超スゴイ“ハチロク”登場 トヨタは、2024年4月12日から14日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催の自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2024」(オートモビルカウンシル2024)に出展。 同社のブースでは、架空の研究所「トヨタ クルマ文化研究所」として、トヨタ内での様々なヘリテージに関する取り組みと、そこにかける熱い思いを表現したといいます。 【画像】超カッコイイ! トヨタ「新型AE86」を画像で見る(41枚)(30枚以上) そんなブースの中に、「AE86 BEV Concept」がありました。 ”NON CAM 0”の文字も…電気じどう車「AE86 BEV Concept」 ”NON CAM 0”の文字も…電気じどう車「AE86 BEV ...
「シビック」に新たなスポーティグレード追加! 2024年1月の「東京オートサロン」でホンダは、「シビックRS」のプロトタイプを初公開しました。 同車は「RS」の名を冠しているだけに、走りを意識したグレードであることは読み取れますが、シビックには究極のスポーツカーとして「タイプR」も存在しています。 では、新型シビックRSは、一体どのようなモデルとして登場するのでしょうか。 新型「シビックRS」2024年秋に発売! 新型「シビックRS」2024年秋に発売! オートサロンでの取材時は「まだまだ明かせない部分が多い」といった様子でしたが、明確に決まっていることとしては1.5リッターターボエンジンに6速MTを組み合わせているという点です。 【画像】超カッコいい! これが新型「RS」です! 画像を見る(30枚以上) また、標準グレードと異なりRSはMT専用グレードになる予定だといいます。 RSは「ロードセーリング」の略で、水上を帆走するかのように、悠々と気持ちよく走るといった想いが込められており、ホンダの歴史の中で特別な意味合いを持つグレードです。 そんな伝統のRSのバッジを付ける新型シビックRSは、バリバリのスポーツモデルというより、ドライバーとクルマの対話を楽しむような走りの気持ち良さを目指したモデルという認識の方が正しいでしょう。 サーキットでのタイムなど絶対的な数値の指標を求めたタイプRとは異なり、走りの気持ち良さという数値化が難しい性能を求めたRSですが、標準モデルよりもさらに気持ち良い走りを実現できるように、メーカーにしかできない開発やチューニングを進めているとのこと。 あくまでも筆者(西川昇吾)の予想の範囲ではありますが、専用チューニングのサスペンションやパワーステアリング、専用の走行モードなどが備わるのではないでしょうか。 また、現行シビックも登場から3年ほどが経過しようとしています。そろそろ初期モデルを購入したユーザーからの改善要望などが集まっても良い時期ともいえ、ユーザーの声をフィードバックした、より進化したモデルになっていることも予想されます。 販売は2024年秋ごろとアナウンスされていますが、ユーザーボイスのフィードバックという面を考えると、新型シビックRSが登場するタイミングでシビックの改良もおこなわれる可能性が否定できません。シビックの購入を検討しているのであれば、少し待った方が良いと言えるでしょう。 そして気になるのが価格です。キャラクター的にはタイプRと標準モデルの中間を狙っているとのことでしたが、手ごろに購入できるような価格設定にしたいとのこと。 ...
中国のEVメーカーの多くが価格競争で赤字に沈む中、BYDは逆に8割もの増益を達成した。写真は広東省深圳市の本社地区(同社ウェブサイトより) 中国のEV(電気自動車)最大手、比亜迪(BYD)の躍進が止まらない。同社は3月26日、2023年の通期決算を発表。同年の売上高は前年比42%増の6023億1500万元(約12兆6291億円)、純利益は同80.7%増の300億4000万元(約6299億円)に達し、大幅な増収増益を達成した。 【写真】BYDのエントリークラスPHV「秦PLUS DM-i」の2024年モデル(同社ウェブサイトより) BYDの祖業は電池であり、EVやPHV(プラグインハイブリッド車)用の車載電池を自社で開発・生産するほか、社外にも販売している。また、スマートフォンの受託製造などのエレクトロニクス事業も手がけている。 事業分野別の業績を見ると、2023年の自動車および車載電池関連事業の売上高は4834億5300万元(約10兆1368億円)と、前年比48.9%増加。総売上高に占める比率は前年より3.7ポイント上昇し、80.3%に達した。エレクトロニクス関連事業の売上高は前年比20%増の1185億7700万元(約2兆4863億円)だった。 粗利率がテスラ超え 業績好調の最大の要因は、言うまでもなくEVとPHVの販売急増だ。BYDは2023年2月、エントリークラスの人気車種「秦PLUSシリーズ」のPHV版を10万元(約210万円)を切る価格で投入。これを皮切りに、価格水準を同じクラスのエンジン車並みに引き下げたEVやPHVを続々投入した。 それが起爆剤になり、競合他社のエンジン車から乗り換えるユーザーが続出。BYDはエンジン車の市場シェアを奪う格好で販売を伸ばし、2023年の販売台数は前年比67.8%増の302万4000台に達した。 販売拡大に伴う生産増加は、BYDに大きなスケールメリットをもたらした。決算報告書によれば、2023年の自動車関連事業の粗利率は23.0%と、前年より2.6ポイント上昇。これは自動車業界内で上位の水準であり、同年のテスラの粗利率(18.2%)を上回る。 中国の自動車市場では価格戦争が激化しており、完成車メーカーが粗利率を改善するのは容易なことではない。 BYDはEVやPHVの価格をエンジン車並みに引き下げた。写真は同社のエントリークラスPHV「秦PLUS DM-i」の2024年モデル(BYDのウェブサイトより) にもかかわらず、BYDは率先して価格を下げると同時に、収益力を高めることにも成功した。その秘密は、同社が車載電池の部材からEV・PHVの完成車まで一貫して手がける「垂直統合型」のビジネスモデルを作り上げたことにある。 BYDは中国のEV・PHVの最大手であると同時に、車載電池でも(寧徳時代新能源科技[CATL]に次ぐ)市場シェア第2位の大手だ。完成車と電池の両方で市場のプライスリーダーの地位にあることが、高い収益力の源泉になっている。 50以上の国・地域に進出 同社は潤沢なキャッシュフローを元手に、積極的な研究開発投資を続けている。2023年の研究開発費は395億7500万元(約8298億円)に上り、前年の2.1倍に拡大。研究開発部門の人員規模は、2022年の約7万人から2023年は約10万人に増加した。 中国の自動車市場でEV販売の伸びが鈍化するなか、BYDが次なる成長機会として注力するのが海外市場の開拓だ。中国汽車工業協会のデータによれば、同社の2023年の輸出台数は25万2000台と、前年の4.3倍に増加した。 決算報告書によれば、BYDは2023年までに(自動車大国である)日本やドイツを含む50以上の国・地域に進出した。さらにタイ、ブラジル、ウズベキスタン、ハンガリーなどに完成車工場を建設しており、一部はすでに稼働している。 (財新記者:戚展寧) ...
