズ第3戦SUZUKA GT 450km RACEが、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催された。週末は台風2号の影響があり豪雨に見舞われ、新幹線の運休や高速道路の通行止めなど混乱が生じていた。SUBARUチームもレースクイーンのBreezeが土曜日に到着できない影響もあった。 しかし、レースチームには影響なく、全員が揃い金曜のチームミーティングも予定通り行なっていた。今回の狙いはビッグポイント獲得だ。開幕戦、第2戦とノーポイントレースが続き、またトラブルもいくつか発生しており、波に乗れない状況からの脱皮だった。 土曜日午前に行なわれた公式練習では、走り始めからバランスがいい。それは第2戦の決勝レースで試したセットアップが決まり、その同じベクトル上で鈴鹿向けのセットアップが決まった様子なのだ。 小澤総監督に聞くと、富士でのレースは後方から追い上げになるため、普通のことをやっていたら上位には入れない状況。だから少しギャンブル性はあったものの、トライした結果だという。 一体何を変更したのだろうか。ポイントはコーナリング時の車両姿勢だという。数ミリの変更というが、よりダウンフォースを制御しやすい姿勢に変更したという。 今季はレギュレーションの変更もあり、空力ボディの変更をしている。前後のデザインも変更されているため、空力特性は22年仕様とは異なっている。特徴としてはダウンフォースが得られやすくなったというが、単に増やすだけではバランスが崩れるだけなので、そのさじ加減が難しい。そうした領域でのバランス調整が見えてきたということなのだ。 山内は公式練習を走り出して4周目には全体2位のタイムを出している。1分57秒726だ。2021年8月の鈴鹿で山内は1分57秒322を出し、ポールポジションを獲得している。そのタイムにわずか0.4秒差だ。また、10周目には1分57秒344を出し全体トップのタイムをマークした。 BRZ GT300のタイムで、22年には井口が1分57秒140を出しており、タイムを見れば今季のBRZ GT300はチャンピオンマシンの状態に近づいていると考えていいだろう。 公式練習ではタイヤのマッチングや空力バランス、ジオメトリーの調整などを行ない、トラブルもなく予選に臨むことになった。 予選 井口がQ1を走る。不思議なことに今年は2レース続けてQ1突破ができていない。それだけライバルマシンとのレベルが拮抗し、またBoPによる負担も大きいことが影響しているわけだ。 ...
スウェーデンで、道路がEVの充電場所になる……? 電気自動車の普及における懸念点の1つが、充電問題。充電スタンドの少なさや充電時間の長さなどは、EVシフトを妨げる要因といえるだろう。 そんな課題を、スウェーデンが解決しようとしている。なんと、走りながら充電できる高速道路を建設しているんだそう。 プロジェクトを主導するのは、同国の運輸行政機関「Trafikverket」。完成予定は2025年とのことで、2年後には走行と充電を同時に行えるようになるんだとか。 充電方法はというと、架線を地面に張ってEVに送電する方式が検討されているとのことだ。 © stenar/Twitter 道路自体を充電器にするには、電力供給システムの拡充などが必要になってくるだろう。 しかし、将来的に”充電道路”がスタンダードになれば、自動車は無限に走り続けられるモビリティとなるかもしれない——。 Reference: Sweden is building the world’s first permanent electric road that ...