ヤマハ発動機販売は2024年3月14日、マイナーチェンジした新型「MT-09」を発表した。この新型は4月17日に発売される。 ヤマハ「MT-09 ABS」2024年モデルの特徴 YAMAHA MT-09 ABS 2024年モデル総排気量:888cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 シート高:825mm 車両重量:193kg発売日:2024年4月17日(水) 税込価格:125万4000円 マイナーチェンジ! ライディングポジションと装備、デザインを変更、カラーは3色 2014年のデビュー以来、ヤマハ・MTシリーズの中核を担ってきた「MT-09」。最大の個性ともいえる水冷DOHCの3気筒エンジンは、2021年のモデルチェンジで排気量を888ccにアップした。 誕生10周年の節目を迎えた2024年モデルはマイナーチェンジを受け、装備を充実。デザインを一新し、ライディングポジションも変更されている。この新型の開発コンセプトは“The Knight Horse(騎馬)”。従来モデル以上にスポーティな仕様となった。 画像1: ヤマハ「MT-09 ABS」2024年モデルの特徴 ...
タイに行ったのも何かの縁、今度はタイで開発されてインドで生産されたホンダのグローバルコンパクトSUV、WR-Vに乗れた。 ホンダのアジア開発拠点はタイにあり常時500人以上が常駐し、主にアジア市場向けの車両開発を行なっている。 後ろ姿もなかなか端正 ホンダのプラットフォームの考え方は柔軟で生産場所、需要に応じて異なる車種のプラットフォームを組み合わせて作られる。今回のインド生産のWR-Vは前半はフィットをベースにし、後半はインドネシア向けの3列シート車、BR-Vから作られた。フィットはセンタータンク方式だが、WR-Vもその名残で前席下が盛り上がっている。実際のタンクはBR-Vの位置、つまりリアシートの下に置かれた。 サイズはコンパクトとはいえ意外と大きく、4325×1790×1650mm(全長×全幅×全高)でホイールベースも2650mmと長め。ヤリスクロスよりひとまわり大きい。大柄なインド人でもゆとりをもって座れるサイズだ。以前インドに行ったときに見たクルマはいつも人で満載だったので納得だ。 エンジンはフィット用の1.5リッター+トルコン付きCVTで1230kgを走らせる。出力は87kW(118PS)/142Nmで余裕があるとは言えないが、日本での使用条件を考えると必要十分だ。 駆動方式はFFのみ。ハイブリッドの設定もない。シンプルに価格を抑え、そのかわりに安全装備やHonda SENSING、6エアバッグ、オートエアコン、7インチディスプレイなどフル装備だ。豪華じゃないがスタンダード以上の装備が備わる。 Zグレードの本体価格が234万9600円で装備の割には安価な価格設定だ。乗せてもらったZグレードはオプションのホンダコネクトや9インチナビ、ETCを装着しても268万8400円だった。 装着タイヤはブリヂストンのT005A。215/55R17でV規格でした。こちらもインド製 広いキャビンでは後席の前後長は少し短めでフラットだ。これも多人数で長時間乗るときには座りやすそうだ。インドでは後席の必需品、リアベンチレーターも標準装備だ。 後席のレッグルームは前後長はそれほどないが広くセンターアーム付き 前席は比較的ワイドでクッションストロークが大きい。質感は質素だが雑ではないのが好ましい。 大きなフロントシートからの視界はボンネットが見やすくスッキリしている 操作系もいたってシンプル。エアコンやオーディオ関係も迷わない。つまり取説を見なくても自分でもすぐに使えます。 加速時はエンジンが「頑張ってます!」とばかりによく回る。ノイズはそれほど大きくない。そういえばロードノイズも共鳴音が抑えられているので煩わしくない。 乗り心地は小さなショックは感じられるもののシートが吸収している。さらに大きな凹凸乗り越しではサスペンションがよく動いている感触だ。さすがに対角線での段差乗り越しでは少しバタバタするものの気にならない。ボディ剛性は硬いというよりもボディ全体でいなしているようで適度に前後がバランスしている印象だ。 間口の広いトランク容積は458Lでシートバックは6:4の可倒式 インド生産と言えばスズキが小型セダンのバレーノを逆輸入していたが、品質の高さに驚いたことがある。残念ながら現在は途絶えているがサプライヤーも含めてインドで自動車産業が着実に成長しているのを感じた。 それ以来のインド産の日本車、WR-Vは道具として使いこなせるタフさを感じた。上昇しているとは言え、まだ安い良質な労働力と新しい工場はこれからもアジア産の日本車が増えることを予感させる。正直、予測を超えた出来でした。
新型クラウンにアウトドア志向の特別仕様車が登場! トヨタは、2024年4月4日に「クラウンクロスオーバー」の特別仕様車「RS LANDSCAPE」を発売しました。 これまでのクラウンらしからぬアウトドア仕様とあって、多くのユーザーから注目が集まりそうですが、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。 ゴツい特別仕様車「RS LANDSCAPE」が設定された ゴツい特別仕様車「RS LANDSCAPE」が設定された 2022年から16代目となったクラウン。 【画像】「えっ…!」これが「クラウン?」 画像を見る!(30枚以上) 16代目では「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」「エステート」が用意されました。 なお第1弾として同年9月に発売されたのが「クロスオーバー」です。 そして2024年までに「スポーツ」「セダン」が発売され、2024年央以降には「エステート」も発売される予定となっています 「クロスオーバー」はセダンとSUVを融合させた新しいスタイルのクラウンです。 新時代のフラッグシップとして、ボディは流麗なセダンの雰囲気を残しつつも、車高が上がり力強い外観となっています。 さらに、新世代のトヨタ車を象徴する「ハンマーヘッド」モチーフのデザインがフロントに採用されています。 「全席特等席」をテーマとする室内は、アイランドアーキテクチャー構造により目線のぶれないフラットな操作部が特徴的です。 パワートレインは、2.4Lターボエンジンと新世代ハイブリッドを組み合わせた「デュアルブーストハイブリッドシステム」と、2.5Lエンジンとハイブリッドによる「シリーズパラレルハイブリッドシステム」の2タイプが用意されています。 ...