タカラトミーグループ傘下のタカラトミーアーツは、本田技研工業(以下、Honda)の協力を得て開発した車のエンジン音が鳴る赤ちゃん向けぬいぐるみ「赤ちゃんスマイル Honda SOUND SITTER」を10月28日(土)に発売すると発表した。 対象年齢0ヶ月以上で価格は税込8250円。公式の「タカラトミーモール」ほか通販サイトにて6月30日(金)から予約を受け付けるほか、各種のおもちゃ販売店でも取り扱われる。 “胎内音に近い”車のエンジン音で赤ちゃんの笑顔を引き出すぬいぐるみが10月28日に発売決定。自動車メーカーHondaとタカラトミーアーツのコラボで誕生 「赤ちゃんスマイル Honda SOUND SITTER」は、2018年に独自の検証で「“車のエンジン音”が“赤ちゃんが母親のお腹の中で聞いていた胎内音”に近い」との結果を導き出したHondaの協力を得て開発された商品である。発表によると、検証では専門団体であるサウンドヒーリング協会による協力のもと、Hondaの約30車種におけるエンジン音を調査。スポーツカーである「Honda NSX」の2代目が最も胎内音に近い周波数の特性を持っていたという。 本商品にはおもちゃの安全基準に合わせつつも元の音源を再現したサウンドユニットが内蔵されており、本体のフロント部分にあるスイッチを押すと約45秒にわたってエンジン音が流れるという。また、ぬいぐるみ部分はHondaの往年の名車である「S600 クーペ」をモチーフにした丸みのあるデザイン。布製のカバーに包まれたサウンドユニットを取り出すとぬいぐるみ部分を手洗いして長く扱えるようだ。 なお、本商品は異業種とのコラボを通じて成長に寄り添っていく商品として 「日本おもちゃ大賞 2023 エデュケーショナル・トイ部門」の大賞を受賞したという。6月13日(火)からは東京・南青山のHonda本社ショールームで本商品のサンプルも展示されるようなので、興味があればチェックしておくとよいだろう。 プレスリリースの全文は以下のとおり。 エンジン音で、赤ちゃんにもっと、安心を。家族にもっと、移動する喜びを。Hondaのエンジン音が流れるぬいぐるみ『赤ちゃんスマイル Honda ...
『マセラティ ギブリ』を所有する20代会社員のShunさん かつて別荘や高級車の所有は、ごく限られた一部の成功者というイメージがあり、ステータスであった。若者の“車離れ”が囁かれるなか、一方では人気のYouTuberが高級マイカーを紹介し、たびたび話題になっている。愛車の『マセラティ』と出逢う前は、車に興味がなかったShunさんも「20代会社員でも高級車オーナーになれる」と明言する。月収16万円だった彼が、どのようにして高級車オーナーになったのか聞いた。 ◆『マセラティ』にひと目惚れするまでは、車に全く興味がなかった ――現在所有の車を教えてください。 【Shunさん】 『マセラティ ギブリ』を所有しています。24歳で1台目の『マセラティ ギブリ』を購入し、昨年いまの『マセラティ ギブリ』に乗り換えました。現在、『ランドローバー ディフェンダー110 S D300』をオーダー中で、今冬に新車納車予定です。 ――なぜ『マセラティ』を購入しようと思ったのでしょうか? 【Shunさん】 上京したばかりの21歳の時に、広尾でたまたま『マセラティ(クアトロポルテ)』を見かけてひと目惚れしたことがきっかけです。それまでは、“スポーツカーはエンジン音が大きく、高級車は静かでゆったりしている”というイメージを持っていました。『マセラティ』はラグジュアリーセダンにも関わらず、スポーツカーのような官能的なエンジン音と美しいデザインに衝撃を受けました。 ――昔から車に興味があったのでしょうか? 【Shunさん】 車には全く興味がなかったです(笑)。その当時は、ホテル業界で働いていました。ホテルに訪れるゲストの車を見て少しずつ興味が湧くなか、『マセラティ』との出逢いは衝撃的でした。この出来事がなければ、転職もしていなかったし、いまの自分はいないと思います。 ――初めて『マセラティ』を見て欲しいと思った当時の収入は? 【Shunさん】 月収16万円くらいでした。主食は、もやしとスーパーの半額になったお惣菜でした(笑)。当時の給料では、決して購入できる車ではなかったので、1ヵ月後に転職しました。もともと僕は目標ができたら、その目標を達成するためには、何ができるのかを考え実行に移すタイプです。今回の場合は、転職して年収を上げることが、解決策だと思いました。 ◆20代会社員でも高級車オーナーになれる…目標に向け生活環境を変えることも大事 ――年収を上げるために、どのような仕事に転職したのでしょうか? ...
「赤ちゃんスマイル Honda SOUND SITTER」 タカラトミーアーツは6月6日、本田技研工業との異業種コラボで生まれた「赤ちゃんスマイル Honda SOUND SITTER(サウンドシッター)」を発表した。価格は8250円。10月に発売する。 ホンダが2018年に発表し、大きな反響を呼んだ「クルマのエンジン音は母親の胎内音に近い」という調査結果をもとに開発した赤ちゃん向けのぬいぐるみ。スイッチを押すとクルマのエンジン音が約45秒間流れる。「ぐずり泣きしている赤ちゃんに聞かせて安心と笑顔を引き出すお手伝いをする」(タカラトミーアーツ)。 18年の調査ではサウンドヒーリング協会の協力のもと、ホンダ車約30車種のエンジン音を調査。最も胎内音に近い周波数特性を持っていたのは2代目「NSX」のエンジン音だった。 タカラトミーアーツはホンダから音源の提供を受け、再生するサウンドユニットを開発。エンジンの低音の響きを再現するため、スピーカーをあえて内向きに配置し、ユニット内で反響させる仕組みにしたという。 外側のぬいぐるみはホンダの往年の名車「S600クーペ」をモチーフにした。メカ部分を取り外すと洗濯もできる。 ホンダは研究成果や開発の経緯をまとめた「Honda SOUND SITTER」Webサイトを公開。2代目NSXの他、「Integra Type R」(2001年)や「S2000」(1999年)のエンジン音も聞けるようになっている。
キャンプサイトの雰囲気づくりに欠かせないムード灯がマクアケに登場 利便性とデザイン性にこだわった工具を設計・開発・製造している ZHUHAI HOTO TECHNOLOGY CO., LTD.は、応援購入サイト「Makuake」にて、同社の製品「DUO(デュオ)」の先行予約を開始した。期間は2023年5月23日(火)から 2023年7月20日(木)18時までとなっていて、価格は100名限定の早割だと9,500円(税込)となっている。 遠くを照らす懐中電灯機能と、手元を照らす作業灯・ムードランタン機能を備えた同製品は、最長65時間点灯し、吊るせるフックと貼り付けられるマグネットを搭載していて多彩な使い方ができる。また13通りの光を放ち、見た目の美しさからどんなシーンにもフィットしてくれるのも特徴だ。 懐中電灯と作業灯とムード灯を美しく融合!13種の光放つHOTO DUOがマクアケに登場! 最長65時間点灯、吊るせるフックと貼り付けられるマグネット搭載 利便性とデザイン性に優れた工具を設計・開発・製造している ZHUHAI HOTO TECHNOLOGY CO., LTD.は、5月23日(火)11時より応援購入サイト「Makuake」にて、遠くを照らす懐中電灯機能と、手元を照らす作業灯・ムードランタン機能を備えたDUO(デュオ)の先行予約を開始しました。 <HOTO DUO応援購入プロジェクトURL> ...
個人ユーザーへ裾野を広げたホンダの電動ビジバイ ホンダは、電動ビジネスバイクシリーズの個人向け販売を6月1日より開始しました。 個人向け販売を開始したホンダの電動ビジネスバイク。左からBENLY e:、GYRO e:、GYRO CANOPY e: 個人向け販売を開始したホンダの電動ビジネスバイク。左からBENLY e:、GYRO e:、GYRO CANOPY e: ホンダは2020年4月に発売された「BENLY e:(ベンリィ・イー)」を皮切りに、これまで「GYRO e:」や「GYRO CANOPY e:」など、電動ビジネスバイクを法人向けに販売してきました。 【画像】ついに個人向け販売を開始! ホンダの電動ビジネスバイク3モデルを画像で見る(17枚) ホンダはこれまで、「バッテリーリサイクルの社会的責任の観点から、バッテリーの回収に協力することができる法人向け」としてこれらのモデルを販売してきましたが、従来の「二輪EV取扱店」と「二輪ビジネスEV取扱店」を統合した登録店「ホンダ二輪EV取扱店」(低圧電気取り扱いの教育を受けたスタッフが在籍することやデモカーを1台常備することが登録要件)の準備をすすめ、約560店舗を配備。 ...