EUの警戒感 欧州連合(EU)が、中国EVメーカーに対する警戒感を強めているという報道が相次いでいる。安価な中国製自動車が欧州地域へ流入していることから、不当競争を危惧するEUが“相殺関税”を課そうする動きがあるためだ。 【画像】えっ…! これが60年前の「海老名SA」です(計14枚) 相殺関税とは、中国自動車メーカーが中国政府から受け取る補助金を関税で相殺して欧州車との価格差を埋めるものだ。 中国車へ輸入関税を課すことについては、欧州自動車メーカー間で温度差がある。中国企業との合弁で中国市場を重視しているフォルクスワーゲンをはじめ、メルセデスベンツやルノーなどはEUに対して公平な競争条件を求めるとして疑問を呈しているが、ステランティスは長年にわたって欧州自動車産業を保護することを訴えている。 このような欧州地域から中国車を締め出そうとする動きと逆行して、イタリア政府は中国自動車メーカーの工場誘致を積極的に推進している。彼らの狙いは一体どこにあるのか。 工場誘致への焦点 ステランティスのウェブサイト(画像:ステランティス) ブルームバーグは2024年2月下旬、イタリア政府が比亜迪(BYD)と接触したと報じた。3月に入ってからは、奇瑞汽車や長城汽車、MGモーターなどとも話し合いの場を持ったと伝えられている。 イタリア政府は自国の自動車産業の育成および発展を目指し、2023年に80万台に達しなかった自動車生産台数を130万台まで引き上げることを目標としている。 地元企業であるステランティスに対して、2030年までに年産100万台まで増産することを要請している。しかし同社は、自動車生産の一部を 「低コスト国」 に移管する方針を示唆しており、イタリア政府にとっては第二の柱となる自動車メーカーを自国へ呼び込む必要が生じている。 イタリア政府目標の年産130万台に対して、ステランティスを除いた残り30万台を埋めるための工場誘致に躍起になっており、このことが相次いで報道されている中国自動車メーカー各社との接触の背景にあることは明らかである。 イタリア政府との接触が報道されたBYDは、すでにハンガリーでの工場建設を公表しており、3年以内に新エネルギー車の生産を開始する計画で、欧州域内で二カ所目となる乗用車生産工場をイタリアに設置するかは極めて懐疑的である。 イタリア政府はまた、ベルリン工場の拡張計画が地元の投票で頓挫したテスラとも接触しているとも伝えられていて、実現性は不透明だが、テスラのギガキャスト設備サプライヤーのIDRA社もイタリアにあるため、可能性はゼロではないといえよう。 このように、イタリア政府が自ら掲げる年産130万台達成に向けて、イタリア国内に工場を誘致できる可能性がある自動車メーカーへのアプローチを重ねているのが現状である。 それでは、傘下に伝統的なイタリアの自動車メーカーのフィアットやアルフォロメロなどを配置するステランティスは、イタリア政府から年産100万台の要請を受けるなかで、どのような将来像を描いているのだろうか。 労使問題も浮上 ...
36号車 au TOM’S GR Supra 坪井翔選手 36号車 au TOM’S GR Supra 山下健太選手 39号車 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 関口雄飛選手 39号車 ...
スズキ“新型コンパクトミニバン“「エルティガ クルーズ ハイブリッド」に反響も スズキのインドネシア法人は、新型「エルティガ クルーズ ハイブリッド」をインドネシア国際モーターショー2024(以下IIMS2024)にて初公開しました。 日本で販売されていない海外専売車種であることもあり、日本のユーザーからは“熱望の声”が寄せられています。 これいいじゃん! スズキ新型「エルティガ クルーズ ハイブリッド」 これいいじゃん! スズキ新型「エルティガ クルーズ ハイブリッド」 【画像】超カッコイイ! スズキ新型「最上級コンパクトミニバン」を画像で見る(29枚) エルティガは、3列シート7人乗りのMPVで、日本でいうミニバンにあたります。海外市場では、インドネシアをはじめとした東南アジア、南アフリカなど幅広い地域で展開されています。 今回の発表では、スマートハイブリッドシステム(マイルドハイブリッド)を搭載した「エルティガ ハイブリッド」の最上級グレード「エルティガ ...