ド迫力の「本気レース仕様」を世界初公開! 2023年6月6日にTOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、コンセプトカー「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」(以下プリウス ル・マン記念エディション)を世界初公開しました。 このコンセプトカーにはどのような特徴があるのでしょうか。 新型「プリウス 爆速仕様」登場! 新型「プリウス 爆速仕様」登場! FIA世界耐久選手権(FIA World Endurance ...
Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14, Lance Stroll, Aston Martin AMR23 F1第8戦スペインGPは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが圧勝したが、その後ろでは勢力図に変化が起きている兆しが見えたと言ってもいいだろう。 今回はメルセデスのルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルが優れたレースペースを発揮し、ダブル表彰台を獲得。コンストラクターズランキングでもアストンマーチンを抜いて2番手に浮上した。 一方、これまでレッドブルに次ぐ2番手につけていたアストンマーチンは、ランス・ストロールが6位、地元のフェルナンド・アロンソも7位に終わった。 ストロールはメルセデスについて、まるでロケットだったと評した。 「メルセデスはロケットシップを持っていた。あのペースがどこから出てきたのか分からないよ」 「僕たちはレッドブルに次ぐ強さのクルマを持っていると予想していた。今季すべてのレースでそうであることを期待していた。でもそうじゃなかったんだ」 「僕たちはデグラデーションが多く、メルセデスやフェラーリに比べて苦労していた。レッドブルは別次元にいる。僕たちはただ優位な立場にいなかったんだ」 また今年行なわれたカタルニア・サーキットのレイアウト変更は、ドライバーたちには好評だったが、アストンマーチンにとっては逆風になってしまった。今季のマシンAMR23が得意としてきた低速区間と加速区間が減ってしまったからだ。 また最終コーナーの高速化によってメインストレートの走行スピードが上がり、アストンマーチンはスピードトラップで下位に沈むことになった。 しかしストロールは、メルセデスに敗れた原因はそうした要素ではなく、タイヤマネジメントが問題だったと考えているようだ。 ...
イタリア鉄道のETR252型「アルレッキーノ」の特徴的な展望席部分(撮影:橋爪智之) ETR252型「アルレッキーノ」――欧州の鉄道に関心のある人でも聞き慣れない名前かもしれない。 【写真を見る】復活した名車・ETR252型「アルレッキーノ」。動態保存されており本線上を走行できる。最高時速160kmの前面展望は? だが、昭和世代の乗り物好きなら乗り物図鑑の中で一度は目にしたことがあるであろう、前面展望車両の元祖とも言うべきETR300型「セッテベッロ」といえば、ご存知の人も多いのではないだろうか。 通常は車体前部に設ける運転台を屋根上へ置き、その代わりに前方を眺められる展望席を設けた画期的なデザインで、あの小田急ロマンスカーや名鉄パノラマカーがデザインの参考にしたとされる、イタリアが誇る名車中の名車、と言っても過言ではないだろう。 錆びて朽ち果てた名車 ETR250型アルレッキーノは1960年、そのセッテベッロの増備車として同年に開催されたローマオリンピックの観客輸送のため、ETR251~254型の4両編成4本が製造された。オリンピック終了後は、イタリア国内の主要都市間を結ぶRapido(特急列車)で使用されていたが、1990年代に入ると徐々に定期運用から外され、主に臨時列車やチャーター用に使用された。 イタリア北部・ブレーシャに停車中のETR252型アルレッキーノ(撮影:橋爪智之) だが、その回数も徐々に減っていき、ついに保留車両として完全に運用から退くことになった。4本造られたうち、第2編成のETR252型を除いた3本は1999年までにすべて解体されてしまった。残ったETR252型も、海からの潮風が吹くアンコーナ駅構内に長期間野ざらしの状態で放置され、車体は錆びて朽ち果てた状態となった。 転機となったのは2013年。イタリア鉄道の歴史的遺産を保護・管理する目的で設立されたイタリア鉄道財団(Fondazione FS)が、後世へ残すべき車両としてETR252型を保護する決定を下したのだ。