まるで「レクサス」!? シームレスなフロントマスクがカッコイイ! トヨタのフィリピン法人は2024年4月12日、新型「カローラクロス」を発表しました。 外装のデザイン変更などを中心としたマイナーチェンジを実施し、イメージを一新しています。 めちゃ精悍になった! フィリピンで発表されたトヨタ新型「カローラクロス 」 めちゃ精悍になった! フィリピンで発表されたトヨタ新型「カローラクロス 」 1966年以来グローバルで展開されるトヨタの世界戦略車「カローラ」シリーズに2020年に追加されたコンパクトSUVがカローラクロスです。 【画像】めちゃカッコいい! トヨタ新型「カローラクロス」を画像で見る(30枚以上) まずタイで発表されたあとグローバルで展開され、フィリピンにおいても同年デビュー。日本は遅れて2021年9月の発売でした。 ただし海外仕様と日本仕様では、フロントグリルやバンパー周りを中心としたデザインが大きく異なるのも特徴です。 4代目プリウスや他のカローラシリーズ同様に、カローラクロスは最新のTNGA「GA-C」プラットフォームをベースに開発され、先進運転支援機能「トヨタセーフティセンス」を装備します。 フィリピン仕様のパワートレインは、1.8リッターガソリンエンジンとモーターを加えた1.8リッターハイブリッドのみの設定で、燃費の良さやパフォーマンスの高さなどで支持を集めているといいます。 今回実施されたマイナーチェンジでは、先行して2024年2月8日にタイで世界初公開された新型に準じたデザイン変更などが実施されています。 エクステリアは、新デザインのLEDプロジェクターヘッドライト、LEDクリスタライズドヘッドランプ、シーケンシャルLEDフロントウインカーを採用し高級感を高めています。 ...
ジャパンモビリティショー2023で初公開されたカワサキの新型車「メグロS1」。2024年3月~4月のモーターサイクルショー2024でも舞台上に展示され、注目を集めていた。いま分かっていることをまとめてお伝えしよう。 文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健 カワサキ「メグロ S1」特徴 Kawasaki MEGURO S1 市販予定車発売時期:2024年秋頃予定 税込価格:未定 名車メグロSGの正統な後継機種! 2024年はメグロ100周年のアニバーサリーイヤー。そんな記念の年にカワサキが発売を予定しているのがメグロS1。2023年10月に開催されたジャパンモビリティショーにて先に発表されたモデルで、W800をベースとしたメグロK3に続く、新生メグロブランドの第二弾となる。かつて1960年代に軽二輪クラスにラインアップしていた「メグロSG」の正統な後継機種だ。 エンジンはジャパンモビリティショー2023で同時に発表されたトレールモデル、KLX230系の空冷シングルを採用していて、クランクケースはメグロらしい、丸みを帯びたものに変更。車体の骨格は2017年まで国内販売されていたエストレヤに似た構成となり、外装はメグロの伝統にのっとったブラックを基調としたもので、タンクは一部にメッキをあしらうなど、250ccクラスのモデルであることを感じさせないプレミアム感を演出しているのも特徴だ。 発売時期に関して、カワサキは2024年の秋に導入予定とモーターサイクルショー2024で発表した。軽二輪クラスの希少なトラディショナル系モデル、待ち望んでいるライダーも多いことだろう。 カワサキ「メグロ S1」各部装備・ディテール解説 空冷OHCシングルエンジンはKLX230系のもので、令和2年排出ガス規制に適合。クランクケースカバーは丸みを帯びたデザイン。 ブレーキキャリパーはニッシンのピンスライド2ポットとオーソドックス。撮影車両の装着タイヤはIRC製のGS-19だ。 ヘッドライトはLEDで、メーターケースには美しいメッキリングがあしらわれる。ウインカーはレトロな丸形の電球タイプ。 アナログ2連メーターは、文字盤のセンター部分をホワイトとし、スピードメーターの下部に「メグロ」ロゴをあしらっている。 ...
(ブルームバーグ): ドイツ自動車工業会(VDA)は、欧州連合(EU)による中国製電気自動車(EV)輸入への追加関税賦課は貿易戦争を引き起こしドイツの雇用を脅かす可能性があるとして、反対の姿勢を示した。 14日に中国入りしたドイツのショルツ首相は今週、習近平国家主席らと会談を行う予定。 VDAのヒルデガルト・ミュラー会長は独紙ウェルト日曜版に対し、「現行の中国とのビジネスは、ここドイツで多くの雇用を確保している」と指摘。「私たちの企業がこのところ記録的な金額で資金調達を行っているという変革も、この中心的な販売市場からの資金で捻出されている」と語った。 同氏は、中国製EVに有利な政府補助金を相殺するためEUが追加関税を課すことは、貿易摩擦が起きれば、直ちに悪影響を及ぼし、EUが掲げるEVとデジタル技術の促進という目標を脅かす恐れがあるとの見方を示した。 EUの執行機関である欧州委員会は先月、中国から輸入されるバッテリー式EV(BEV)が違法な補助金を受けているという「十分な証拠」があると判断したと発表。EUは、中国製EVの輸入を巡る問題が放置されれば、自動車メーカーは販売および生産水準の低下に見舞われる可能性があるとの懸念を示した。 関連記事 ショルツ独首相、中国入り-EV含め貿易巡る早急な行動促す方針EU、中国製EVへの相殺関税賦課に近づく-補助金の証拠「確認」で 原題:German Auto Lobby Says Tariffs on China EVs Would Threaten Jobs(抜粋) More ...