車両は同財団によって速やかに回収され、ひとまず盗難や落書きなどの被害から守るため建物の中へ収容した。資金のメドが立った2016年に、修復を請け負う民間企業の工場へ移送され、すぐに動態保存へ向けた修復工事が始まった。 ETR252型の復元工事は完成まで3年を要した。長年留置されていたアンコーナの車庫は海沿いにあり、海からの潮風が容赦なく吹き付けたことで、車体はかなり傷んだ状態だった。工場へ運ばれた後、まず基礎以外の車体の外板を全て剥がし、配線などもすべて撤去、ほぼゼロの状態から再構築した。 3年かけ修復完了、直後にコロナ禍が… 内装はオリジナルの状態を極力再現するため、シート生地は現代の基準を満たしつつ、当時の素材を忠実に再現。内壁に使う化粧板なども当時の色彩を保っている。その一方で、本線上を運行するにあたって現代の基準に適合させる改造も行われている。 ETR252型の展望席の様子。最高時速160kmの前面展望は迫力満点だ(撮影:橋爪智之) 例えば信号保安装置には、イタリアの主要幹線で採用されている安全性の高いSCMTシステムを搭載、空調装置は最新のものへ交換し、各座席には充電用のサービス電源ソケット(コンセント)を設置している。また、それに伴い必要となる電源容量が不足するため、コンバーター(変圧器)も出力を向上させた新型に交換した。 3年間にわたる修復工事を終え、再びその姿を現したのが2019年だった。お披露目は同年6月27日、ローマで開催されたイタリア鉄道(FS)グループの観光計画発表の場で行われた。すぐに一般向けの公開運転がスタートすることが期待されたが、間もなく世界はコロナ禍によって大混乱へと陥り、運転再開は無期限休止の状態となった。 2021年へ入り、ようやくコロナ禍が少し落ち着きを見せ始めたことで、各国は自由な移動やマスク着用、ワクチン接種などの規制を緩和し始めた。 それに呼応する形で、アルレッキーノの一般向け公開運転開始がアナウンスされた。最初の運行は2021年10月3日、ボローニャ―ローマ間で実施され、チケットは発売開始と同時に完売した。その後、今年2023年に至るまで、年に数度の一般向け公開運転や、チャーター運用などに使用されている。 鉄道車両の保存には大きく分けて静態保存と動態保存の2種類がある。博物館や公園など、屋内外に動かない状態で保存する静態保存に対し、つねに動かせる状態で保存するのが動態保存だが、日本では前者が一般的となっている。乗り物である鉄道車両は、可能なら動態保存してほしいと願うファンがほとんどだろうと思うが、現実問題として、古い車両を動かせる状態で保存するためには、さまざまな難問をクリアしなければならない。 ...
「日本では売らないの!?」と興味を示す声が早くも集まる ホンダのインド法人、ホンダ カーズ インディアは2023年6月6日(現地時間)、新型「Elevate(エレベート)」を世界初公開しました。グローバルモデルとして開発された都市型SUVだといいます。 SNSなどでは早くも多くのユーザーから、新型エレベートに興味を示すコメントが集まっているようです。 スクエアフォルムが新鮮! インドで初公開されたホンダの新型世界戦略SUV「エレベート」 スクエアフォルムが新鮮! インドで初公開されたホンダの新型世界戦略SUV「エレベート」 新型エレベートは、ホンダのSUVラインナップに新たに加わったミッドサイズモデルです。 【画像】「タフ顔」のスクエアデザイン! ホンダ新型「エレベート」の写真を見る(40枚) インド仕様のボディサイズは、全長4312mm×全幅1790mm×全高1650mmでホイールベース2650mm、最低地上高220mmと発表されました。 ホンダですでに販売中のコンパクトSUV「ヴェゼル」(日本仕様)が全長4330mm×全幅1790mm×全高1580mm、ホイールベース2610mmで、全高以外はほぼ同等のサイズ感です。 ただし、ヴェゼルがスポーティなフォルムなのに対し、新型エレベートの外観デザインはスクエアなシルエットが特徴です。 室内はブラウンとブラックのコントラストカラーを採用した上質感のある仕上げ。メーターは7インチフルカラーTFTマルチインフォメーションメーターを採用するほか、中央部にはフローティングタイプのタッチパネル式10.25インチ画面のディスプレイオーディオが備わります。 また同クラスとしては長いホイールベースや高い全高などにより、室内、荷室ともに広い空間を実現したといいます。 インド仕様のパワートレインは、1.5リッターi-VTEC DOHCガソリンエンジンを搭載し、最高出力121ps、最大トルク145Nmを発揮します。トランスミッションは6速MTと7速CVTが設定されます。 ...