新型「ランドクルーザー250」は2024年前半に発売予定 トヨタ自動車が2023年8月に世界初公開した新しい250系の「ランドクルーザー」。日本では2024年前半の発売予定といいますから、まもなくなんらかのアナウンスがありそうです。 新型「ランドクルーザー250」は従来型「ランドクルーザープラド」の後継モデルです。“プラド”はレジャーシーンでも大活躍したモデルでしたから、新型「ランドクルーザー250」の居住性が気になる人も多いでしょう。そこで本記事では、「ランドクルーザー250」のキャビンの快適性についてチェックしてみました。 【画像】「えっ!…」トヨタ新型「ランドクルーザー250」はリアシートも快適です!(28枚) トヨタ新型「ランドクルーザー250」は、快適なセカンドシートと必要にして十分のスペースを確保した格納式サードシートを備える 「ランドクルーザー」は2024年に誕生73周年を迎えるトヨタのロングセラーモデルです。 歴代モデルにはいずれも「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」という使命が与えられ、人々の「暮らしを守る」役目を担ってきました。 まもなく発売される「ランドクルーザー250」は“原点回帰”をテーマに、「ランドクルーザー」シリーズの中での存在意義と価値を改めて見つめ直し、中核モデルとして誕生します。 これにより「ランドクルーザー」シリーズは、最新技術が常に導入され、シリーズのフラッグシップとして君臨するステーションワゴンの300系、優れた耐久性と走破性を備えたヘビーデューティモデルの70系、そして、優れた悪路走破性を核に扱いやすさと快適性を加味し、人々の生活を支えるライトデューティモデルの250系といった具合に、それぞれのモデルの個性がより明確になりました。 新型「ランドクルーザー250」は、従来型「ランドクルーザープラド」に対してプラットフォームから一新されました。 プラットフォームは、300系と同じラダーフレーム構造のGA-Fを採用。これによりボディサイズは、全長4925mm、全幅1980mm、全高1870mm、ホイールベース2850mmとなり、全長4950〜4985mm、全幅1980〜1990mm、全高1870〜1920mm、ホイールベース2850mmの300系に匹敵する大きさに成長しました。 ちなみに従来型「ランドクルーザープラド」との比較では、全長が100mm長く、全幅は95mmワイドに、さらに全高は20mm高く、ホイールベースは60mmプラスとなっています。 なお、2850mmというホイールベースは300系と同じもので、トヨタはこの数値を“卓越した悪路走破性を発揮するための黄金比”としていることから、新型「ランドクルーザー250」も優れた走破性を実現していることがうかがえます。 ●2列目シートは足元が広々。快適性も極上 ボディサイズの拡大に伴い、新型「ランドクルーザー250」はキャビンスペースが拡大。セカンドシートとサードシート乗員との間隔は66mm、サードシートからリアゲートまでの間隔は25mmそれぞれ拡大するなど、リアシートの居住性が大幅に向上しています。 フロア面が高いことから、セカンドシートはよじ登るようにしてに乗り込む必要があります。とはいえ、大きく開くリアドアや適度な位置に配置されたアシストグリップなどにより、乗り降りはさほど苦になりません。サイドステップが備わった仕様であれば、さらに楽に乗り込めるでしょう。 セカンドシートの足元スペースは、大人が足を組んで座われる広さが確保されています。背もたれにはリクライニング機構が備わっており、好みの角度に調整可能。前後に長い座面やソフトなクッションと相まって、座り心地は上々です。 グレードによって異なるでしょうが、今回チェックしたプロトタイプにはセンターコンソール後方にエアコンの操作パネルやスマホの充電などに使えるUSBポートを用意。セカンドシートの乗員に対する“おもてなし”装備も充実しています。 新型「ランドクルーザー250」には、3列シート仕様も設定されています。サードシートは格納機能が備わるせいか座面、背もたれともに短め。さらに、フロアから座面までの高さも低いため、座り心地はイマイチです。 とはいえ、大人が座れるだけのスペースは確保されているため、近い距離の移動など短時間の利用には十分使えそうです。 ...
レクサスの新型・高級SUVがまもなく日本上陸 レクサス新型「GX」がまもなく日本市場で発売される見込みです。 日本では初めて登場となるレクサスGXとはどんなクルマなのでしょうか。 【画像】まもなく日本初登場! レクサス新型「GX」を写真で見る(41枚) まもなく日本市場で発売される予定のレクサス新型「GX」 2002年に初代モデルが誕生した高級SUV、レクサスGXは、トヨタ「ランドクルーザープラド」をベースとする本格オフローダーです。2009年にフルモデルチェンジし2代目が登場、北米や中東市場など約30の国と地域で販売され、累計約54万台を販売しています。 新型GXは3代目となります。 全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mm、ホイールベース2850mmというボディサイズで、アプローチアングルを従来型に比べ5度立たせた26度フロントオーバーハングを20mm短くするなど本格オフローダーにふさわしいパッケージとしています。 新型GXは、車両開発コンセプトを「ザ・プレミアム・オフローダー」として、悪路から舗装路までクルマとともに過ごすさまざまなシーンで心高まる体験をするために進化を遂げています。 2002年の初代発売以来、はじめてプラットフォームを刷新。「LX」と同じ新「GA-F」プラットフォームを採用し、サイドレールとクロスメンバーの一部には、板厚や材質が異なる鋼材を適材適所に接合し、重量を増やすことなく強度と高い剛性を実現しています。 フレーム車でありながら、オンロード性能も向上。スッキリとした操舵感を提供するEPSや、応答性と安定性を高めるAVSの採用などによリ、減速・操舵・加速がシームレスに繋がる気持ちの良い走りをもたらし、本格オフローダーでありながらも「Lexus Driving Signature」を体現しています。 さらにオフロードの走破性とオンロードの操縦安定性を、高次元で両立するサスペンションを採用。フロントはハイマウントダブルウイッシュボーン式、リアはラテラルコントロールアーム付き4リンクリジッドを採用しています。 新型GXの気になる車両価格は? 新型GXは「ハイエンド×プロフェッショナル」をデザインキーワードとしています。 レクサス新型「GX」のインテリア(左ハンドル仕様) エクステリアは、レクサスの象徴でもあるスピンドルを塊で表現した「スピンドルボディ」とオフロード機能に根ざしたプロテクター形状を融合。リアではレクサスの新たなアイコンとしての一文字リアコンビネーションランプとレクサスロゴタイプを新型GXでも採用しています。 インテリアは森の中にたたずむモダンで快適な別荘をイメージしてデザインされました。新たなコックピットデザインの考え方「Tazuna ...