「MT-28」「MTIウェッジ」など数々の名器を世に送り出し、日米両ツアーで多くのプロ支給品を手がけたクラブ設計家、宮城裕治氏が流行に惑わされないクラブ選びとクラブ設計の真実をクールに解説。今回はロースピン系3Wについて考察をお願いした。 ロースピン系の3Wは、どんなゴルファーが使うのか? 普通のアマチュアはやめておいたほうが無難!?【クラブ選びをクール解説!】 スピンが多い人のほうが結果が出やすい みんゴル取材班(以下、み):G430LST、パラダイム◆◆◆、エアロジェットLSなどロースピンの3Wがいろいろ出てきています。ロースピン系のメリットと、どんなゴルファーに向いているのかを教えてください。 宮城:高弾道のスライサーなら使っていいと思います。ロースピン系の恩恵をいちばん受けているのは60歳以上のシニアプロでしょうね。パーシモンのように上からヘッドを入れてスライスを打っていたプロが、ロースピン系FWを使っていきなり飛ぶボールを打っています。 み:スピンが多い人のほうが結果は出やすいわけですね。 宮城:ボール初速が十分あって、打ち出し角が高い人もどうぞ使ってください。ところが、いまはボールがロースピンなので、さらにクラブがロースピンだと初速が出ない人やもともとスピンが多くない人は球がドロップして飛ばなくなります。 み:ドライバーはともかくフェアウェイウッドはスピンが少ないほうが飛ぶと思っていました。 宮城:いつからスピンが悪者扱いされるようなってしまったのでしょうね。スピンが多いと飛ばない、少ないと飛ぶという単純な結論にクラブメーカーが導いてしまったことが間違いでした。スピンはボールを持ち上げる浮力なので、初速の出ない人はスピンに助けてもらわないと滞空時間を長くできません。 み:アスリートや力自慢以外はロースピン系には手を出さないほうがいいわけですね。しかし、ロースピン系イコール低重心なので地面から打つクラブとしてはやさしいのかと思っていました。 ロースピン系はロフトのある5Wを試したい 宮城:低重心だからやさしいとは限りません。ロースピン系が低重心なのはフェース面上の重心を下げて重心より上で打たせたい意図があるからです。ただ、ロフトさえあれば打ち込まなくても球が上がるのでロースピン系はやさしいといえます。もしロースピン系を使いたいのなら3Wではなく5Wを試すべきでしょう。5Wの打ち出し角があればふつうのアマチュアでも低スピンでぶっ飛ばせますよ。 み:その手がありましたか。 宮城:3Wを入れなければいけないという決まりはないので、5Wを3Wと思って使ったほうがいいですよ。実は最近プロから3Wって本当に必要なのかと聞かれることがちょくちょくあります。 み:なぜプロがそんなことを? 宮城:いまの3Wはドライバーと同じくらい飛びます。かといってセカンドショットで300ヤードをねらう機会はまずありません。では270ヤードならどうかといえばプロは5Wでのせてきます。であれば14本しか入れられないのにただ飛ぶだけの3Wを入れる意味がどれくらいあるのか。3Wを抜いてウェッジを増やしたほうがいいんじゃないかという話です。
大戦最強の戦車「ティーガーII」の派生型 敵である米英ソ(連合軍)が用いる全戦車を撃破可能な、射距離が3000mという大威力の12.8cm砲を搭載し、最大250mm厚の装甲に身を包んだ、車重75tものヘビー級駆逐戦車――それが「ヤークトティーガー」です。第2次世界大戦においてドイツが生み出した、量産型戦闘車両としては「最強」といっても過言ではない兵器でした。 第2次世界大戦最強の戦車と称される「ティーガーII」(キングタイガー)重戦車よりも、火力という点ではるかに強力にもかかわらず、この「走る怪物」は、期待とは裏腹に不本意な戦績しか残せませんでした。それはなぜだったのでしょうか。 【戦闘室内部も】イギリスに残る「ヤークトティーガー」をイッキ見(写真) イギリスのボービントン戦車博物館に展示されている「ヤークトティーガー」(柘植優介撮影)。 「ヤークトティーガー」が生まれたのは、前出の「ティーガーII」の開発が進められていた1943年前半のこと。