ドローン大手のDJI基礎的な自動運転の普及にソリューションを提供し始めた。 自動運転は電気自動車(EV)を購入する際の重要な考慮指標になりつつある。統計によると、中国の消費者が車を購入する際に考慮する要素として、自動運転関連機能は2021年には14位だったが、23年には5位にまで上がった。 ファーウェイ(華為技術)、小鵬汽車(Xpeng)、百度(バイドゥ)などの自動運転の先進企業が最先端の自動運転技術において激しく競争している一方で、ドローン大手のDJI(大疆創新科技)はそれに反して、基礎的な自動運転の普及にソリューションを提供し始めた。 3月17日の中国EV百人会フォーラムで、DJIオートモーティブ(大疆車載)はガソリン車、ハイブリッド車、EVのすべてに対応する「油電同智(ガソリン車にEV同様のインテリジェントソリューションを)」の概念を打ち出した。つまり、ガソリン車ユーザーにも先進的な自動運転ソリューションを提供し、ガソリン車でもEVと同じ自動運転体験ができるようになる。 すべてのユーザーに安全かつ快適な外出体験を提供へ 過去2年間のデータを見ると、中国では30万元(約600万円)以上のEVでは運転支援システムの搭載率はほぼ100%に近づいているが、20万元(約400万円)以下のEVとほぼすべてのガソリン車では搭載率はゼロに近い。 すべての車種に運転支援システムを搭載するために、DJIオートモーティブは7V+32TOPS運転支援ベーシック版、7V+100TOPS運転支援アップグレード版という2種類のソリューションを発表した。 ベーシック版の7V+32TOPS(七つのカメラ+32TOPD計算能力)の運転支援システムは基本的にガソリン車を含むほとんどの車種の高速道路NoA(Navigate on Autopilot)、自動駐車などの基本的な運転支援機能を実現できる。このシステムのコストは5000元(約10万円)程度だ。 アップグレード版の7V+100 TOPS(七つのカメラ+100TOPD計算能力)の運転支援システムは高精度地図に依存しない都市NoAを実現できる。このバージョンのコストも7000元(約14万円)程度と高くなく、ガソリン車にも適用されている。 NoAは応用シーン別に高速道路NoAと都市NoAに分けられる。高速道路の状況は比較的簡単で、23年の中国の乗用車の高速道路NoA浸透率は6.7%だった。都市道路の状況は比較的複雑で、都市道路NoAの浸透率は4.8%だった。 現在、宝駿の「悦也PLUS (Yep PLUS)」や奇瑞汽車(Chery)の「iCAR03」など、DJIオートモーティブの運転支援システムを搭載した車種は複数ある。また、今年の上汽フォルクスワーゲンの新型「ティグアンL」にはDJIオートモーティブの運転支援システムが搭載され、インテリジェント化の度合いが最も高いガソリン車になる見込みで、スマートコックピットの面でEVに匹敵するだけでなく、自動運転の面でも非常に優れたパフォーマンスを発揮する。 4月に開幕する北京モーターショーに登場する新型「邁騰(Magotan)」もDJIオートモーティブが提供する7V+100TOPSアップグレード版の運転支援システムを採用する。 今年、DJIオートモーティブの運転支援システムを搭載する車種は20種類以上となる見込みで、その中にはEVもガソリン車もある。(編集/CL)
(左から)ホンダS2000、いすゞ ピアッツァ、シトロエンBXが横浜赤レンガ倉庫に映えた【写真:ENCOUNT編集部】 いすゞ ピアッツァ、ホンダS2000、シトロエンBXの個性派オーナー 横浜赤レンガ倉庫で初のカーイベント成功 クルマが大好きな20代の若者たちの“思い付き”は、夢に終わらなかった。横浜赤レンガ倉庫に100台超が集まるカーイベントが実現したのだ。35歳以下の若きオーナーたちが集結。自慢の愛車を見せ合い、情熱と喜びを分かち合った。主催者の3人はそれぞれ、いすゞ ピアッツァ、ホンダS2000、シトロエンBXを駆るこだわり派。地元・横浜でメモリアルなイベントを成功させた“愛好家トリオ”に、熱い思いを聞いた。(取材・文=吉原知也) サーブ、ポルシェ、ロータスといったひと味違う欧州車から、ホンダ・インテグラ、日産・180SXといった往年のスポーツカー、懐かしセダンのトヨタ・クレスタ、セルシオ、クラウン、日産サニーまで。“U35”が乗るにはいい意味でギャップのある名車たちがそろいにそろった。3月20日に行われた「YOKOHAMA CAR SESSION―若者たちのカーライフ―」は、愛好家や観光客ら多くの一般来場者も駆け付け、大盛況となった。 「横浜のこのロケーションで、みんなが楽しんでくれて、本当にうれしいです。約1年前、イケア港北の駐車場で、『やってみない?』と思い付いて、こうして実際に赤レンガで実現することができました。夢を夢で終わらせずに、行動に移す。すると必ず結果がついてくる。このことを改めて実感しました」。発案者で、26歳の後藤和樹さんは万感の思いを語った。 デザイナーの後藤さんが22歳で買った人生初マイカーは、1983年式のピアッツァ。高いデザイン性にほれ込み、おしゃれな内装は40年前とほぼ同じ状態をキープしている。「大事に保管しておくより、日常的に乗るのが僕のスタイルです」と、どこへ行くにも相棒を走らせている。 そんな後藤さんの情熱にほだされたのが、カーイベント開催経験のある2人の友人だ。この2人の愛車物語も非常にユニークだ。 29歳で、93年式のシトロエンBXに乗る本田浩隆さんは、免許を取ってから、独自性にあふれるこの車種一筋で乗っている。 最初に買ったBXが総走行距離24万キロになり、買い替えを決断した。人生で2台目のBXには、数奇な出会いを果たす。車検が切れて置いてあった個体を譲り受けることになったのだ。「お金はないですが、余力はいっぱいあるので(笑)」。自らオーバーホールをするなど、時間をかけて直して修復を重ね、2020年9月に完了。公道復帰を実現させた。最近もミッションを載せ替えるなど、自分の手で丁寧にメンテナンスを施している。 後藤さんとは、“クルマ愛好家の聖地”として知られる大黒PA(パーキングエリア)で知り合った。互いの愛車を見て、気になるクルマだったことから声をかけ、意気投合した。今回の赤レンガのカーイベントの運営に深く携わった。 愛車BXと共に歩んでいく今後。「昔のウイスキーのCMじゃないですが、『少し愛して、長く愛して』のイメージで乗っていきたいですね。街を走っていて、あのクルマはボロだなと思われないような程度に維持して、いつまでも楽しく乗っていきたいです」。あまり肩に力を入れない自分らしいカーライフを思い描く。 もう1人の主催者で28歳の甲野大輔さんは、他の2人が所有するネオクラ車とは打って変わって、国産オープンスポーツカーに乗っている。ホンダS2000 後期型AP2だ。しかし、もともとは“海外スポーツカーマニア”だったというのだ。 「アルファロメオのスパイダーから乗り始めて、10数台乗り継ぎました。以前はハイパワーで速いクルマを求めていました。コルベットC5に乗っていた時に、『自分は気持ちよくカーブが曲がれるクルマの方がいい』と感じるようになったんです。改めて自分の乗りたいクルマを見つめ直した時に、以前先輩の愛車で運転させてもらったことのあるS2000やマツダ・ロードスターがいいなと思うようになりました」 ...
SUZUKI「V-Strom650」「V-Strom650XT」 税込価格:95万7000円(XTは100万1000円) 全長×全幅×全高:2275×835《910》×1405mm ホイールベース:1560mm シート高:835mm 車両重量:212kg《215》kg ※《 》内はXT ※写真はXT ロングセラーとなっているミドルアドベンチャーツアラー「Vストローム650」は、街中から高速道路、山岳路にいたるまで、走る道を選ばず長距離ツーリングを快適に楽しむことをコンセプトに開発されたオールラウンドモデル。 高回転域までのスムーズな出力特性が特徴の645cc水冷Vツインエンジンを、アルミ製のツインスパーフレームに搭載し、2段階から選択可能なトラクションコントロールを採用。 高さを3段階に調整できる大型可変ウインドシールドや液晶のメーターパネル下に12Vアクセサリーソケットなど装備も充実。モデルバリエーションはスタンダードとXTの2グレードで、外観上の違いは、Vストローム650がキャストホイール、650 XTはワイヤースポークホイールを装着する。ホイール径やタイヤサイズは共通だ。さらにXTは、アンダーカウルやナックルガードも標準装備する。 新排出ガス規制に適合した2022年モデルでカラー変更を受けた。さらに2024年2月には最新カラーが登場。カラーバリエーションは、スタンダードが2色、XTが3色ラインアップする。 カラーバリエーション V-Strom650 ABS V-Strom650 XT ABS ...
モーターサイクルショー2024のヤマハブースでは、新型車「XSR900GP」が注目を集めていた。外装キットを装着したモデルも展示され、発売の準備は整っている様子だ。現時点で分かったことをお伝えしよう。 文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸 ヤマハ「XSR900GP」特徴 YAMAHA XSR900GP モーターサイクルショー2024 参考出品車発売日:未定 税込価格:未定 1980年代を偲ばせるアクセサリー車も公開! ヤマハのスポーツヘリテージシリーズのトップモデルであるXSR900シリーズに加わった魅力的な派生モデルが「GP」。1980年代のグランプリシーンで培ってきたレースの歴史とその精神を表現したモデルで、世界GPを戦ったレーサー・YZR500をオマージュしたスタイリングが特徴。ナックルガードを備えた、往年を偲ばせる懐かしいデザインのハーフカウルが印象的だ。 折しもデルタボックスフレームが登場してから40周年を迎える記念の年に誕生したGPだが、ヤマハのレーシングスピリットを感じながら爽快な走りを楽しみたい、というコンセプトの元、基本メカニズムはXSR900のものを受け継いでいるが、フレームはエンジン懸架のブラケットの肉厚を変更するなど、剛性バランスをチューニング。スタンダードのXSRとはまた違った走りのキャラクターに仕立てている。 そして今回のモーターサイクルショーでは、ワイズギアから2台の外装キット装着車も登場。欧州でオプション扱いになっているアンダーカウルをセットしてフルカウルとした上で、1984年に登場して絶大な人気を誇ったFZ400Rと、同じく1984年に登場した究極のGPマシンレプリカ・RZV500Rを思わせるグラフィックを施して話題となった。ノーマル、アクセサリー装着車、いずれも市販が楽しみだ。 ヤマハ「XSR900GP」各部装備・ディテール解説 MT-09譲りのCP3エンジンは119PSを発揮。クイックシフター、スリッパークラッチに加えて、合計5種類のライディングモードも搭載される。 前後ホイールはレッド仕上げ。タイヤはブリヂストンの最新ハイグリップタイヤ、バトラックスS23を標準装着する。 ナックルガードを備えたカウルはYZR500を彷彿させる。ヘッドライトはプロジェクタータイプのLEDで、小ぶりだが明るさは十分。 アッパーカウルステーは1980年代のスポーツモデルを思わせる形状。カウルの固定にはベータピンを使う、徹底したこだわりぶり。 メーターは5インチカラーTFTに変更。表示モードは4種類あるが、写真の「アナログ」モードは指針の動きにまでこだわった力作。 シングルシート風だが、実際はシートカバーで、折り畳み式のタンデムステップも備える。このシートカバーはアクセサリー設定となる模様だ。奥に覗くのはLEDテールランプ。 ...