ドイツ陸軍は、まだ試作段階の「ティーガーII」をベースに、12.8cm砲を搭載する重駆逐戦車の開発を早くもスタートさせます。 当時のドイツ陸軍上層部では、自分たちが強力な重戦車を開発している以上、敵である米英ソも対抗して手強い重戦車を戦場に投入することは間違いないと考えていました。 そこで、試作中の重戦車の車体を流用して、そこに最厚部250mmの重装甲を組み合わせ、主砲には開発中の12.8cm対戦車砲を搭載。これにより、敵戦車を3000mという長距離から一方的に撃破可能な駆逐戦車を作り出すことにしたのです。 経験豊富なベテランがいないことが大きな痛手に 第2次世界大戦中、ドイツを率いていた総統ヒトラーは、このようなスペック的には超強力な戦闘車両にすぐさま興味を示します。その結果、本車は「狩りをする虎」という意味の「ヤークトティーガー」と命名され、早々にその生産が承認されました。 しかし、ドイツ本土が連合軍の戦略爆撃に晒され、インフラが被害を受けた影響で、当初予定していた1943年12月の生産開始が不可能となります。ようやく生産が始まったのは、年明けの1944年2月からでした。 このころには、ドイツもまったく余裕がなくなっていました。ヤークトティーガーが配備された独立重駆逐戦車大隊は、かつては、実戦経験を積んだ優秀な乗員が半分以上を占めていたため、そこに新人乗員が配属されるとOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で実力をつけていくというスタイルで運用されていましたが、大戦末期のこの時期になると、大隊長や中隊長こそ歴戦のベテランながら、車長クラスより下の乗員は新人がほとんどという状況でした。 「ヤークトティーガー」が搭載した12.8cm砲PaK.44。写真はその牽引砲タイプで、砲架と比べて異様に大きな砲身がよくわかる(画像:パブリックドメイン)。 そのため、「戦闘の機微」とか「いくさ慣れ」といった経験が不足しており、戦闘状況下でのヤークトティーガーの運用が明らかに稚拙な面が多かったようです。それに加えて操縦手の技量不足で、ウィークポイントの動力伝達系を故障させる事態も頻発しました。 「ヤークトティーガー」は、走行性能の要ともいえるエンジンのパワー不足と、動力伝達系への過度な負担という「弱点」を抱えていました。これは、当初からわかっていたことですが、それをカバーするだけの技量を備えた操縦手は前述したようにほぼおらず、加えて、それらトラブルに対応できる優秀な整備部隊も足りていなかったのです。 家ごと敵戦車を撃破した逸話も ただ、それでも中には「ヤークトティーガー」の威力を示す逸話が残されています。たとえば西方戦線では、家屋の後ろに隠れたアメリカ軍のM4「シャーマン」中戦車を撃破しようと、家屋越しに12.8cm砲を射撃。放たれた砲弾は家屋の壁をいくつも貫通したうえで向こう側にいたM4中戦車を撃破した、と言われています。これは、「敵戦車への遠距離狙撃(アウトレンジ射撃)」の好例といえるでしょう。 また、大戦末期に東方からベルリンに向けて攻め進んでくるソ連軍を、ドイツ軍が迎え撃ったゼーロウ高地のように射界が開けた戦場であれば、車体をダックインさせられる隠蔽射撃陣地をあらかじめいくつか設けておき、必要に応じてそれらの陣地を移動しながら敵を射撃し続けるといった戦い方などができるので、「ヤークトティーガー」はその威力を存分に発揮できたかも知れません。しかし、そのような機会はついぞ訪れませんでした。 機会に恵まれなかったこのような戦い方は、「敵戦車への遠距離狙撃(アウトレンジ射撃)」と「重装甲をさらに増強するだけでなく足の遅さもカバーできる複数の隠蔽射撃陣地」を併用する、本車の威力を最大限に発揮させるものとなったはずです。 しかし、実戦においてこのように理想的な戦い方ができた「ヤークトティーガー」はあくまでもごく一部。前述したように「運用の不手際」と「回収・整備の困難さ」が重なって、その高い戦闘力を十分に発揮できなかったケースがほとんどでした。 ...
Kawasaki「W800」 税込価格:119万9000円 全長×全幅×全高:2190×790×1075mm ホイールベース:1465mm シート高:790mm 車両重量:226kg レトロな造形の空冷バーチカルツインエンジンやオーソドックスな鋼管フレーム、そして重厚でクラシカルなスタイリングが魅力のW800シリーズ。カワサキ往年の名車・Wシリーズのイメージを現代に伝えるモデルだが、W800はシリーズの中でもかつてのWらしさを強く感じさせるスタンダードタイプというべき存在だ。 シリーズの中で唯一フロントホイールが19インチ径として安定感の高い落ち着いたハンドリングとされ、センタースタンド、グリップヒーターも標準装備して使い勝手の良さも重視されている。 2022年8月にカラーとグラフィックに変更を受けた2023年モデルのW800が登場した。カラーは「メタリックスレートブルー×メタリックディアブロブラック」1色のみとなる。 エンジン形式:空冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒 総排気量:773cc ボア×ストローク:77.0×83.0mm 圧縮比:8.4 最高出力:38kW(52PS) / 6500rpm 最大トルク:62N・m(6.3kgf・m) / 4800rpm 燃料供給方式:フューエルインジェクション ...
ドゥカティが誇る独創的なパフォーマンスクルーザー、ディアベルがV4エンジンを得て大きく進化した。スーパーバイクの血統を受け継ぐ強烈なパワーと、唯一無二のスタイリングとの組み合わせで、その魅力とパフォーマンスを大きく引き上げた。 文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸 ドゥカティ「ディアベルV4」インプレ(宮崎敬一郎) DUCATI Diavel V4 総排気量:1158cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒 シート高:790mm 車両重量:236kg税込価格:299万9000円~ 強烈パフォーマンスだが洗練された上質さも光る ドゥカティのディアベルV4はとにかく人の目を集めるバイクだ。全体のフォルムは、まるでバッファローが戦闘態勢で身構えているみたいだし、各部パーツの意匠や仕上がりも非常に凝ったもの。マフラーエンドの4本バイプの排気孔とか、フェンダーから浮き上がるようなデザインのテールランプなど、近くで見ても走っている姿を見ても、見る者の視覚にタダモノではないこと焼き付ける。 目立つのはその造形だけではない。ちょっと加速すれば、V4独特の排気音を野太く響かせる。ブン回せばかなり遠くまで響く個性的な音質だ。…こうした、バイクそのものから発散される様々なアピールが、ディアベルV4最大の魅力。 そんなディアベルは、旧世代から強烈な瞬発力を武器にした暴力的な走りもウリ。この新型V4はディアベル史上最強の動力性能を持っている。トラコンなどの電子制御がなければ、絶対に使いこなすことのできない猛烈な勢いで加速する。 画像: ドゥカティ「ディアベルV4」インプレ(宮崎敬一郎) 今回の試乗はエリアが限られていたため、ご自慢の猛烈な加速をフルに堪能することは叶わなかったが、明らかな進化として、パワーリフトをギリギリ抑えて加速するような制御などから察するに、電子制御ライディングアシストが大きく進化しているようだ。 これまでは無造作にスロットルを開け、フロントがリフトしかけると点火をカットし、収束させていたが、新型はフロントが少し浮いた状態でも加速を続け、加速の勢いをギリギリまで損なわないようなセッティングになっている。つまり、より強烈な勢いでダッシュできるようになっているわけだ。 加えて、足回りの見直しが効いているのだろう。サスがよく動いて、乗り心地が低速域から良い。また、フロントの舵角の付き方などが以前より一層自然なものになっていて、ハンドルを抑える力が全くいらない。 ...