「これが、これからの電気自動車のベンチマーク!」by 藤原よしお これがメルセデスAMG EQE53 4マチック・プラス SUVに試乗したモータージャーナリストの本音だ!! 今年もやりました「エンジン・ガイシャ大試乗会」。2024年、大磯大駐車場に集めた注目の輸入車36台にモータージャーナリスト36人が試乗! 良いモノ感がじわっと沁みてくるメルセデスAMG EQE53 4マチック・プラス SUVに乗った藤原よしおさん、生方聡さん、嶋田智之さんの本音やいかに? 【写真9点】「これが、これからの電気自動車のベンチマーク!」by 藤原よしお これがメルセデスAMG EQE53 4マチック・プラス SUVに試乗したモータージャーナリストの本音だ!!の詳細画像をチェック 「内燃機からのスムーズなBEV移行がしたいという人に最適」藤原よしお 正直に言って驚いた。BEVというと、ロケットのような加速力があってメチャクチャ速いんだけど、クルマ全体の妙な重さは払拭できなくて、ハンドリングもどこか人工的でダイレクト感に乏しく自動車というより家電的……という先入観があったし、実際に乗ってもそういうクルマが多かった。でもEQE SUVはその真逆。 確かにアクセレレーターを思いっきり踏めば速いのだけれど、すべての動き、感触がとってもナチュラル。車重は2.7トンもあるけど、EQS SUVのような自らの重さを制御しきれないチグハグ感もなく、ハンドリングも乗り心地もスッキリと爽やか。 特にゆっくり、ゆったりクルージングしてみると、クルマ全体の手触りの良さ、耳馴染みの良さ、良いモノ感がじわっと沁みてくる。さすが内燃機自動車の祖として1世紀以上積み上げてきた「クルマ作り」の勘所は、電気になっても健在。 ...
「合成樹脂をうまく使った機能主義的なインテリアのデザインは最高!」by 小川フミオ これがフォルクスワーゲンID.4ライトに試乗したモータージャーナリストの本音だ! 今年もやりました「エンジン・ガイシャ大試乗会」。2024年、大磯大駐車場に集めた注目の輸入車36台にモータージャーナリスト36人が試乗! 先祖帰りしてRRで登場した最新のEVワーゲン、ID.4に乗った飯田裕子さん、小川フミオさん、田中誠司さんの本音やいかに? 【写真8点】「合成樹脂をうまく使った機能主義的なインテリアのデザインは最高!」by 小川フミオ これがフォルクスワーゲンID.4ライトに試乗したモータージャーナリストの本音だ!の詳細画像をチェック 「ビートルにも通じる実用車へのこだわり」飯田裕子 2022年11月に日本導入されたVW ID.4。私はこのID.4を初試乗したときから、VWの国民車構想(1934年)にも通ずる“実用車”へのこだわりが感じられ、かつての初代ビートルとは色々違うけれど、ID.4のVWらしさにホッコリしたのだった。 床下にバッテリーを敷く後輪駆動のID.4は大型SUV並みの広い室内空間が得られ、比較的小回りも得意。 またハンドリングも前輪駆動のゴルフのスムーズさとも異なり、BEV+後輪駆動のID.4は加速性能に優れ、フロントが軽く低重心でフラット。ライン・トレースが楽で、スイスイ、キビキビぶりは運転のし易さに繋がる。 ダッシュボードの実際の奥行きの物理的な長さをデザインで感じさせない(車輌感覚の善し悪しに響く)テクニックも実は素晴らしい。 航続距離を618kmに延ばした上位グレードはプロ、普及グレードは435kmのライト。BEVの価格は割高な印象があるし他ブランドにはより廉価なモデルもあるけれど、ライトはゴルフGTIとほぼ同価格(514万円)。充電&走行実用性が合えばVWのBEVという選択肢もアリ。 日本仕様のID.4の外装色はブラック・メタリックを除き、上位グレードのプロはデュオ・トーンの塗り分けだが、今回の試乗車である普及グレードのライトは単一色となる。またホイールもプロが20インチが標準になるのに対しライトは18インチであったり、電動シート、ガラス・ルーフの有無など装備の差がある。 「知的という評価がよく似合う」小川フミオ どんどん進化している、というのがID.4の印象です。 今回特筆したいのは、乗り心地がうんとよくなったこと。導入時のモデルは、足まわりがちょっとドタバタしていて、路面のうねりの影響を受けがちでした。最新のID.4はけっこう落ち着いた乗り味に。私は2023年秋にドイツで改良されたID.4に乗って感心しましたが、それとおんなじ印象です。低重心でカーブを曲がるときも安定的。 トルクもたっぷりあって、乗りやすさが身上です。本国では“IQ.DRIVE”っていうほとんど自動運転の機能もあってすごいんですが、日本では認可されていません。 もう1つ、私がID.4で好きな点は、インテリアの仕上げ。デザインと素材選びで質感を追求しています。とりわけダッシュボードのシンプルな造型感覚は最高。レザーやウッドなど古典的な素材で高級感を出すのでなく、合成樹脂をうまく使った機能主義的なデザイン。ジャーマン・デザインの真骨頂とされる、ディーター・ラムスがディレクターを務めていた時代のブラウンを彷彿させます。知的という評価がよく似合うクルマ。そうそうありません。 「EVだからこそ開拓できた境地」田中誠司 リアエンジン・リアドライブ(RR)のビートルことタイプIから、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)のゴルフへ一気にシフトして世界の実用車のスタンダードとなったVWは、電気自動車のID.4でふたたびRRへ転じて世界を驚かせた。 ...